【歴代声優一覧】ねずみ男を演じた5人の声優とシリーズの変遷

目次

ねずみ男は、1968年に始まったテレビアニメ第1期から第6期まで、時代ごとに異なる声優が演じてきた。長い歴史の中で担当声優が変わっても、金もうけ好きで口が達者、どこか憎めないという基本的なキャラクター像は受け継がれている。

第1期から第6期までの担当声優

ゲゲゲの鬼太郎ねずみ男

東映アニメーションの公式作品情報とシリーズヒストリーをもとに、テレビアニメの歴代キャストを整理した。

シリーズ 放送時期 ねずみ男の声優 第1期 1968~1969年 大塚周夫 第2期 1971~1972年 大塚周夫 第3期 1985~1988年 富山敬 第4期 1996~1998年 千葉繁 第5期 2007~2009年 高木渉 第6期 2018~2020年 古川登志夫

大塚周夫:初代から第2期までを支えた声

大塚周夫は、第1期と第2期のねずみ男を担当した声優である。1968年に始まったテレビアニメの初期からキャラクターの声を担い、ねずみ男の基本的なイメージを形作った。

ずる賢さ、調子のよさ、欲深さを感じさせる演技は、初期のねずみ男を語るうえで重要な要素だ。第1期の鬼太郎役だった野沢雅子との掛け合いも、初期シリーズの魅力の一つになっている。

富山敬:第3期で新たな表情を加えた声

第3期では富山敬が担当。1985年から1988年にかけて放送されたシリーズで、鬼太郎役は戸田恵子だった。

第3期は人間と妖怪の共存というテーマを持ち、天童ユメコなど人間側の登場人物にも存在感がある。ねずみ男も、鬼太郎の仲間であると同時に、物語をかき回す存在として活躍した。

千葉繁:第4期で30周年を迎える歴史的な担当者

第4期では千葉繁がねずみ男を担当した。シリーズの放送期間は1996年から1998年まで。鬼太郎役は松岡洋子だった。

千葉繁は、ねずみ男役としての出演が長く記憶されている声優の一人だ。2026年は第4期の放送開始から30周年に当たり、東映アニメーションは記念の描き下ろしビジュアルを発表している。

高木渉:第5期で演じたねずみ男

2007年から2009年まで放送された第5期では、高木渉が担当した。鬼太郎役は高山みなみ、ねこ娘役は今野宏美である。

第5期は全100話で構成され、妖怪四十七士などシリーズ独自の設定も盛り込まれた。ねずみ男も、鬼太郎ファミリーとの関係を保ちながら、独自の騒動を引き起こすキャラクターとして登場している。

古川登志夫:第6期で受け継いだ役柄

第6期では古川登志夫がねずみ男を担当した。鬼太郎役は沢城みゆき、目玉おやじ役は野沢雅子というキャスト構成で、2018年から2020年まで全97話が放送された。

古川登志夫は、長年演じてみたいと考えていた役だったことを東映アニメーションのキャストコメントで語っている。歴代の演者が築いてきたキャラクター像を受け継ぎながら、第6期の世界観にねずみ男を登場させた。

なお、2026年11月の「ゲゲゲ忌2026」では、第6期関連の上映会・トークショーに古川登志夫が登壇する予定となっている。キャラクターだけでなく、演じた声優にも改めて注目が集まる機会だ。

【2026年最新情報】ねずみ男と『ゲゲゲの鬼太郎』の現在

第4期放送30周年で千葉繁にも注目

2026年は『ゲゲゲの鬼太郎』第4期の放送開始から30周年に当たる。

東映アニメーションは2026年10月22日、第4期放送30周年を記念した新規描き下ろしビジュアルの公開を告知した。第4期でねずみ男を演じた千葉繁も、この記念企画と関係の深い出演者の一人である。

さらに、東映アニメーションが発表した「ゲゲゲ忌2026」のイベントプログラムには、11月28日に第4期を特集する上映会とトークショーが予定されている。ゲストには、ねずみ男役の千葉繁、ねこ娘役の西村ちなみ、第4期のシリーズディレクター西尾大介らが名を連ねている。

ゲゲゲ忌2026では第5期・第6期の声優も登壇

2026年11月18日から30日まで、東京都調布市では「ゲゲゲ忌2026」が開催される。

このイベントは、水木しげるの功績をたたえ、命日の11月30日にちなんで毎年実施されている。2026年は歴代アニメシリーズを振り返る特別上映会やトークショーが企画されている。

ねずみ男に関係する主な予定は次のとおりだ。

- 11月22日:第6期デー

古川登志夫(ねずみ男役)、沢城みゆき(鬼太郎役)、庄司宇芽香(ねこ娘役)、藤井ゆきよ(犬山まな役)らが登壇予定。

- 11月28日:第4期デー

千葉繁(ねずみ男役)、西村ちなみ(ねこ娘役)らが登壇予定。第4期の放送30周年を記念した企画となる。

- 11月30日:第5期デー

高木渉(ねずみ男役)、高山みなみ(鬼太郎役)、今野宏美(ねこ娘役)らが登壇予定。

また、10月30日には「ゲゲゲ忌2026」の公式グッズラインナップも発表された。第1期から第6期までの関連商品に加え、第4期キャラクターデザインを担当した姫野美智による描き下ろしグッズも展開される。

販売期間は11月18日から30日までで、調布PARCOの東映アニメーションPOP UP STOREなどが販売場所として案内されている。

2026年に改めて見えてくるねずみ男の価値

2026年の公式企画で興味深いのは、特定の新作シリーズだけでなく、第1期から第6期までの歴史を横断して取り上げていることだ。

ねずみ男は、時代によってアニメの表現や社会背景が変わっても、作品の中で独自の立ち位置を維持してきた。金銭欲、怠惰、裏切り、話術といった基本的な性格は、シリーズを超えて認識されている。

一方、鬼太郎との距離感や周囲の妖怪との関係は、各シリーズの物語に応じて変化する。歴代声優の演技を比較しながら見ることで、同じキャラクターでも時代ごとに異なる魅力があることが分かる。

2026年11月1日時点で確認できる最新の公式情報では、こうした歴代作品の記念企画や上映イベントが中心となっている。第7期の放送開始や新たなねずみ男役の声優について、確定した公式発表があったとする情報とは区別しておきたい。

【よくある質問】ゲゲゲの鬼太郎のねずみ男に関するFAQ

Q1:ねずみ男の正体は何ですか?

A1:人間と妖怪の間に生まれた半妖怪です。水木しげるの設定に関する記録では、二、三百年前に誕生した存在とされています。

Q2:ねずみ男はなぜあんなに臭いのですか?

A2:怠け者で不潔な生活を送っているというキャラクター設定が理由です。強烈な口臭や放屁も特徴で、物語では敵をひるませる武器として扱われます。

Q3:ねずみ男と鬼太郎は本当に親友ですか?

A3:ねずみ男自身は鬼太郎の大親友を自称しています。ただし、金もうけのために鬼太郎を裏切ることもあり、単純な親友関係ではありません。対立と協力を繰り返す腐れ縁に近い関係です。

Q4:ねずみ男の歴代声優は誰ですか?

A4:テレビアニメ第1・2期は大塚周夫、第3期は富山敬、第4期は千葉繁、第5期は高木渉、第6期は古川登志夫です。

Q5:2026年現在のねずみ男の声優は誰ですか?

A5:第6期のねずみ男を演じたのは古川登志夫です。新しいテレビシリーズの担当声優が発表されたという情報とは区別する必要があります。

Q6:ねずみ男の最大の弱点は何ですか?

A6:正面からの戦闘力に頼りにくいことや、臆病で保身的な性格が弱点です。また、ねこ娘を苦手としていることも公式キャラクター紹介で説明されています。

まとめ:ねずみ男は『ゲゲゲの鬼太郎』に欠かせない人間臭い妖怪

ねずみ男は、人間と妖怪の間に生まれた半妖怪であり、金もうけと権力を好む欲深いキャラクターだ。怠け者で不潔、嘘つきで裏切り者という欠点を数多く持ちながら、強烈な口臭や放屁、話術を武器に独自の存在感を発揮している。

鬼太郎との関係も単純ではない。利益のために敵対することもあれば、協力して事件に立ち向かうこともある。裏切りと友情が同居する関係は、作品に笑いだけでなく、人間関係の複雑さも与えている。

歴代声優も、大塚周夫、富山敬、千葉繁、高木渉、古川登志夫と受け継がれ、各時代の作品にねずみ男の個性を刻んできた。

2026年は第4期の放送30周年に当たり、「ゲゲゲ忌2026」では歴代声優や関係者によるイベントも予定されている。シリーズを振り返る絶好の機会だ。

ねずみ男を楽しむ際に注目したいのは、単に悪事を働く嫌な妖怪として見るのではなく、なぜ彼が欲望に忠実なのか、なぜ鬼太郎との縁が切れないのかという点である。正義のヒーローとは違う、人間の弱さや滑稽さをそのまま映し出す存在。それこそが、水木しげるが生み出したねずみ男の普遍的な魅力なのだ。