【母親の現在】旧統一教会への信仰は続いている?2026年最新情報
山上被告の母親について、現在の状況を考えるうえで最も重要なのが、2025年11月に奈良地裁で行われた証人尋問です。
母親は11月13日の第7回公判に弁護側証人として出廷し、現在信仰している宗教を尋ねられると、次のように答えました。
世界平和統一家庭連合です。
これは、母親が事件後に旧統一教会への信仰を失ったわけではないことを示す証言でした。
さらに、母親は信仰生活について、神様のために本を読んで過ごしているという趣旨の説明もしています。
事件発生から3年以上が経過しても、宗教への帰属意識が残っていたことが分かります。
伯父が明かした母親の近況

母親の生活状況については、山上被告の父親の兄にあたる伯父の証言も参考になります。
2025年7月8日、スポニチの取材に応じた伯父は、母親と現在も会う機会があると説明しました。
その際、母親について、教団の経典を今も読んでいるようだと語っています。
伯父は、母親が若くして両親や夫を亡くしたことにも触れ、何かにすがりたくなる心情について理解を示しました。
ただし、この取材は2025年7月時点の情報です。2026年10月現在の居住地、仕事、収入、日常生活について、同程度に具体的な新しい報道は確認できません。
2023年7月の日刊スポーツの報道では、母親は奈良県内で一人暮らしをしており、生活に困窮していると伯父が説明していました。しかし、この情報を2026年現在の状況として扱うことはできません。
2026年6月、旧統一教会には解散命令が確定
母親の信仰を考えるうえで、2026年には教団をめぐる大きな法的変化もありました。
2025年3月25日に東京地裁が出した解散命令について、東京高裁は2026年3月4日に教団側の即時抗告を棄却しました。
さらに、最高裁は同年6月22日付で教団側の特別抗告を棄却。解散命令をめぐる一連の司法手続きが終結しました。
これにより、世界平和統一家庭連合は宗教法人としての解散・清算手続きに入っています。
ただし、ここで注意したいのは、宗教法人の解散と個人の信仰の終了は別の問題だという点です。
教団が宗教法人として解散したからといって、信者個人の信仰心まで自動的になくなるわけではありません。
山上被告の母親についても、2025年11月の公判で明らかになった信仰の状況と、2026年6月以降の個人的な信仰生活は分けて考える必要があります。
【献金総額1億円】母親はなぜ多額の献金を続けたのか
山上被告の家庭環境を理解するうえで避けて通れないのが、母親による旧統一教会への献金です。
2025年10月28日の初公判で弁護側は、母親が教団に献金した総額について約1億円と説明しました。
その後の母親本人の証言でも、献金の経緯が具体的に明らかになっています。
1991年に入信した経緯
母親が旧統一教会に入信したのは1991年ごろです。
毎日新聞などの報道によると、入信の背景には夫の死や長男の病気など、家庭が抱えていた問題がありました。
夫を亡くした後、家族の将来に不安を抱えていた時期に、教団の信者が自宅を訪れたことが入信のきっかけになったとされています。
母親は2025年11月の公判で、入信後の献金についても説明しました。
生命保険金や不動産売却による献金
母親の証言では、入信から半年余りの間に、最初の2000万円と、その後の3000万円を合わせて約5000万円を献金したとされています。
さらに、祖父の死後には自宅を売却し、4000万円余りを献金したと証言しました。
献金の原資については、夫の生命保険金や不動産などが関係していました。
教団に財産をささげることが家族の生活よりも優先されていたことが、公判でのやり取りから浮かび上がっています。
献金の返金はどうなった?
献金については、返金の事実も明らかになっています。
2025年11月18日の公判で、毎日新聞は教団から約5000万円が返金されていたことを報道しました。
検察側は法廷で返金に関する合意書を示し、毎月30万~40万円が返金されていたと指摘しています。
母親は返金について認める一方、献金を返してもらうことには心苦しさもあったと説明しました。
ここで整理したいのは、約1億円という数字は公判で示された献金総額であり、約5000万円の返金があったからといって、献金の経緯や家庭への影響が帳消しになるわけではないということです。
【公判証言】「私が加害者」母親が語った後悔と脱会への回答
2025年11月18日の第8回公判では、母親が事件の原因や自分自身の責任について語りました。
弁護側から、山上被告が事件を起こした原因をどのように考えているか尋ねられると、母親は次のように述べています。
私が加害者だと思います。
さらに、献金をしたり子どもたちをほったらかしにしたりして、教会に尽くせば家庭がもっとよくなると思っていたという趣旨の説明をしました。
これは、母親自身が家庭への影響を認識していたことを示す重要な証言です。
献金への後悔はあったのか
母親は、献金を一生懸命すれば家庭がよくなると考えていたことについて、間違いだったと振り返りました。
また、子どもたちを十分に顧みなかったことについても申し訳なかったと述べています。
しかし、過去の献金や家庭環境への後悔と、宗教そのものから離れる意思は必ずしも一致しません。
この点が、母親の証言で特に注目された部分です。
母親は旧統一教会を脱会するつもりなのか
弁護側は母親に対し、教団から脱会できるかどうかを質問しました。
これに対して母親は、
今ここでは答えられません。
と回答しました。
別の尋問では、できれば今の形で続けたいという趣旨の発言も報じられています。
つまり、息子への謝罪や献金への反省を口にしながらも、信仰を捨てるという明確な意思表示はしていません。
「てっちゃん、ごめんね」と息子に謝罪
証人尋問の終盤、母親は山上被告に向かって謝罪の言葉を伝えました。
テレビ朝日系の報道によると、母親は「てっちゃん、ごめんね」と呼びかけています。
山上被告は一瞬母親に目を向けたものの、その後は再び下を向いたと伝えられました。
この場面は、母親と息子の関係が事件後も複雑なままであることをうかがわせるものでした。
【関係者の証言と時系列】母親・山上被告・伯父の関係を整理
母親の現在を正しく理解するには、本人の証言だけでなく、伯父や妹、裁判所の判断も含めて時系列で見る必要があります。
| 時期 | 関係者・出来事 | 確認された内容 |
|---|---|---|
| 1991年ごろ | 母親 | 旧統一教会に入信したと公判で説明 |
| 1990年代 | 母親・伯父 | 生命保険金や不動産を原資とする多額の献金 |
| 2002年 | 伯父の説明 | 母親が自己破産したと過去の取材で証言 |
| 2022年7月8日 | 山上被告 | 安倍晋三元首相銃撃事件が発生 |
| 2023年7月 | 伯父 | 母親の生活困窮について取材で説明 |
| 2025年7月8日 | 伯父 | 母親が今も教団の経典を読んでいる様子を説明 |
| 2025年11月13日 | 母親 | 公判で現在も旧統一教会を信仰していると証言 |
| 2025年11月18日 | 母親 | 「私が加害者」と述べ、脱会について明確な回答を避ける |
| 2026年1月21日 | 奈良地裁 | 山上被告に無期懲役判決 |
| 2026年2月4日 | 弁護側 | 大阪高裁に控訴 |
| 2026年10月1日 | 弁護側 | 大阪高裁に控訴趣意書を提出 |
この時系列から分かるのは、母親の信仰と献金の問題が、事件発生後も公判で重要な論点として扱われてきたことです。
また、伯父は親族として山上被告の支援を考えてきた人物でもあります。日刊スポーツの2024年の取材では、被告が将来社会に戻る場合の支援体制を考えていると語っていました。
一方、妹も2025年11月の公判で証言し、母親の宗教活動が家庭生活に与えた影響について語っています。
母親だけの説明で家庭の全体像を判断するのではなく、家族それぞれの証言を照らし合わせることが重要です。
【2026年最新】無期懲役判決・控訴と母親への影響
母親の証言が注目された裁判は、2026年1月21日に大きな節目を迎えました。
奈良地裁は山上徹也被告に対し、検察側の求刑通り無期懲役を言い渡しました。
2026年1月21日、奈良地裁が無期懲役判決
裁判の大きな争点は、母親の旧統一教会への入信や多額の献金によって形成された宗教2世としての生い立ちを、刑罰の判断にどの程度反映するかでした。
弁護側は、家庭環境や宗教的な問題が被告の人生に深刻な影響を及ぼしたとして、懲役20年以下が相当だと主張しました。
一方、検察側は、重大な殺人事件の責任を重く見るべきだとして無期懲役を求刑しました。
奈良地裁は、被告の生い立ちが事件の背景や遠因になったことは否定できないとしながらも、犯行の意思決定に大きな影響を与えたとは認められないと判断しました。
その結果、無期懲役判決となりました。
2026年2月4日に控訴
弁護側は判決を不服として、2026年2月4日に大阪高裁へ控訴しました。
そして、同年10月1日には控訴趣意書を提出しています。
共同通信の報道によると、控訴審でも量刑や不遇な生い立ちがどの程度影響したかが争点となる見通しです。
10月1日時点で控訴審の具体的な公判日程は決まっていません。
このため、母親の証言が控訴審でどのように評価されるかについても、今後の司法判断を待つ必要があります。
母親の現在と控訴審はどう関係する?
控訴審で中心となるのは、山上被告の刑事責任や量刑に関する判断です。
母親の信仰生活そのものが刑事裁判の直接的な審理対象になるわけではありません。
ただし、母親の献金や家庭環境に関する証言は、被告の生い立ちを理解するための背景事情として引き続き注目される可能性があります。
【プロの結論】母親の現在を判断するうえで見落とせない3つのポイント
山上被告の母親について、2026年10月時点で押さえておきたいポイントは3つあります。
1つ目は、信仰と反省が同時に存在していることです。
母親は息子への謝罪や献金への後悔を口にしました。しかし、旧統一教会への信仰をやめるとは明言していません。後悔していることと脱会することは、同じ意味ではありません。
2つ目は、2026年の教団解散と個人の信仰を混同しないことです。
世界平和統一家庭連合は2026年6月に解散命令が確定しました。しかし、母親個人が信仰を続けているかどうかは、別途本人の発言や確認された報道によって判断する必要があります。
3つ目は、母親の現在の生活状況について、情報の時点を区別することです。
伯父の2025年7月の証言や、同年11月の公判証言は重要な資料です。一方、2026年10月現在の居住地や仕事、経済状況などを断定できる新しい公表情報は見当たりません。
事件の背景にある宗教問題、家庭環境、本人の刑事責任は、それぞれ異なる問題として考える必要があります。
【山上被告の母親の現在】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:山上被告の母親は2026年現在も旧統一教会を信仰していますか?
A1:2025年11月の公判では、現在も世界平和統一家庭連合を信仰していると証言しました。ただし、2026年10月現在の本人による新しい信仰状況の説明は確認できません。
Q2:山上被告の母親が献金した総額はいくらですか?
A2:公判で弁護側が説明した総額は約1億円です。母親は入信後半年余りで約5000万円を献金したことや、自宅の売却による4000万円余りの献金について証言しました。また、約5000万円の返金も報道されています。
Q3:山上被告の母親は旧統一教会を脱会したのですか?
A3:2025年11月の証人尋問では、脱会について「今ここでは答えられません」と述べました。脱会したという確認済みの公表情報はありません。
Q4:山上被告の母親は現在どこに住んでいますか?
A4:2023年7月の報道では奈良県内で一人暮らしをしていると伯父が説明していましたが、2026年10月現在の居住地は公表されていません。
Q5:山上被告には2026年にどのような判決が出ましたか?
A5:2026年1月21日、奈良地裁は無期懲役判決を言い渡しました。弁護側は2月4日に控訴し、10月1日には控訴趣意書を大阪高裁に提出しています。
まとめ:山上被告の母親の現在と今後の注目点
山上徹也被告の母親は、2025年11月の公判で旧統一教会への信仰を続けていると明かしました。
また、約1億円の献金や家庭への影響について証言し、「私が加害者」と述べて息子に謝罪しています。
しかし、脱会については明確な意思を示していません。
2026年には旧統一教会の解散命令が確定するという大きな変化がありましたが、母親個人の信仰がどう変化したかは別の問題です。
一方、山上被告には無期懲役判決が言い渡され、控訴趣意書も提出されました。今後の控訴審では、生い立ちや家庭環境が量刑にどのように評価されるかが引き続き焦点となります。
母親の現在を理解するためには、2025年の公判証言、伯父の取材証言、2026年の司法判断を区別して捉えることが欠かせません。
家族の問題と事件の刑事責任を混同せず、それぞれの事実を見つめることが、この事件を理解するための出発点です。