【2026年最新】日本アイスダンスの現役選手・注目カップルは誰?
2026年11月現在、日本のアイスダンス界で特に注目されるのは、次の4組です。
- うたまさ:吉田唄菜・森田真沙也
- いくこう:櫛田育良・島田高志郎
- りかしん:紀平梨花・西山真瑚
- しょまりん:本田真凜・宇野昌磨
この4組は、競技経験も結成時期も異なります。五輪で結果を残した実績あるカップル、シングルから転向した選手同士の新しいカップル、そして新たな目標を掲げて競技復帰した注目ペアという、それぞれ違った魅力があります。
なお、正式な競技名は「アイスダンス」です。「アイスダンスペア」という検索表現は一般的ですが、フィギュアスケートの正式種目である「ペア」とは別競技です。
2026年の日本勢を取り巻く状況

2026-2027シーズンのISUグランプリシリーズには、吉田・森田組、櫛田・島田組、紀平・西山組の3組が日本代表としてエントリーしています。
一方、本田・宇野組は国内大会で競技経験を積み始めた新しいカップルです。東日本選手権での順位だけではなく、国際大会への出場実績や今後の成長も含めて注目する必要があります。
【東日本選手権2026】アイスダンスの最終順位と得点を一覧比較
2026年11月1日に開催された東日本選手権では、アイスダンスに7組が出場しました。
注目されたのは、五輪団体銀メダリストの吉田唄菜・森田真沙也組が優勝したことだけではありません。2位と3位の争いも非常に接近していました。
東日本選手権2026・アイスダンス最終結果
出典:2026年11月1日東日本選手権アイスダンス最終結果。RD=リズムダンス、FD=フリーダンス。得点は各プログラムの合計。
2位と3位はわずか0.21点差
今回の大会で見逃せないのが、櫛田・島田組と紀平・西山組の接戦です。
リズムダンス終了時点では、紀平・西山組が65.79点で2位、櫛田・島田組が65.68点で3位でした。その差はわずか0.11点。
ところが、フリーダンスでは櫛田・島田組が99.85点、紀平・西山組が99.53点を獲得。最終的に櫛田・島田組が合計165.53点で逆転し、紀平・西山組は165.32点で3位となりました。
つまり、リズムダンスの順位がそのまま最終順位になるわけではありません。2つのプログラムを通じた完成度が勝敗を左右することを示した結果です。
【注目4組を徹底解説】うたまさ・いくこう・りかしん・しょまりんの特徴
1. 吉田唄菜・森田真沙也|うたまさ
愛称:うたまさ/所属:木下アカデミー
東日本選手権:175.82点
日本のアイスダンスを代表する存在として、2026年に大きな成果を残したのが吉田唄菜・森田真沙也組です。
最大の実績は、ミラノ・コルティナ2026冬季五輪の団体戦での銀メダル獲得です。日本チームの一員として世界の強豪と競い、国際舞台で存在感を示しました。
ISU公式プロフィールによると、2人はキャシー・リードらの指導を受け、京都を練習拠点としています。
2025-2026シーズンの世界選手権では19位、四大陸選手権では7位。さらに、2026年の東日本選手権ではリズムダンス71.43点、フリーダンス104.39点を獲得しました。
特に注目したいのは、フリーダンスで出場7組中唯一の100点台を記録したことです。
五輪出場経験だけに頼るのではなく、国内大会でも高い得点を出せることが、現在の日本トップカップルとしての強みです。
2. 櫛田育良・島田高志郎|いくこう
愛称:いくこう/所属:木下アカデミー・木下グループ
東日本選手権:165.53点
櫛田育良・島田高志郎組は、2025年に結成された比較的新しいカップルです。
島田高志郎は、もともと男子シングルで活躍していた選手です。2024年のグランプリ・ド・フランスでは銀メダルを獲得しており、シングルで培ったスケーティング技術や表現力をアイスダンスに生かしています。
一方の櫛田育良も、ジュニア世代からシングル競技で経験を積んできた選手です。
ISUの選手紹介でも、2人が2025年にカップルを結成したことが紹介されています。振付にはキャシー・リードやケイトリン・ウィーバーらが関わっています。
2026年9月の木下グループ杯では合計161.76点で7位。11月の東日本選手権では165.53点まで得点を伸ばしました。
今回のフリーダンスでは99.85点を獲得し、100点に迫る演技を披露。結成2シーズン目に入ったカップルの成長を示す結果となりました。
今後は、技術要素の精度と2人の動きの一体感をどこまで高められるかが注目ポイントです。
3. 紀平梨花・西山真瑚|りかしん
愛称:りかしん/所属:鹿島・オリエンタルバイオ
東日本選手権:165.32点
紀平梨花といえば、女子シングルでの活躍を思い浮かべる人も多いでしょう。
紀平は2019年、2020年の四大陸選手権を連覇した実績を持つ選手です。トリプルアクセルなど高難度ジャンプで知られていましたが、2025年にアイスダンスへ転向しました。
パートナーの西山真瑚も、アイスダンスで経験を積んできた選手です。
ISU公式プロフィールによると、2人はモントリオールを練習拠点とし、ロマン・アギュノー、マリー=フランス・デュブレイユ、パトリス・ローゾンらの指導を受けています。
2026年9月の木下グループ杯では合計156.86点で8位。東日本選手権では165.32点まで得点を伸ばしました。
今回の2位・3位争いは、わずか0.21点差でした。フリーダンスの得点差も0.32点しかなく、今後の大会でも櫛田・島田組との競争が注目されます。
紀平のシングル時代の経験と、西山のアイスダンスでの経験がどのように融合していくか。長期的な成長を楽しみにしたいカップルです。
4. 本田真凜・宇野昌磨|しょまりん
愛称:しょまりん/所属:トヨタ自動車
東日本選手権:145.70点
2026年の日本アイスダンス界で、最も話題性の高い新カップルの一つが本田真凜・宇野昌磨組です。
2人は2026年5月にアイスダンスの競技復帰を発表しました。
本田は2016年世界ジュニア選手権の女子シングル優勝者。宇野は世界選手権2度優勝、オリンピック2大会連続メダル獲得という実績を持つ男子シングルのトップ選手です。
ISUの発表によると、2人は2024年10月から一緒にアイスダンスの練習を始めていました。競技復帰の目標として掲げているのは、2030年の冬季オリンピックです。
東日本選手権は2人にとって公式戦デビューとなりました。
リズムダンスは58.68点、フリーダンスは87.02点。合計145.70点で4位という結果でした。
初めての公式戦で表彰台には届かなかったものの、世界トップクラスのシングル経験を持つ2人が、別種目で新たな挑戦を始めたこと自体に大きな意味があります。
ただし、シングルの実績がそのままアイスダンスの成績に直結するわけではありません。2人で同じエッジを使い、同じタイミングで動き、音楽の流れを共有する技術を身につける必要があります。
今後の評価では、知名度や過去のタイトルよりも、アイスダンス特有の技術がどこまで向上するかが重要になります。
【アイスダンスとペア競技の違い】ジャンプ・リフト・演技構成を比較
「2人で滑るフィギュアスケート」という点では、アイスダンスとペア競技は似ています。
しかし、実際には競技の目的も技術要素も異なります。
ISU(国際スケート連盟)の競技解説でも、両種目は別々の競技として明確に区別されています。
アイスダンスとペアスケートの比較
アイスダンス
音楽・リズム・ステップ重視
ペアスケート
ジャンプ・投げ技・大技重視
| 比較項目 | アイスダンス | ペア競技 |
|---|---|---|
| 正式種目名 | アイスダンス | ペア |
| 主な特徴 | ダンス表現 | アクロバティックな技 |
| ジャンプ | ペアのようなジャンプ要素はない | ソロジャンプなどがある |
| 投げジャンプ | なし | あり |
| リフト | ダンスリフト | オーバーヘッドリフトなど |
| 重要な技術 | ステップ、ツイズル | スロージャンプ、ツイスト |
| 演技構成 | RD・FD | SP・FS |
アイスダンスの見どころはステップとツイズル
アイスダンスでは、ジャンプの高さや回転数を競うのではなく、音楽に合わせた正確なステップ、エッジワーク、ターン、ツイズルなどが重視されます。
特に注目したいのが、ツイズルです。
ツイズルとは、片足で滑りながら回転を繰り返す技術。2人が同じタイミングで回転し、移動距離や姿勢までそろえる必要があります。
わずかなタイミングのずれでも、演技全体の印象に影響します。
また、アイスダンスのリフトはペア競技のように頭上まで持ち上げるタイプとは異なり、ダンス特有の姿勢や動きの流れが求められます。
リズムダンス(RD)とフリーダンス(FD)の違い
アイスダンスの試合は、次の2つのプログラムで構成されています。
リズムダンス(RD)
シーズンごとに定められたテーマやリズム、技術要件に沿って演技します。
2026-2027シーズンも、指定されたパターンダンスの要素やステップシークエンス、リフト、ツイズルなどが採点対象です。
演技時間はシニアで2分50秒(プラスマイナス10秒)。
フリーダンス(FD)
選手が音楽や振付を組み立て、より自由度の高い演技を披露するプログラムです。
演技時間はシニアで4分(プラスマイナス10秒)。
ステップ、スピン、ツイズル、ダンスリフトなどを組み合わせ、技術と芸術性の両方を表現します。
今回の東日本選手権で、吉田・森田組がフリーダンス104.39点を獲得したことは、後半のプログラムでも高い完成度を発揮できたことを示しています。
【日本アイスダンス代表の歴代カップル】五輪につながる進化の歴史
日本のアイスダンスは、長い時間をかけて国際舞台での実績を積み重ねてきました。
現在の吉田・森田組の活躍も、過去の代表カップルが築いてきた基盤と無関係ではありません。
日本を代表した歴代カップル
キャシー・リード/クリス・リード
日本のアイスダンスを語るうえで欠かせない存在です。
兄妹でカップルを組み、2010年バンクーバー五輪、2014年ソチ五輪に出場しました。クリス・リードは後に村元哉中のパートナーとなり、日本のアイスダンスの国際的な評価を高めました。
村元哉中/クリス・リード
2015年に結成されたカップルです。
2018年平昌五輪に出場し、同年の四大陸選手権では銅メダルを獲得しました。ISU選手紹介でも、アジアのアイスダンス選手として初めてISU選手権のメダルを獲得したカップルとして紹介されています。
村元哉中/高橋大輔
2020年に結成された注目カップルです。
男子シングルで世界の頂点に立った高橋大輔がアイスダンスに転向したことで、競技への関心が大きく広がりました。
2022年四大陸選手権では銀メダルを獲得。2023年世界選手権では11位に入り、日本のアイスダンスの歴史に新たな記録を残しました。
小松原美里/ティム・コレト
2022年北京五輪に出場した日本代表カップルです。
世界選手権や四大陸選手権にも継続して出場し、日本のアイスダンスの国際経験を積み重ねました。
吉田唄菜/森田真沙也
そして、2026年のミラノ・コルティナ五輪団体戦で銀メダルを獲得したのが、現在の日本の中心的カップルである吉田・森田組です。
日本のアイスダンスは、五輪出場を目指す段階から、団体戦でメダルを争う段階へと進んできました。
この歴史を踏まえると、現在の若いカップルが世界でどこまで戦えるかは、日本の競技全体の将来にも関わるテーマです。
【2026-2027最新ランキングと今後の日程】NHK杯・全日本選手権に注目
2026年11月以降、日本のアイスダンスファンにとって重要な大会が続きます。
ISU世界ランキングの最新状況
ISUのWorld Standings(世界ランキング)によると、2026年10月24日時点で吉田唄菜・森田真沙也組は31位、1,427ポイントに位置しています。
これは複数シーズンの国際大会実績を反映する世界ランキングであり、単一大会の順位やグランプリシリーズのポイントランキングとは異なります。
また、2026-2027シーズンのISUグランプリシリーズには、日本から以下の3組がエントリーしています。
- 吉田唄菜・森田真沙也
- 櫛田育良・島田高志郎
- 紀平梨花・西山真瑚
3組ともNHK杯への出場が予定されています。10月24日時点のグランプリ順位表では、まだ日本勢のポイントは計上されていません。
2026-2027年の主要大会スケジュール
| 大会 | 開催日 | 開催地 |
|---|---|---|
| グランプリ・ド・フランス | 10月23~25日 | フランス |
| スケートカナダ | 10月30日~11月1日 | カナダ |
| 中国杯 | 11月6~8日 | 中国 |
| スケートアメリカ | 11月13~15日 | アメリカ |
| フィンランディア杯 | 11月20~22日 | フィンランド |
| NHK杯 | 11月27~29日 | 東京 |
| グランプリファイナル | 12月10~13日 | 中国・重慶 |
グランプリシリーズでは各大会の成績に応じてポイントが付与され、上位6組がグランプリファイナルに進出します。
日本勢にとって、NHK杯は国際的な評価を高める重要な機会です。
2026年全日本フィギュアスケート選手権
国内大会で次に大きな注目を集めるのが、第95回全日本フィギュアスケート選手権です。
日本スケート連盟の公式発表による開催概要は次のとおりです。
- 開催日:2026年12月24日~27日
- 会場:東和薬品RACTABドーム
- 開催地:大阪府門真市
- アイスダンスRD:12月26日
- アイスダンスFD:12月27日
東日本選手権で優勝した吉田・森田組が国内トップの座を守るのか、それとも櫛田・島田組や紀平・西山組が差を縮めるのか。
さらに、公式戦デビューを終えた本田・宇野組がどこまで得点を伸ばすのかも見どころです。
【よくある質問】日本のアイスダンスペアに関するFAQ
Q1:2026年現在、日本で最も強いアイスダンスのペアは誰ですか?
2026年東日本選手権の優勝カップルは吉田唄菜・森田真沙也組です。ミラノ・コルティナ五輪団体戦の銀メダリストでもあり、国内外で実績を残しています。
Q2:櫛田育良・島田高志郎と紀平梨花・西山真瑚はどちらが上ですか?
2026年11月1日の東日本選手権では、櫛田・島田組が165.53点で2位、紀平・西山組が165.32点で3位でした。ただし、その差は0.21点です。大会ごとの演技やプログラムの完成度によって順位が変わる可能性があります。
Q3:本田真凜と宇野昌磨はアイスダンスに転向したのですか?
はい。2人は2026年5月にアイスダンスの競技復帰を発表しました。シングル時代の実績を持つ2人が新しい種目に挑戦しており、2030年冬季五輪を目標に掲げています。
Q4:アイスダンスとペア競技は何が違いますか?
アイスダンスは音楽表現、ステップ、ツイズル、ダンスリフトなどが中心です。一方、ペア競技ではソロジャンプ、スロージャンプ、ツイストリフトなどのアクロバティックな技が採点対象になります。
Q5:2026年の全日本選手権はいつ開催されますか?
2026年12月24日から27日まで、大阪府門真市の東和薬品RACTABドームで開催予定です。アイスダンスは12月26日にリズムダンス、27日にフリーダンスが行われます。
Q6:2026-2027シーズンの日本代表は誰ですか?
ISUグランプリシリーズの日本勢のエントリーは、吉田唄菜・森田真沙也組、櫛田育良・島田高志郎組、紀平梨花・西山真瑚組の3組です。
まとめ:2026年の日本アイスダンスは新旧4組の競争に注目
2026年の日本アイスダンス界は、五輪団体銀メダリストの吉田唄菜・森田真沙也組を中心に、新しい世代のカップルが競い合う充実した状況にあります。
今回の東日本選手権の結果を整理すると、次のようになります。
- 優勝:うたまさ(175.82点)。五輪団体銀メダルを持つ日本の中心的カップル。
- 2位:いくこう(165.53点)。結成2シーズン目で着実に成長。
- 3位:りかしん(165.32点)。シングルの実績とアイスダンスの技術を融合。
- 4位:しょまりん(145.70点)。2030年五輪を目指す新しい挑戦。
観戦するときは、単純な順位だけでなく、リズムダンスでの正確なステップ、フリーダンスでの表現力、2人の動きの一体感にも注目してください。
特に2026年12月の全日本選手権は、今季の日本勢の勢力図を知るうえで重要な大会です。
五輪で結果を残したカップルと、新たな可能性を持つカップルがどのような演技を見せるのか。日本アイスダンスの次のステージに期待が高まります。