【小林樹斗はどんな投手?】読み方・プロフィール・基本情報を紹介

目次

小林樹斗の読み方は「こばやし・たつと」です。「樹斗」は「たつと」と読み、プロ野球の選手名鑑でもこの読み方が掲載されています。

身長182cm、体重87kgの体格を持つ右投右打の投手です。高校時代から力強いストレートを武器としており、2020年には最速152キロを記録しました。2026年のソフトバンク公式プロフィールでも、自身の注目ポイントとして「ストレートのキレを見てほしい」と紹介しています。

小林樹斗の基本プロフィール



氏名
小林 樹斗(こばやし たつと)


生年月日
2003年1月16日


年齢
23歳(2026年11月1日現在)


出身地
和歌山県日高郡美浜町


身長・体重
182cm・87kg


投打
右投右打


ポジション
投手


所属球団
福岡ソフトバンクホークス


背番号
95


ドラフト
2020年・広島4位


出典:福岡ソフトバンクホークス公式選手名鑑、日本野球機構の選手情報。

なお、所属球団は2026年に変わっています。以前の広島東洋カープ所属という情報だけを掲載した古い選手紹介では、現在の状況を正確に把握できません。現在はソフトバンクの支配下選手として登録されています。

【出身地は和歌山県日高郡美浜町】智辯和歌山で才能を開花

小林樹斗

小林樹斗の出身地は、和歌山県日高郡美浜町です。地元紙の日高新報は、美浜町吉原生まれと紹介しています。

幼少期から野球に親しみ、小学3年生のときに地元の松原少年野球クラブで競技を始めました。その後、松洋中学校の軟式野球部でプレーし、日高地方の中学生による軟式野球選抜チーム「日高オールスターズ」にも選ばれています。

高校は和歌山県内の強豪、智辯和歌山高校に進学。1年春からベンチ入りを果たし、早い段階から投手として期待を集めました。

甲子園で奥川恭伸と投げ合った経験

小林樹斗の高校時代を語るうえで外せないのが、星稜高校との甲子園での対戦です。

2019年夏の甲子園3回戦では、当時の星稜のエースだった奥川恭伸投手と投げ合いました。奥川は現在の東京ヤクルトスワローズに所属する投手で、当時から全国的な注目を集めていました。

試合では奥川の好投に及ばず、小林は4回途中で降板しました。しかし、全国屈指の投手と対戦した経験は、その後の成長を語るうえでも印象的な出来事です。

2020年の和歌山大会では、自己最速となる152キロを記録。力強い直球だけでなく、低めへの制球力も評価され、プロ球団のスカウトから注目されました。

2020年10月26日のドラフト会議では、広島東洋カープから4位指名を受けます。高校生投手として高い将来性を評価され、プロ野球選手としての第一歩を踏み出しました。

【小林樹斗の経歴・年表】広島入団から戦力外通告まで

2020年のドラフトで広島から4位指名を受けた小林は、2021年にプロ入りしました。

入団当初は将来の先発候補として期待されていましたが、プロの世界では故障が大きな壁となります。特に右肘の疲労骨折は、その後のキャリアに影響を与えました。

小林の所属先と主な転換点を整理すると、次のようになります。

時期 所属・出来事 主な内容 2003年 和歌山県美浜町 1月16日生まれ 高校時代 智辯和歌山 甲子園出場、最速152キロを記録 2020年 広島東洋カープ ドラフト4位指名 2021年 広島 プロ初登板 2022~2023年 広島 右肘の疲労骨折など故障に苦しむ 2024年 広島・育成契約 戦力外通告後、育成選手として再契約 2025年 広島 ファームで27試合登板。シーズン後に退団 2026年1月 徳島インディゴソックス 特別合格選手として加入 2026年5月 福岡ソフトバンク 育成選手として入団、背番号165 2026年7月 福岡ソフトバンク 支配下登録、背番号95

出典:広島球団関連報道、福岡ソフトバンクホークス公式発表、四国アイランドリーグplus公式データなど。

プロ1年目の2021年に一軍デビュー

小林は2021年11月1日の東京ヤクルトスワローズ戦で一軍デビューを果たしました。

初登板では3回2/3を投げ、6安打、6奪三振、4失点という内容でした。防御率は9.82。失点こそ重なったものの、プロ初登板で6つの三振を奪ったことは、持ち味である球威を示す結果でもありました。

2022年にも一軍で1試合に登板しましたが、1イニングで1失点。その後は右肘の疲労骨折に悩まされ、思うように登板機会を増やせませんでした。

2024年の育成契約と2025年の戦力外通告

2024年はウエスタン・リーグで18試合に登板し、1勝2敗、防御率5.30という成績でした。広島は同年10月に小林へ戦力外通告を行いましたが、11月には育成選手として再契約しています。

再起を目指した2025年はファームで27試合に登板。しかし、防御率4.78と十分な結果を残すには至らず、シーズン終了後の2025年10月に再び戦力外通告を受けました。

高校時代に152キロを投げ、ドラフト4位でプロ入りした投手にとって、厳しい時期だったことは間違いありません。ただし、この時点で野球人生が終わったわけではありませんでした。

【2026年最新】徳島インディゴソックスからソフトバンクへ復帰

2025年オフに広島を退団した小林樹斗は、2026年1月、四国アイランドリーグplusの徳島インディゴソックスに特別合格選手として加入しました。

独立リーグは、NPB球団との契約を目指す選手にとって、実戦経験を積み直す重要な舞台です。小林にとっても、再びプロ野球の一軍を目指すための再出発となりました。

徳島で残した成績がNPB復帰につながる

徳島では先発と中継ぎの両方を経験。2026年5月7日更新の球団発表資料に掲載された成績は、7試合で3勝1敗、27イニング、防御率2.33、34奪三振でした。

特に注目したいのは、27イニングで34個の三振を奪った点です。奪三振率に換算すると11.33。独立リーグで自身の持ち味を発揮し、再びNPB球団の目に留まる結果を残しました。

この実績を受け、福岡ソフトバンクホークスは2026年5月20日、小林との育成選手契約を発表。背番号は165となりました。

ソフトバンク入団会見で語った再出発への思い

2026年5月21日には、みずほPayPayドームで入団会見が行われました。

球団公式の会見記事では、独立リーグ時代からNPB復帰を目指して練習を続けてきたことを明かしています。

「独立リーグ時代から1日でも早くNPBでプレーをしたいという気持ちで毎日野球をやってきたので、ご縁をいただいて感謝しています」

さらに、入団を知らされた際の心境についても「もう一度やってやるぞ」と意欲を示しました。

広島での経験を経て、徳島で実績を積み直し、再びNPBのユニフォームに袖を通す。この移籍は、単なる所属先の変更ではなく、プロ野球選手としての再挑戦を意味していました。

7月に育成から支配下登録へ昇格

ソフトバンク入団後、小林はファームで登板を重ねました。6月18日のオリックス戦では6回117球、2失点の力投で移籍後初勝利を記録。7月19日には広島とのファーム戦で8回1失点の好投を見せています。

そして2026年7月27日、球団は小林を含む育成3選手との支配下選手契約を発表しました。7月30日付でNPBの支配下選手として登録され、背番号は165から95へ変更されています。

育成契約から支配下登録への昇格は、球団が一軍を含む公式戦で起用できる選手として登録したことを意味します。広島での退団から約9か月後、小林は再び支配下選手としてNPBの舞台に戻る道を切り開きました。

【2026年11月現在】小林樹斗の一軍成績と投手としての評価

2026年8月11日、小林はソフトバンク移籍後初めて一軍のマウンドに立ちました。対戦相手は千葉ロッテマリーンズ。9回に登板し、1イニングを1失点で投げ終えています。

この登板では最速152キロを記録。広島時代以来となる一軍の舞台で、持ち味のストレートを披露しました。

さらに8月13日のロッテ戦では、先発投手の緊急降板を受けて2回途中から登板。4回2/3を投げ、4安打2失点に抑えました。試合はソフトバンクが3対4で敗れたものの、急な登板で長いイニングを任されたことは、起用の幅を示す機会となりました。

日刊スポーツの試合報道によると、小久保裕紀監督も小林の好リリーフを評価しています。

2026年シーズンの一軍成績

日本野球機構の2026年シーズン終了時の個人成績によると、小林の一軍成績は次のとおりです。



2026年・一軍投手成績
シーズン終了時



10


登板試合数


3.07


防御率


14.2


投球回


14


奪三振


2


与四球


1


ホールド


被安打
12


被本塁打
3


WHIP
0.95


勝敗
0勝0敗

出典:NPB個人年度別成績、2026年度福岡ソフトバンクホークス個人投手成績。

注目したいのは、防御率3.07だけではありません。14回2/3で14奪三振、与四球はわずか2個。WHIPは0.95となっています。

WHIPは1イニングあたりに許した安打と四球の合計を示す指標です。0.95という数字は、今回の登板範囲では走者を比較的少なく抑えたことを表しています。

ただし、投球回数は14回2/3とまだ少なく、これだけで年間を通じた安定性を評価することはできません。被本塁打が3本あることも含め、今後は長いイニングを投げた際の投球内容が注目されます。

小林樹斗の投球スタイルと今後の課題

小林の最大の持ち味は、力強いストレートです。高校時代には152キロを記録し、2026年のソフトバンク一軍でも同じ152キロを計測しました。

また、球種としてカーブ、スライダー、スプリット、ツーシームなどを操る右腕として紹介されています。速球だけでなく、変化球を交えた投球ができる点も特徴です。

一方で、2026年5月の入団会見前後に報じられた小久保監督のコメントでは、直球の強さが評価される一方、さらにレベルアップするための決め球の習得が課題として挙げられていました。

今後の評価では、球速だけでなく、変化球で空振りやゴロを奪えるか、打者の左右によって投球を組み立てられるか、連投や長いイニングに対応できるかがポイントになります。

【プロの結論】小林樹斗の2026年は再出発から実績を積む転換期

小林樹斗のキャリアを振り返ると、評価すべきなのは単に152キロを投げられるという能力だけではありません。

高校時代の全国的な注目、広島でのプロ入り、右肘の故障、育成契約、2度の戦力外通告、独立リーグでの再起、そしてソフトバンクでの支配下登録。一連の経歴には、プロ野球で生き残るために環境を変えながら挑戦を続けてきた過程が表れています。

小林樹斗を評価する3つのポイント

1. 速球のポテンシャル

高校時代から152キロを計測し、2026年の一軍でも同じ球速を記録しています。年齢も23歳と若く、球威を生かした投球は今後の評価材料になります。

2. 独立リーグでの再起実績

徳島では27イニングで34奪三振、防御率2.33を記録しました。NPBを離れた後も実戦で結果を残し、再びプロ球団との契約につなげた点は重要です。

3. 一軍での実戦経験

2026年は一軍10試合に登板し、防御率3.07を記録しました。特に8月13日の緊急登板では4回2/3を投げています。短いイニングだけでなく、状況に応じて複数イニングを任せられる可能性を示しました。

今後の注目点は決め球と継続的な登板

小林がソフトバンクでさらに存在感を高めるには、ストレートの威力を維持しながら、打者を仕留める変化球の精度を上げることが重要です。

また、過去に右肘の疲労骨折を経験しているため、年間を通じて登板を続けられるコンディションづくりも大切な要素です。過去の故障歴だけで今後を判断するのではなく、実際の登板数や投球内容を継続して見る必要があります。

2026年は支配下登録と一軍登板を実現した年です。次の段階として、一軍で安定した役割を獲得できるかが、小林樹斗のキャリアを占うポイントになります。

【小林樹斗に関するよくある質問(FAQ)】

Q1:小林樹斗の読み方は何ですか?

A1:小林樹斗は「こばやし・たつと」と読みます。福岡ソフトバンクホークスの公式選手名鑑にも、この読み方が掲載されています。

Q2:小林樹斗の出身地はどこですか?

A2:和歌山県日高郡美浜町です。地元紙では美浜町吉原生まれと紹介されています。小学3年生から松原少年野球クラブで野球を始めました。

Q3:小林樹斗は2026年現在、どこの球団に所属していますか?

A3:福岡ソフトバンクホークスです。2026年5月20日に育成選手として入団し、7月30日付で支配下登録されました。背番号は95です。

まとめ:小林樹斗はソフトバンクで新たなキャリアを築く右腕

小林樹斗は2003年1月16日生まれ、和歌山県日高郡美浜町出身の右投右打の投手です。智辯和歌山高校で最速152キロを記録し、2020年ドラフト4位で広島東洋カープに入団しました。

広島では右肘の故障や戦力外通告を経験しましたが、2026年に徳島インディゴソックスで再起。5月に福岡ソフトバンクホークスと育成契約を結び、7月には支配下登録を勝ち取りました。

2026年シーズンの一軍成績は10試合、防御率3.07、14奪三振、1ホールド。支配下登録だけでなく、一軍で実際に登板して結果を残したことも大きな前進です。

高校時代から評価されてきたストレートの威力と、独立リーグで培った経験。23歳の小林樹斗がソフトバンクでどのような役割を確立していくのか、今後も注目されます。