【2026年の巨人二軍は中地区2位】順位・勝敗表からシーズンを振り返る
2026年のファーム・リーグ中地区は、横浜DeNAベイスターズが首位、読売ジャイアンツが2位という結果になった。
NPB公式記録に掲載された最終順位は次のとおりだ。
2026年ファーム・リーグ中地区・全日程終了
| 順位 | 球団 | 試合 | 勝敗 | 勝率 |
|---|---|---|---|---|
| 1位 | 横浜DeNA | 122 | 74勝40敗8分 | .649 |
| 2位 | 読売ジャイアンツ | 124 | 75勝47敗2分 | .615 |
| 3位 | 埼玉西武 | 121 | 69勝51敗1分 | .575 |
| 4位 | 中日 | 123 | 54勝64敗5分 | .458 |
| 5位 | ハヤテ静岡 | 122 | 37勝81敗4分 | .314 |
出典:日本野球機構(NPB)2026年度ファーム公式勝敗表。
巨人の75勝47敗2分をどう評価するか

巨人は124試合で75勝を挙げ、勝率.615を記録した。
注目したいのは、ホームとビジターの成績だ。
- ホーム:46勝21敗
- ビジター:29勝26敗2分
- 対DeNA:8勝9敗
- 対西武:10勝8敗
- 対中日:9勝9敗
- 対ハヤテ:13勝6敗
ホームでは大きく勝ち越している一方、ビジターでは勝敗が接近している。ホームでの安定感がチームの勝ち越しを支えたことが分かる。
また、地区優勝したDeNAとの直接対決は8勝9敗。1ゲーム差以内の勝負ではなかったものの、地区優勝を逃した要因を考えるうえで重要な対戦成績だ。
2026年のファーム日本選手権にも出場
巨人は中地区2位ながら、2026年10月4日に開催されたファーム日本選手権にワイルドカードとして出場した。
試合結果は以下のとおり。
- 準決勝:巨人 3-1 横浜DeNA
- 決勝:巨人 2-5 北海道日本ハム
準決勝では石川達也が勝利投手となり、決勝では日本ハムに敗れた。
優勝した北海道日本ハムは29年ぶり2度目のファーム日本一を達成。巨人は惜しくも準優勝に届かなかったが、地区2位から全国規模の優勝決定戦に進出したことは2026年の大きな実績である。
【2026年から何が変わった?】イースタン・リーグと3地区制の違い
2026年の巨人二軍を理解するうえで欠かせないのが、ファーム・リーグの再編だ。
従来のファーム公式戦は、イースタン・リーグとウエスタン・リーグの2リーグ制だった。2026年からは、これを改めて1リーグ3地区制に変更。名称も「ファーム・リーグ」に統一された。
NPBが2026年1月22日に公表した日程発表では、東地区5球団、中地区5球団、西地区4球団という編成が示されている。
3地区の所属球団と巨人の位置づけ
| 区分・関係 | 所属球団・施設 | 巨人との関係 |
|---|---|---|
| ファーム・リーグ | NPBの二軍公式戦 | 1リーグ制の母体 |
| 東地区 | 楽天、日本ハム、ロッテ、ヤクルト、オイシックス | 他地区との交流戦で対戦 |
| 中地区 | 巨人、西武、DeNA、中日、ハヤテ | 巨人の所属地区 |
| 西地区 | オリックス、阪神、広島、ソフトバンク | 他地区との交流戦で対戦 |
| 巨人の本拠地 | ジャイアンツタウンスタジアム | ホームゲームの主要会場 |
| 全国規模の大会 | ファーム日本選手権 | 2026年はワイルドカードで出場 |
新制度では試合日程も変化した
新制度では、地区内対戦を6カード続けた後、他地区との交流戦を2カード行う方式を基本としている。
ただし、地区内の球団数が奇数となる東地区と中地区では、地区内対戦期間中にも交流戦が組み込まれる。
また、2026年の巨人の予定試合数は144試合だった。実際の消化試合数は124試合となっている。
NPBの規定では、雨天などによる中止試合の再試合は実施せず、最終的な消化試合数と勝率で順位を決める。このため、各球団の試合数が異なっていても、単純な勝利数だけで順位を判断することはできない。
イースタン・リーグとの違いで注意したいこと
2026年以降も「巨人は東日本の球団だからイースタン・リーグ所属」と考えるのは誤りだ。
現在の所属は中地区であり、従来の東西2リーグとは別の分類になっている。
過去のイースタン・リーグの順位表と2026年の中地区順位表を比較するときは、制度変更を考慮する必要がある。単純な順位の数字だけで、過去のシーズンとチーム力を比較するのは適切ではない。
【試合日程・試合結果】2026年の巨人ファームを確認する方法
2026年のファーム・リーグは3月14日に開幕した。
シーズン中は3月から10月まで月別の日程と試合結果が公開され、各球団の対戦カードや開催球場を確認できる仕組みになっていた。
11月1日現在、2026年の公式戦は全日程終了となっている。したがって、これから観戦する試合を探す場合と、過去の試合結果を調べる場合では確認する情報が異なる。
試合日程・結果のチェックポイント
NPB公式のファーム成績ページでは、次の情報を確認できる。
- 月別の試合日程
- 対戦相手と試合結果
- 地区別の順位表
- チーム打撃成績
- チーム投手成績
- 個人別の打撃・投手成績
特に便利なのは、試合結果と個人成績を分けて調べられる点だ。
例えば、巨人が勝利した試合を確認した後に、先発投手の投球回数や奪三振、打者の安打数や打点を調べれば、勝敗だけでは分からない試合内容まで把握できる。
試合結果を見るときの判断基準
二軍の試合は、一軍の公式戦と同じ感覚で勝敗だけを追うと、見落とす部分が多い。
| 確認項目 | 注目するポイント |
|---|---|
| 先発投手 | 投球回、球数、奪三振、四球 |
| 中継ぎ投手 | 登板間隔、連投状況、失点 |
| 若手野手 | 打率、出塁率、長打率 |
| 走塁 | 盗塁数、盗塁成功率 |
| 守備 | 守備位置、出場機会、失策 |
| 一軍経験者 | 実戦復帰後の状態、調整内容 |
二軍では、選手によって与えられる課題が異なる。
長打力を伸ばす段階の選手もいれば、守備位置の習熟や投球フォームの修正を優先する選手もいる。試合の数字を個別の育成テーマと合わせて見ることが、ファーム観戦の面白さにつながる。
【巨人二軍の個人成績】注目若手選手と打撃・投手成績
2026年の巨人ファームでは、若手野手の成長と、実績ある投手の調整登板が同時に見られた。
NPBの個人成績を確認すると、打撃面では皆川岳飛、浅野翔吾、石塚裕惺らが目立つ数字を残している。
注目したい打者の2026年成績
NPB公式・読売ジャイアンツ個人打撃成績
| 選手 | 試合 | 打率 | 安打 | 本塁打 | 打点 |
|---|---|---|---|---|---|
| 浅野翔吾 | 62 | .322 | 59 | 6 | 33 |
| 石塚裕惺 | 31 | .319 | 29 | 4 | 18 |
| 皆川岳飛 | 84 | .297 | 82 | 3 | 28 |
| ティマ | 78 | .269 | 64 | 10 | 46 |
| リチャード | 55 | .256 | 40 | 12 | 38 |
浅野翔吾:打率.322の好成績
2026年ファーム公式戦
打率 .322
62試合・59安打・6本塁打・33打点
浅野は62試合に出場し、59安打を記録した。
打率.322に加え、出塁率.398、長打率.514という数字も残している。安打を積み重ねるだけでなく、長打による得点力も示したシーズンだった。
一軍での継続的な活躍を目指すうえでは、打撃の安定性と出場機会の積み重ねが注目点になる。
石塚裕惺:限られた出場機会で打率.319
.319
31試合・29安打・4本塁打・18打点
石塚は31試合の出場で打率.319を記録した。
出塁率は.427、長打率は.484。打率だけでなく、出塁能力も数字に表れている。
ただし、浅野より出場試合数が少ないため、シーズンを通じた安定性を評価するには、翌シーズン以降の継続的な出場と成績も見ていきたい。
皆川岳飛:82安打と15盗塁
82安打
84試合・打率.297・3本塁打・15盗塁
皆川は84試合に出場し、82安打をマークした。
特に注目したいのは、15盗塁という走塁面の数字だ。
打率.297を記録しながら、塁上でも得点機会を広げられる選手であることが数字から読み取れる。打撃と走塁の両面で成長を追いたい選手だ。
ティマとリチャード:長打力が光る2人
ティマは10本塁打、46打点。リチャードは12本塁打、38打点を記録した。
本塁打数ではリチャードが上回り、打点ではティマが上回っている。
長打力を持つ選手が二軍でどのような打撃内容を積み重ねるかは、一軍の戦力構成を考えるうえでも注目したいポイントだ。
投手成績で注目したい選手
打者だけでなく、投手陣にも目立った成績がある。
| 投手 | 登板 | 勝敗 | 投球回 | 防御率 |
|---|---|---|---|---|
| 石川達也 | 22 | 5勝0敗 | 50 | 1.44 |
| 井上温大 | 3 | 2勝0敗 | 17 | 0.53 |
| 北浦竜次 | 28 | 4勝1敗 | 32 | 1.41 |
| 田和廉 | 21 | 1勝0敗 | 19.1 | 2.33 |
| 園田純規 | 14 | 5勝5敗 | 76.1 | 3.66 |
特に石川達也は22試合に登板し、50イニングを投げて防御率1.44、5勝0敗を記録した。救援を含めた投手運用のなかで、安定した結果を残したことが分かる。
井上温大も防御率0.53と優秀な数字を残している。ただし、登板は3試合、投球回は17イニング。石川とは投球回数が異なるため、数字をそのまま比較するのではなく、サンプル数を踏まえて評価したい。
また、田和廉は21試合に登板し、防御率2.33。若い投手の登板機会と経験の蓄積という点で、今後も追跡したい存在だ。
【ジャイアンツタウンスタジアム】二軍観戦チケット・入場料・アクセス
巨人二軍のホームゲームを観戦するなら、東京都稲城市にある
2025年3月1日に開業した施設で、2026年シーズンはファーム・リーグ公式戦の舞台として使用された。
Gタウンの特徴
球場の主な施設情報は次のとおり。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 開業 | 2025年3月1日 |
| 所在地 | 東京都稲城市矢野口3228番地南山95街区1号 |
| 収容人数 | 約2,900席 |
| 中堅 | 122m |
| 両翼 | 100m |
| グラウンド | 人工芝 |
| 照明 | LEDナイター照明 |
Gタウンの魅力は、選手と観客の距離が近いことだ。
内野席は4列構成で、グラウンドレベルのエキサイトシートも設置されている。東京ドームのような大規模球場とは異なり、選手の動きや守備位置、ベンチ周辺の様子まで近い距離で感じられる。
二軍観戦では、打席での選手の表情や投手の投球動作など、一軍中継では見えにくい部分も楽しめる。
観戦チケットと入場料金
ファーム・リーグ公式戦は、基本的にチケットを事前購入して観戦する方式だ。
注意したいのは、公式戦の観戦と、試合のない日の施設一般開放は別の扱いという点である。
- 公式戦:対象試合のチケット購入が必要
- チケット価格:試合日・席種などの販売条件を確認
- 当日券:球場窓口での販売は行わない
- 購入方法:GIANTSオフィシャルチケット、イープラス、チケットぴあ、セブンチケットなど
- 一般開放日:原則として施設利用料金なし
公式FAQでは、チケット購入には無料の会員登録が必要と案内されている。小学生以上はチケットが必要で、未就学児は大人1人につき1人まで膝上観戦が無料となる。
なお、2026年の公式戦はすでに終了しているため、2026年のチケットをこれから購入することはできない。次のシーズンの販売開始時期や価格は、球団の最新案内で確認したい。
Gタウンへのアクセス
主なアクセス方法は以下のとおり。
- 京王相模原線:京王よみうりランド駅から徒歩約15分
- 京王相模原線:稲城駅から徒歩約15分
- 小田急線:読売ランド前駅から小田急バスを利用
- シャトルバス:公式戦・イベント開催日に京王よみうりランド駅から運行する場合がある
公式FAQでは、駐車場は約500台と案内されている。ただし、試合開催日は混雑が予想されるため、公共交通機関の利用が便利だ。
【二軍ジャイアンツの現在の実態】一軍昇格につながる育成の現場
巨人二軍は、単に一軍に上がれなかった選手が試合をする場所ではない。
若手の育成、実戦経験の蓄積、故障からの復帰、主力選手のコンディション調整など、複数の役割を担っている。
二軍選手名鑑・登録メンバーを見るときの注意点
二軍の登録メンバーは、一年を通じて固定されているわけではない。
一軍と二軍の入れ替え、故障やコンディション調整、育成選手の出場機会などによって、実際に試合に出場する選手は変化する。
2026年のNPB個人成績には、浅野翔吾や皆川岳飛といった若手だけでなく、戸郷翔征、大勢、田中将大、丸佳浩らの名前も掲載されている。
例えば、戸郷はファームで6試合、大勢は1試合に登板している。こうした数字からも、ファームが若手育成だけでなく、一軍経験者の調整にも利用されていることが分かる。
一軍昇格を判断するための3つの視点
二軍で好成績を残した選手が、必ずしもすぐに一軍へ昇格するわけではない。
昇格を考える際には、次の3点が重要になる。
1.個人成績の安定性
打率や本塁打だけでなく、出塁率、三振数、四球数、守備面などを総合的に見る必要がある。
投手の場合は防御率だけでなく、投球回、奪三振、与四球、被本塁打も判断材料になる。
2.一軍で求められる役割との一致
一軍に必要なのが長打力なのか、代走や守備固めなのか、中継ぎなのかによって昇格候補は変わる。
二軍で優秀な成績を残していても、一軍のチーム編成と役割が合わなければ、昇格のタイミングが異なる場合がある。
3.コンディションと継続性
故障から復帰した選手の場合、単発の好結果だけでは判断できない。
一定期間、試合に出場できる状態を維持できるかも重要だ。
ファームの成績を見るときは、単純な順位や打率の高さだけでなく、こうした複数の条件を組み合わせて評価することが大切になる。
【二軍ジャイアンツに関するよくある質問(FAQ)】
Q1:2026年の巨人二軍の順位は何位ですか?
A1:ファーム・リーグ中地区の2位です。124試合で75勝47敗2分、勝率.615を記録しました。首位の横浜DeNAとは3ゲーム差でした。
Q2:巨人二軍はイースタン・リーグに所属していますか?
A2:2026年からは従来の2リーグ制が廃止され、1リーグ3地区制になりました。巨人は中地区に所属しています。
Q3:巨人二軍の試合日程や結果はどこで確認できますか?
A3:NPB公式サイトのファーム公式戦ページで、2026年の月別試合日程、試合結果、順位表、個人成績を確認できます。2026年の公式戦は全日程終了しています。
Q4:2026年の巨人二軍で注目された若手選手は誰ですか?
A4:浅野翔吾、石塚裕惺、皆川岳飛などです。浅野は打率.322、石塚は.319、皆川は82安打と15盗塁を記録しました。
Q5:巨人二軍の試合は無料で観戦できますか?
A5:公式戦は原則としてチケットが必要です。一方、試合のない日の一般開放は原則無料です。試合観戦と施設開放を混同しないようにしましょう。
Q6:ジャイアンツタウンスタジアムへはどう行けばいいですか?
A6:京王よみうりランド駅または稲城駅から徒歩約15分です。ファーム公式戦やイベント開催日にはシャトルバスが運行される場合もあります。
まとめ:2026年の巨人二軍は若手育成と一軍戦力強化の両面で注目
2026年の読売ジャイアンツ二軍は、ファーム・リーグ中地区で75勝47敗2分、勝率.615の2位という成績を残した。
新しい3地区制のもとで戦った初年度は、地区優勝こそ逃したものの、ファーム日本選手権にもワイルドカードで進出。横浜DeNAを準決勝で破り、決勝では北海道日本ハムと対戦した。
個人成績では浅野翔吾、石塚裕惺、皆川岳飛らの打撃が光り、投手陣では石川達也の防御率1.44など、今後につながる数字が見られた。
そして、Gタウンでの観戦は、将来の一軍主力候補を間近で見られる貴重な機会でもある。
【プロの結論】
二軍ジャイアンツを追いかけるなら、見るべきポイントは3つある。
1. チームの実力を知るなら順位と勝率:2026年は中地区2位という結果を残した。
2. 将来の主力候補を探すなら個人成績:打率だけでなく、出塁率、長打率、盗塁、投球回などを組み合わせて評価する。
3. 選手の成長を実感するならGタウンでの観戦:一軍とは違った距離感で、若手選手のプレーや成長を見られる。
二軍の本当の価値は、目先の勝敗だけでは測れない。選手がどの課題に取り組み、どのような成長を遂げ、一軍の戦力として定着していくのか。その過程を追うことこそ、巨人ファームを応援する最大の醍醐味だ。
2027年シーズンに向けても、2026年に結果を残した若手選手たちの成長と、一軍昇格につながる動きに注目したい。