県立岐阜商業の甲子園実績は?2026年最新戦績と春夏の歴史を徹底解説

目次

2026年現在、県立岐阜商業高校(県岐阜商)は、春夏通算61回の甲子園出場と全国制覇4回を誇る高校野球界屈指の伝統校だ。2025年夏には16年ぶりとなる甲子園ベスト4に進出し、全国にその存在感を示した。さらに2026年春には春季東海大会で14年ぶり5回目の優勝を達成。一方、同年夏の岐阜大会では準決勝で大垣日大に敗れ、甲子園出場を逃している。

気になる甲子園の出場回数や春夏の優勝歴、歴代の主な戦績から、2025年夏の躍進、2026年の最新試合結果までを整理する。創部100年を超えた県岐阜商野球部が歩んできた歴史と、次の甲子園出場に向けた現在地を詳しく見ていこう。

📌 【この記事の重要ポイントまとめ】

- 甲子園出場回数: 春30回・夏31回、春夏通算61回。全国制覇は春3回・夏1回の計4回。
- 2025年夏: 横浜を延長11回の末に破るなど4勝を挙げ、16年ぶりの甲子園ベスト4を達成。
- 2026年最新戦績: 春季東海大会で14年ぶり5回目の優勝。夏の岐阜大会は大垣日大に3対6で敗れ、準決勝敗退。

【最新データ】県岐阜商の甲子園出場回数と春夏通算成績

県立岐阜商業甲子園

県立岐阜商業の甲子園実績を数字で確認すると、その歴史的な存在感がよく分かる。

2026年時点の集計では、春の選抜大会に30回、夏の全国高校野球選手権大会に31回出場。春夏合わせて61回の出場実績を持つ。

全国制覇は春3回、夏1回の合計4回。さらに、甲子園での通算勝利数は91勝に達している。

春・夏それぞれの成績

項目 春の選抜大会 夏の選手権大会
出場回数 30回 31回
優勝回数 3回 1回
準優勝回数 3回 3回
通算勝利数 48勝 43勝
通算敗戦数 26敗 30敗

春夏通算成績は91勝56敗1分、勝率は約.619。

特に注目したいのは、春と夏の両方で安定した実績を残している点だ。

春の選抜では3度の全国制覇を経験し、夏の選手権でも岐阜県勢として唯一となる優勝を記録している。

なお、2025年1月の創部100周年記念式典で学校側が紹介した数字は、春30回・夏30回の計60回、甲子園87勝だった。その後、2025年夏に4勝を挙げ、夏の出場回数と通算勝利数がそれぞれ更新された。

2026年は甲子園に出場していないため、2025年夏終了時点の61回・91勝が引き続き基準となる。学校公式発表と高校野球の大会記録を照合すると、この数字の変化が理解できる。

県岐阜商の優勝歴は全国トップクラス

優勝回数を大会別に整理すると、次のとおりだ。

- 春の選抜:3回
- 夏の選手権:1回
- 春夏通算:4回

春の優勝は1933年、1935年、1940年。夏の優勝は1936年だ。

単に出場回数が多いだけでなく、戦前の高校野球を代表する強豪として全国の頂点に立った経験があることが、県岐阜商の大きな特徴である。

(参考:岐阜県立岐阜商業高校公式発表、スポーツナビ、高校野球史の大会記録)

【創部100年の伝統】県立岐阜商業高校野球部の歴史と黄金時代

県岐阜商の硬式野球部が創部されたのは、1925年(大正14年)9月6日。

2025年に創部100周年を迎えた、全国でも有数の歴史を持つ野球部だ。

学校が岐阜市長良に移転した際、広いグラウンドを確保できたことが創部のきっかけとなった。現在に続く伝統は、こうした地域と学校の歴史の中で育まれてきた。

1930年代から1940年にかけての全国制覇

県岐阜商の甲子園史を語るうえで欠かせない人物が、伝説的な左腕投手として知られる松井栄造だ。

1932年の第9回選抜大会で初めて甲子園に出場した県岐阜商は、翌1933年に初優勝を達成する。

決勝では明石中を1対0で破った。8回に村瀬保夫主将がスクイズで決勝点を挙げるという、緻密な野球を象徴する試合だった。

その後も1935年と1940年の選抜大会を制覇。1936年には夏の選手権大会でも優勝し、春夏合わせて4度の全国制覇を成し遂げた。

戦後の再建と伝統の継承

戦後の学制改革によって、名門野球部は一時的に消滅した。

しかし1951年4月に県岐阜商が新設され、野球部も再スタートを切る。

再建を担ったのは、1936年夏の選手権優勝時にベンチ入りしていた中野鍵一氏だった。

その後も伝統は受け継がれ、1959年春の選抜では高木守道主将を擁して準優勝を果たしている。

中日ドラゴンズで活躍した高木守道をはじめ、和田一浩、英智、石原慶幸など、プロ野球界で活躍したOBも多い。

県岐阜商は甲子園での実績だけでなく、長年にわたって野球界に人材を送り出してきた学校でもある。

(参考:岐阜新聞「県岐阜商野球部、100年の歴史とは」、学校公式100周年記念発表)

【歴代戦績と関係者】県岐阜商の甲子園史を年表で整理

県岐阜商の歴代甲子園成績を理解するには、優勝した年代だけでなく、指導者や選手、全国大会での転換点を合わせて見ることが重要だ。

年代・時期 関連人物・大会 主な実績・関係性
1925年 硬式野球部 9月6日に創部
1932年 春の選抜 初めて甲子園に出場
1933年 松井栄造・村瀬保夫 春の選抜で初優勝
1935年 春の選抜 2度目の全国制覇
1936年 夏の選手権 初出場で夏の全国制覇
1940年 春の選抜 3度目の春の優勝
1959年 高木守道 春の選抜で準優勝
2009年 藤田明宏監督 夏の甲子園ベスト4
2015年 髙橋純平 春の選抜ベスト8
2025年 藤井潤作監督・柴田蒼亮 夏の甲子園で16年ぶりのベスト4
2026年 柴田蒼亮ら 春季東海大会で14年ぶり5回目の優勝

この年表から分かるのは、県岐阜商の強さが一時的なブームではないということだ。

戦前の全国制覇、戦後の再建、2009年のベスト4、そして2025年の再躍進と、時代ごとに新しい選手たちが歴史をつないできた。

特に2009年と2025年の夏のベスト4は、16年間隔で訪れた大きな節目となった。

また、学校名については、歴史上の岐阜商や長良などの表記を経て、現在の県岐阜商へとつながっている。甲子園通算記録は、こうした校名の変遷も含めた学校の歴史として捉える必要がある。

(参考:岐阜新聞、マイナビニュース、高校野球の歴代大会記録)

【2025年夏の快進撃】県岐阜商が甲子園ベスト4に進出した理由

2025年夏の第107回全国高校野球選手権大会は、県岐阜商にとって歴史的な大会となった。

同校が夏の甲子園でベスト4に進出したのは、2009年以来16年ぶり。

しかも、2025年大会のベスト4に残った公立高校は県岐阜商だけだった。

2025年夏の甲子園・全試合結果

回戦 対戦相手 スコア 結果
1回戦 日大山形 6-3 勝利
2回戦 東海大熊本星翔 4-3 勝利
3回戦 明豊 3-1 勝利
準々決勝 横浜 8-7 勝利
準決勝 日大三 2-4 敗退

4連勝で準決勝まで勝ち上がった県岐阜商。中でも全国的な注目を集めたのが、横浜との準々決勝だった。

横浜を延長11回タイブレークで撃破

2025年8月19日、県岐阜商は前年の明治神宮大会優勝校でもある横浜と対戦した。

横浜は同年春の選抜大会を制した強豪。優勝候補との対決だったが、県岐阜商は最後まで食らいついた。

試合は延長11回タイブレークに突入し、最終的に8対7で県岐阜商がサヨナラ勝ち。

この勝利によって、県岐阜商は16年ぶりの夏の甲子園ベスト4進出を決めた。

この試合は、単なる番狂わせではない。劣勢になっても試合を立て直し、最後まで勝機を探すチームの粘り強さが表れた一戦だった。

日大三との準決勝は延長10回で惜敗

8月21日の準決勝では、西東京代表の日大三と対戦。

県岐阜商は序盤に先制を許した後、横山温大の犠牲フライや坂口路歩の適時打などで逆転した。

しかし、8回に同点とされ、延長10回タイブレークで2点を失う。最終スコアは2対4だった。

惜しくも決勝進出は逃したものの、4勝を挙げてのベスト4は見事な成績だ。

県岐阜商の春夏通算勝利数が91勝に到達したのも、この2025年夏の大会だった。

(参考:岐阜新聞、岐阜県公式ホームページ、2025年夏の大会記録)

【2026年最新戦績】春季東海大会優勝から夏の大垣日大戦まで

2026年の県岐阜商は、春に東海地区の頂点に立ちながら、夏は県大会準決勝で敗れるという、明暗の分かれるシーズンを送った。

ここで重要なのは、2026年春の東海大会優勝と、夏の岐阜大会準決勝敗退を別々の大会として理解することだ。

2026年春:春季東海大会で14年ぶり5回目の優勝

2026年5月23日から26日に開催された第73回春季東海地区高校野球大会。

県岐阜商は岐阜県2位として出場し、準々決勝で昴学園を3対0、準決勝で知徳を10対0で下した。

決勝では愛知県1位の享栄と対戦。6対4で勝利し、14年ぶり5回目の東海大会優勝を達成した。

決勝で存在感を示したのが、エースの柴田蒼亮だ。

7回から登板した柴田は、自己最速149キロを記録するなど力強い投球を披露。強打の享栄を終盤3イニング無失点に抑え、優勝に貢献した。

なお、同年の春季岐阜県大会では県岐阜商は準優勝だった。県大会優勝の大垣日大とともに東海大会へ進み、そこで優勝したという経緯も押さえておきたい。

2026年夏:岐阜大会準決勝で大垣日大に3対6で敗退

2026年7月26日、第108回全国高校野球選手権岐阜大会の準決勝が行われた。

対戦相手は大垣日大。昨夏の甲子園ベスト4だった県岐阜商にとって、2年連続の甲子園出場を懸けた重要な試合だった。

試合は県岐阜商が1回に先制する展開で始まった。

しかし、5回に大垣日大打線につかまり、2暴投と1捕逸も絡んで一挙4失点。6回には2点を返したものの、9回にも追加点を許し、最終的に大垣日大6-3県岐阜商で敗れた。

大垣日大のエース竹岡大貴が完投し、県岐阜商のエース柴田蒼亮との投手戦を制した試合でもある。

この結果、県岐阜商の2026年夏の甲子園出場は実現しなかった。

2026年秋:県大会3位から東海大会へ

夏の大会後も、県岐阜商は秋の大会で上位進出を目指した。

9月23日の秋季岐阜県大会準決勝では、再び大垣日大と対戦。3対6で敗れた。

その後、9月27日の3位決定戦では関商工に11対0で勝利し、3位で大会を終えた。

さらに10月17日の第79回秋季東海地区大会1回戦では、静岡県代表の常葉大菊川と対戦。

試合は延長11回タイブレークまでもつれたが、6対7でサヨナラ負けとなった。

2026年11月1日時点で整理できる主な戦績は次のとおりだ。

時期 大会 対戦・結果 県岐阜商の成績
5月26日 春季東海大会決勝 享栄に6-4 優勝
7月26日 夏の岐阜大会準決勝 大垣日大に3-6 ベスト4
9月23日 秋季岐阜大会準決勝 大垣日大に3-6 敗退
9月27日 秋季岐阜大会3位決定戦 関商工に11-0 3位
10月17日 秋季東海大会1回戦 常葉大菊川に6-7 敗退

つまり、2026年の県岐阜商は春の東海王者でありながら、夏の甲子園出場を逃し、秋も東海大会初戦で敗退した。

ただし、春季東海大会優勝という実績は、全国レベルで戦える力を改めて示した結果でもある。

(参考:岐阜県高等学校野球連盟、岐阜新聞、高校野球ドットコム)

【名門の強さを分析】県岐阜商が100年にわたり強豪であり続ける理由

県岐阜商の魅力は、過去の優勝回数だけでは説明できない。

歴史を振り返ると、チームが受け継いできた野球の考え方にも特徴がある。

伝統的なスモールベースボール

岐阜新聞の高校野球史特集では、県岐阜商の伝統を機動力を生かしたスモールベースボールとして紹介している。

1933年の初優勝も、決勝点はスクイズによるものだった。

もちろん、現代の高校野球では投手力や長打力、守備力など、さまざまな要素が勝敗を左右する。

それでも、状況に応じて得点を積み重ね、少ない失点で試合を組み立てるという考え方は、長い歴史の中で重要な意味を持ってきた。

公立高校として全国の強豪と戦う存在感

2025年夏のベスト4は、県岐阜商の現在の実力を示す象徴的な結果だった。

全国から有力選手が集まる強豪私立高校が上位を占める大会で、公立高校として4強に進出したことは大きい。

2026年春にも東海大会を制しており、短期間の好調だけでなく、全国大会や地区大会で競争できる力を維持している。

実績を見るときに注意したい3つのポイント

県岐阜商の情報を調べる際には、次の点を区別すると実態を把握しやすい。

1. 甲子園出場回数と優勝回数は別の指標。 61回出場していることと、4回全国制覇していることは、それぞれ異なる実績を表す。
2. 春季東海大会の優勝は甲子園出場を意味しない。 2026年春に優勝したのは東海地区大会であり、甲子園の春季選抜大会ではない。
3. 県大会の準決勝と甲子園の準決勝を混同しない。 2026年7月の大垣日大戦は、甲子園ではなく岐阜県大会の準決勝だった。

こうした区別ができれば、過去の栄光と2026年の現在地を正確に比較できる。

【県立岐阜商業の甲子園】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:県岐阜商の甲子園出場回数は何回ですか?

A1:2026年時点で春の選抜30回、夏の選手権31回、春夏通算61回です。2025年夏の甲子園出場によって、夏の出場回数が31回となりました。

Q2:県岐阜商は甲子園で何回優勝していますか?

A2:春の選抜で3回、夏の選手権で1回、春夏通算4回です。春は1933年・1935年・1940年、夏は1936年に優勝しています。

Q3:県岐阜商の甲子園通算勝利数はいくつですか?

A3:春夏通算91勝56敗1分です。2025年夏の甲子園で4勝を挙げ、通算91勝に到達しました。

Q4:県岐阜商は2025年夏の甲子園で何位でしたか?

A4:ベスト4です。準々決勝で横浜を延長11回タイブレークの末に8対7で破りましたが、準決勝で日大三に2対4で敗れました。

Q5:県岐阜商は2026年夏に甲子園へ出場しましたか?

A5:出場していません。2026年7月26日の岐阜大会準決勝で大垣日大に3対6で敗れ、ベスト4で敗退しました。

Q6:県岐阜商は2026年の春季東海大会で優勝しましたか?

A6:はい。2026年5月26日の決勝で享栄を6対4で破り、14年ぶり5回目の優勝を果たしました。

まとめ:県岐阜商の甲子園実績と2027年以降への期待

県立岐阜商業高校は、創部100年を超える歴史の中で、春夏通算61回の甲子園出場、全国制覇4回、通算91勝という輝かしい実績を築いてきた。

1930年代の黄金時代から戦後の再建、2009年の夏ベスト4、そして2025年の16年ぶりの夏ベスト4まで、各世代の選手が名門の伝統をつないでいる。

2026年は春季東海大会で優勝した一方、夏の岐阜大会では大垣日大に敗れて甲子園出場を逃した。秋季東海大会でも初戦敗退となったが、春に東海地区を制した実力まで失われたわけではない。

今後の注目点は、春の大会で見せた投手力と勝負強さを、夏の県大会や全国大会でどこまで再現できるかという点だ。

県岐阜商にとって、過去の4度の全国制覇は大きな誇りである。同時に、2025年のベスト4や2026年春の東海制覇は、伝統を未来につなぐ新しい成果でもある。

甲子園通算91勝を誇る名門が、次にどの大会で新たな歴史を刻むのか。2027年以降の県岐阜商の戦いにも注目したい。