【誤解を整理】ももクロが紅白に出ない理由とNHKとの関係

目次

ももクロが紅白に出なくなった理由については、現在もさまざまな解釈がある。「NHKとの関係が悪化した」「運営側が紅白を拒否している」「一度卒業宣言をしたため、もう出演できない」といった見方だ。

しかし、2015年の選考経緯と、その後のNHK番組への出演状況を照らし合わせると、これらをそのまま事実として受け取ることはできない。

2015年の落選理由は公式に特定されていない

ももクロ紅白

2015年12月2日付のオリコンニュースによると、NHKの柴崎哲也チーフプロデューサーは、当時の紅白出場者の選考について、次の3要素を総合的に判断したと説明している。

  • その年の活躍の実績
  • NHKによる調査で把握した世論の支持
  • 番組の演出や企画に合う出演者であること

つまり、紅白は単純な人気ランキングでも、前年の出場実績だけで決まる番組でもない。番組全体の構成や、その年の音楽シーンを踏まえた選考が行われている。

ももクロが2015年に選ばれなかった個別の理由について、NHKが具体的な説明を公表したわけではない。特定の楽曲の売り上げやメンバーの問題、事務所との対立などを落選原因として断定する根拠はない。

NHKとの関係が悪くなったという説は本当か

この説を検証するうえで注目したいのが、紅白卒業宣言後もNHKの番組に出演している事実だ。

2012年にはNHKのEテレ番組「青山ワンセグ開発」でレギュラーMCを担当していた。紅白初出場を目指していた時期から、NHKとの番組上の接点があった。

さらに2024年7月には、NHK総合「うたコン」のパリオリンピック直前特番に出演。グループとして「レナセールセレナーデ」を披露したほか、水前寺清子との共演で「三百六十五歩のマーチ」を歌っている。

2026年にもNHKとの接点は続いている。ももクロ公式スケジュールでは、10月に百田夏菜子がNHK BS・BSP4Kの「The Covers」に出演し、高城れにはNHK総合「所さん!事件ですよ」に出演したことが確認できる。

これらの出演実績から、少なくとも「紅白卒業後にNHKとの仕事が全面的に途絶えた」という説明は正しくない。

紅白と、ももいろ歌合戦は何が違う?

2つの歌合戦は、年末に音楽を届けるという点では共通している。しかし、番組の成り立ちや運営の仕組みは異なる。

NHK紅白歌合戦は、NHKが企画・制作する全国規模の大型音楽番組だ。出場者はNHKの選考によって決まり、番組のテーマや演出、世論の支持なども考慮される。

一方、ももいろ歌合戦は、ももクロが中心となって企画する年末の音楽イベント。さまざまなジャンルのアーティストを招き、紅組と白組に分かれて歌の対決を繰り広げる。

  • NHK紅白:放送局が主催する国民的な年末音楽番組。
  • ももいろ歌合戦:ももクロが中心となって作り上げる独自の音楽イベント。
  • 出演者の決まり方:紅白はNHKの選考、ももいろ歌合戦はイベント側の企画・出演調整による。
  • 視聴方法:紅白はNHKの放送・配信、ももいろ歌合戦は過去の開催でABEMAによる生配信を実施。

ももいろ歌合戦は紅白の代替番組というより、ももクロ独自の年末文化を育ててきたイベントと捉えるのが適切だ。

紅白への出演を目指していた時代のももクロと、ファンや多くの出演者とともに年末のステージを作る現在のももクロ。その変化を象徴するのが、2つの歌合戦の存在なのである。

【2026年最新】ももクロの現メンバー4人と第10回ももいろ歌合戦

2026年11月現在、ももいろクローバーZは百田夏菜子、玉井詩織、佐々木彩夏、高城れにの4人体制で活動している。

2015年の紅白卒業宣言当時は5人組だったが、2018年1月に有安杏果がグループを卒業。以降は現在の4人で活動を続けている。公式プロフィールでも、4人のメンバー構成が確認できる。

現在のももクロを支える4人

  • 百田夏菜子:グループのリーダー。俳優・タレントとしても活動し、グループを代表する存在。
  • 玉井詩織:グループ活動に加え、音楽番組やソロ活動など幅広い分野で活躍。
  • 佐々木彩夏:「あーりん」の愛称で親しまれ、ソロコンサートやアイドル関連企画にも積極的に参加。
  • 高城れに:ソロコンサートやテレビ・ラジオ出演など、個人活動にも力を入れている。

2026年も新曲やライブ活動を継続

紅白から離れている現在も、ももクロの音楽活動は止まっていない。

公式ディスコグラフィーによると、2026年8月26日には「無 我 夢 中」、10月21日には「恋すれどGood-Byeはいつも背中合わせ feat. 玉井詩織」をリリース。7月には「会心の一劇」も発売されている。

また、2026年5月3日には結成18周年記念イベント「東京ももクロランド」を東京体育館で開催。10月には「ももクロ秋の桃神祭2026」を千葉県長生村で2日間にわたって開催した。

11月から12月にかけては、従来の「ももいろクリスマス」に代わるクリスマスツアー「ももクリDelivery」も展開している。

こうした活動を見ると、現在のももクロは、テレビの大型音楽特番への出演だけに依存せず、ライブ、楽曲制作、個人活動、ファン向けイベントを組み合わせた活動スタイルを確立している。

第10回ももいろ歌合戦は2026年12月31日に有明アリーナで開催

2026年開催決定

2026年の年末に向けて、特に注目されるのが記念すべき第10回ももいろ歌合戦だ。

2025年12月21日、ももクロ公式サイトは2026年の年間スケジュールを発表。その中で、第10回ももいろ歌合戦の開催を正式に告知した。

第10回 ももいろ歌合戦

開催日:2026年12月31日(木)

会場:有明アリーナ

開催回数:第10回

今回の大きな特徴は、初めて有明アリーナで開催されることだ。2017年に始まったイベントが10回目を迎え、年末の大型イベントとして節目を迎える。

なお、2026年11月1日時点で公式発表から確認できるのは、開催日と会場。出演者や詳細な進行、ABEMAでの配信時間・配信形態については、別途発表を待つ必要がある。

ももいろ歌合戦はABEMAで見られる?

過去の開催では、ABEMAが重要な配信プラットフォームとなっている。

2017年の第1回はAbemaTVで生中継され、2015年のカウントダウンライブから続くイベントがインターネット配信を通じて広く視聴できる形になった。

さらに2025年12月31日の第9回は、日本武道館からABEMAで全編無料生放送された。放送開始は午後1時15分で、ジャンルを超えた出演者による歌合戦が届けられた。

ただし、2025年に無料生放送されたからといって、2026年の第10回も同じ時間・条件で配信されるとは限らない。2026年版の配信情報は、ABEMAと公式サイトの発表を確認したい。

【紅白復帰の可能性】ももクロはNHK紅白に再び出場するのか

ファンにとって気になるのは、やはりももクロがいつか紅白に戻ってくるのかという点だ。

2015年の卒業宣言以降、2025年までNHK紅白歌合戦への出場は確認されていない。しかし、卒業宣言があったからといって、将来にわたって出演できないという公式ルールが設けられたわけではない。

復帰の可能性を完全に否定できない3つの理由

1.NHKとの番組上の接点が続いている

前述のとおり、ももクロは2024年の「うたコン」や2026年のNHK番組に出演している。NHKとの関係が完全に断絶したという見方には無理がある。

2.紅白と独自イベントは両立できる

ももいろ歌合戦はグループ独自の年末イベントだが、紅白への出演と必ずしも矛盾するものではない。出演時間や当日のスケジュールなどの条件が合えば、両方の活動を展開する余地はある。

3.卒業宣言は2015年当時の活動方針を示したもの

2015年の発表は、落選を受けて独自の道を進むというメッセージだった。将来の出演を永久に拒否するという具体的な契約や制度が発表されたわけではない。

復帰を判断するために注目したいポイント

紅白復帰の可能性を考える場合、注目すべきなのは次の3点だ。

  • NHKの正式な選考発表:出場歌手として名前が掲載されるか。
  • ももクロ側の公式コメント:紅白出演に関する新たな方針や発言があるか。
  • 大みそかの活動予定:ももいろ歌合戦との日程・出演形態がどのように調整されるか。

2026年11月1日時点では、第77回NHK紅白歌合戦の出場歌手はまだ正式発表前だ。したがって、ももクロの出場が決定したという情報も、復帰が不可能になったという情報も確認されていない。

紅白復帰を期待するファンにとっては、11月以降のNHKの発表が大きな注目ポイントになる。

ただし、紅白に出ないことと、音楽活動が停滞していることはまったく別の話だ。ももクロは独自のステージを育てながら、NHKを含むさまざまな放送局で活動を続けている。

【ももクロ紅白に関するよくある質問(FAQ)】

Q1:ももクロはNHK紅白歌合戦に何回出場した?
A1:2012年の第63回に初出場し、2013年、2014年と3年連続で出場しました。通算出場回数は3回です。

Q2:ももクロは2015年に紅白を自分から辞退したの?
A2:自ら出場を辞退したという経緯ではありません。2015年11月26日にNHKが出場歌手を発表し、ももクロの名前がなかった後、公式サイトで紅白卒業を宣言しました。翌日には佐々木彩夏も落選への悔しさをブログで明かしています。

Q3:ももクロが紅白に出なくなったのはNHKとの不仲が原因?
A3:NHKとの不仲が原因だと確認できる公式発表はありません。2024年の「うたコン」や2026年のNHK番組にも出演しており、紅白への不出場とNHKとの仕事上の関係は分けて考える必要があります。

Q4:ももいろ歌合戦はいつ始まった?
A4:2017年12月31日に「ゆく桃くる桃 ~第1回 ももいろ歌合戦~」として始まりました。第1回からAbemaTVで生中継され、年末の恒例イベントへと成長しました。

Q5:2026年のももいろ歌合戦はいつ、どこで開催される?
A5:第10回は2026年12月31日(木)、有明アリーナで開催されます。2026年11月1日時点では、配信時間や出演者などの詳細は発表待ちです。

Q6:ももクロの現在のメンバーは誰?
A6:百田夏菜子、玉井詩織、佐々木彩夏、高城れにの4人です。有安杏果は2018年1月にグループを卒業しています。

Q7:ももクロがNHK紅白に復帰する可能性はある?
A7:将来的な復帰を禁止する公式ルールは確認されていません。NHKの番組への出演も続いているため、可能性を完全に否定することはできません。ただし、2026年の紅白を含め、具体的な復帰決定は発表されていません。

まとめ:ももクロ紅白卒業の真相と2026年以降の注目点

ももクロとNHK紅白歌合戦の歴史を振り返ると、2012年の初出場から2014年までの3年連続出場、そして2015年の卒業宣言が大きな転換点になっていた。

卒業宣言の実際の経緯は、紅白への自主的な出場辞退ではなく、出場歌手に選ばれなかったことを受けた公式発表だった。佐々木彩夏が翌日に落選への悔しさを語ったことも、その事実を裏付けている。

その後、2015年のカウントダウンライブを経て、2017年には「ももいろ歌合戦」がスタート。ABEMAなどを通じて幅広い視聴者に届けられるようになり、2026年には第10回を迎える。

2026年11月1日現在、ももクロは百田夏菜子、玉井詩織、佐々木彩夏、高城れにの4人体制で活動を継続。新曲のリリースやライブ、テレビ出演なども精力的に行っている。

【プロの結論】ももクロの紅白卒業は、単なるテレビ番組との決別ではなく、選考から外れた出来事をきっかけに、グループ自身が年末の音楽イベントを作り上げていく転換点だったと捉えるのが適切だ。

紅白への復帰だけを活動の評価基準にする必要はない。2017年から続くももいろ歌合戦が10回目を迎えること自体、独自の年末文化を築いてきた成果でもある。

今後の動向を見極めるなら、ネット上の復帰説や出演予想だけで判断せず、NHKの正式な出場者発表、ももクロ公式サイトの告知、ABEMAの配信情報を確認することが大切だ。

2015年に紅白を離れたももクロが、2026年の大みそかには有明アリーナで第10回ももいろ歌合戦を迎える。その歩みは、紅白に出場することだけがアーティストの成功ではないという、独自の可能性を示している。