ニュータイプガンダムとは?能力・専用機・歴代パイロットと強化人間の違いを徹底解説

目次

「ニュータイプガンダム」と検索すると、νガンダム(ニューガンダム)やファンネルを搭載した機体、アムロ・レイやシャア・アズナブルといった宇宙世紀を代表するパイロットが登場する。しかし、実は「ニュータイプガンダム」という名称の単独の公式機体が存在するわけではない。一般的には、ニュータイプの能力を活用するモビルスーツや、ニュータイプ専用機を指す言葉として理解するとわかりやすい。

宇宙世紀のガンダムシリーズにおいて、ニュータイプは単なる優秀なパイロットではなく、人類の進化や他者との理解、戦争が生み出す悲劇までを象徴する重要な概念だ。アムロ、ララァ、シャア、カミーユ、ジュドーなど、作品ごとに能力の現れ方も異なる。2026年現在も宇宙世紀作品が展開されるなか、その設定を理解することはシリーズ全体を楽しむうえで欠かせない。

📌 【この記事の重要ポイントまとめ】

- ニュータイプガンダムは単一の機体名ではなく、ニュータイプの能力を活用する機体や専用機を指す表現。
- ニュータイプは空間認識力、他者の感情を感じ取る感応能力、直感的な判断力などを備えた人類の革新として描かれる。
- サイコミュとファンネルはニュータイプの能力を機械的な操作や遠隔攻撃に結び付ける技術。
- アムロ、シャア、ララァ、カミーユ、ハマーン、ジュドーなどが代表的なニュータイプ。
- 強化人間は人工的な処置によってニュータイプ能力を獲得・増幅させた存在であり、自然に能力を発現するニュータイプとは成り立ちが異なる。

【まず定義】ニュータイプガンダムとは何を指す?νガンダムとの違いも解説

ニュータイプガンダム

ニュータイプガンダムという言葉を理解するには、まず「ニュータイプ」と「ニュータイプ専用モビルスーツ」を区別する必要がある。

ニュータイプガンダムは正式な機体名称ではない

宇宙世紀シリーズにおけるニュータイプとは、人類の革新によって新たな感覚や認識能力を獲得した人間を指す。

その能力を戦闘に利用するため、ジオン公国軍や地球連邦軍などは専用の操縦システムや兵器を開発してきた。

代表的なものが次の機体だ。

- νガンダム(RX-93):アムロ・レイが設計に関与したニュータイプ専用試作MS。
- サザビー(MSN-04):シャア・アズナブルの専用機。サイコフレームとファンネルを搭載。
- キュベレイ(AMX-004):ハマーン・カーンが操縦するファンネル搭載機。
- ジオング(MSN-02):サイコミュによる有線式オールレンジ攻撃を実現した機体。
- ユニコーンガンダム(RX-0):全身にサイコフレームを採用した特殊なガンダム。

これらはすべて同じ種類の機体ではない。ニュータイプの能力を活用するという共通点を持ちながら、開発目的や搭載技術、操縦方式には違いがある。

νガンダムとニュータイプ専用ガンダムは同じ意味ではない

特に間違えやすいのがνガンダムだ。

「ν」はギリシャ文字のニューに由来する表記で、機体名は「ニューガンダム」と読む。

つまり、νガンダムの「ニュー」はニュータイプの略称ではない。

ただし、機体そのものはアムロ・レイの設計思想を反映したニュータイプ専用試作MSであり、サイコフレームやフィン・ファンネルを搭載している。

バンダイナムコエンターテインメントの公式機体紹介でも、νガンダムはアムロが設計に関与したニュータイプ専用機として説明されている。

このため、検索キーワードとしての「ニュータイプガンダム」と「νガンダム」は関連性が高いものの、設定上は区別しておきたい。

【宇宙世紀の歴史】ニュータイプはなぜ誕生した?ジオン・ズム・ダイクンの思想

ニュータイプという概念の出発点は、宇宙移民が進んだ宇宙世紀の社会背景にある。

ジオン・ズム・ダイクンが提唱した新人類論

ニュータイプの思想を提唱した人物として知られるのが、ジオン・ズム・ダイクンだ。

『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』公式サイトの宇宙世紀講座では、ダイクンが宇宙へ進出した人類は新たな環境に適応し、新人類へと革新する可能性があると説いた経緯が紹介されている。

彼の思想では、宇宙で生活するスペースノイドが新たな人類へ進化し、地球に残ったアースノイドを超える存在になると考えられていた。

ここから生まれたのが、次の対比である。

- ニュータイプ:新たな感覚や認識能力を獲得した新人類。
- オールドタイプ:従来の感覚や認識のままの人類。

ただし、この分類は単純な能力測定や生物学的な種の区分ではない。ダイクンの思想は政治的にも利用され、ジオン独立運動の理念を支えるものになった。

ニュータイプの理想と戦争利用の矛盾

本来、ニュータイプという概念には、人間同士が誤解なく理解し合える未来への期待が込められていた。

ところが、実際の宇宙世紀では、その能力が戦争に利用されていく。

ジオン公国軍はニュータイプの感応能力を兵器の操作に利用し、地球連邦軍も対抗するために研究を進めた。

その結果、ニュータイプは人類の希望であると同時に、軍事技術によって管理・利用される存在になってしまう。

この矛盾こそ、初代『機動戦士ガンダム』から『機動戦士Ζガンダム』『機動戦士ガンダムΖΖ』へと続く重要なテーマだ。

【能力と仕組み】ニュータイプにはどんな能力がある?オールドタイプとの違い

ニュータイプの能力は、単純な身体能力の向上ではない。

人間の感覚や認識、意識のつながりが通常とは異なる形で描写される点に特徴がある。

代表的なニュータイプ能力は4種類

1. 空間認識能力

周囲の状況を瞬時に把握し、死角からの攻撃や敵の動きを察知する能力。

特に宇宙空間では、上下左右という固定された方向に頼れないため、この能力は戦闘で大きな意味を持つ。

アムロ・レイが一年戦争で急速に戦闘能力を高めた背景にも、こうした感覚の鋭敏化がある。

2. 他者の感情や意識を感じ取る能力

相手の感情、意識、敵意などを通常の五感とは異なる形で感じ取る。

ララァ・スンとアムロが精神的なつながりを見せた場面は、ニュータイプ能力を象徴する代表的な描写だ。

3. 直感・予測に近い判断能力

相手の行動や戦場の変化を、通常では考えられないほど素早く察知する。

ただし、未来を自由に見通せる万能の予知能力ではない。作品ごとに描写の幅があり、必ずしもすべてのニュータイプが同じ能力を発揮するわけではない。

4. サイコミュを通じた機体操作

ニュータイプが持つ感応能力を、専用の機械システムを介してモビルスーツの操作に反映させる。

これにより、複数の遠隔兵器を同時に操作するなど、通常の操縦方式では難しい戦闘が可能になる。

オールドタイプとの違いを比較

比較項目 ニュータイプ オールドタイプ
感覚 超感覚的な知覚を発揮 通常の五感が基本
空間認識 極めて鋭敏な場合がある 通常の認識能力が中心
他者との感応 感情や意識を感じ取る描写がある 基本的に通常の意思疎通
戦闘能力 サイコミュとの相性が高い 通常の操縦系統を使用
機体操作 思念による遠隔操作が可能な場合がある レバーやペダルなどによる操作が基本
物語上の役割 人類の革新や相互理解の象徴 従来の人類や社会の象徴

重要なのは、ニュータイプだから必ずオールドタイプより優秀なパイロットになるわけではないことだ。

オールドタイプにも卓越した技量や判断力を持つ人物は存在する。ニュータイプ能力はパイロットとしての強さを決める唯一の基準ではない。

また、ニュータイプという言葉を単なる「超能力者」と解釈するのも正確ではない。物語の中心にあるのは、他者を理解する可能性と、その能力が戦争によって歪められる問題なのである。

【サイコミュとファンネル】ニュータイプ専用機の仕組みと代表的なガンダム一覧

ニュータイプの能力をモビルスーツの性能に結び付ける重要な技術が、サイコミュシステムだ。

サイコミュシステムとは何か

サイコミュは「サイコ・コミュニケーターシステム」の略称で、ニュータイプの感応能力を機械操作に変換するための技術として登場する。

一般的なモビルスーツでは、パイロットがレバーやペダルなどを使って機体を操作する。

一方、サイコミュ搭載機では、パイロットの感応波をシステムが受け取り、機械的な制御信号に変換することで、思考に近い操作を可能にする。

この技術によって、機体本体から離れた兵器を複数同時に操るオールレンジ攻撃が実現した。

ただし、サイコミュは万能ではない。操縦者の能力や精神状態、機体側のシステム性能などが関係し、扱う側にも大きな負担が生じる場合がある。

ビットとファンネルの違い

ニュータイプ専用機を語るうえで欠かせないのが、ビットとファンネルだ。

ビットは、機体から独立して行動する遠隔操作式の攻撃兵器。

初期の代表例は、ララァ・スンが搭乗したエルメスに装備されたビットである。

ファンネルは、ビットから発展した小型の遠隔操作兵器。

母機から射出され、敵の正面だけでなく側面や背後など、複数の方向から攻撃できる。

ファンネルはキュベレイやサザビー、νガンダムなどに搭載され、宇宙世紀を代表する兵装となった。

代表的なニュータイプ関連機体

エルメス

ララァ・スンの搭乗機。サイコミュによってビットを操作し、遠距離から複数方向への攻撃を可能にしたモビルアーマー。

ジオング

シャア・アズナブルが一年戦争終盤に搭乗した機体。有線式の腕部ビーム砲を利用するサイコミュ兵器を搭載している。

キュベレイ

ハマーン・カーンの代表的な搭乗機。複数のファンネルを操る能力を持ち、遠隔攻撃に特化した機体として知られる。

サイコ・ガンダム

ムラサメ研究所が開発した大型可変モビルアーマー。サイコミュを搭載し、強化人間のフォウ・ムラサメなどが搭乗した。

νガンダム

アムロ・レイが設計に関与したRX-93。サイコフレームとフィン・ファンネルを採用し、攻撃だけでなく防御にも優れた機体となっている。

サザビー

シャア・アズナブルの専用機。サイコフレームを採用し、ファンネルを含む高性能兵装を備えている。

ユニコーンガンダム

全身にサイコフレームを採用したRX-0。NT-Dシステムを搭載し、ニュータイプの感応能力とサイコフレームの関係をさらに発展させた機体である。

なお、すべてのニュータイプ関連機体がファンネルを搭載しているわけではない。ΖガンダムのバイオセンサーやF91のバイオ・コンピューターなど、異なる技術によってパイロットと機体の連携を高めた例も存在する。

【歴代パイロット一覧】アムロ・レイ、シャア、ララァ、カミーユの能力を比較

宇宙世紀のニュータイプは、作品を追うごとに異なる個性を見せてきた。

ここでは代表的な人物と搭乗機、能力の特徴を整理する。

パイロット 代表的な搭乗機 能力・特徴
ララァ・スン エルメス 高い感応能力を持ち、ビットを操る
アムロ・レイ ガンダム、νガンダム 戦闘中に能力が開花。高い空間認識能力と操縦技量を持つ
シャア・アズナブル ジオング、サザビー 高い操縦技量とニュータイプ能力を併せ持つ
カミーユ・ビダン Ζガンダム 極めて高い感受性を持ち、バイオセンサーとの連携を見せる
ハマーン・カーン キュベレイ 高いニュータイプ能力と優れた操縦技術を持つ
ジュドー・アーシタ Ζガンダム、ΖΖガンダム 強い生命力と感受性を持つ次世代のニュータイプ
シーブック・アノー ガンダムF91 戦闘を通じてニュータイプとして覚醒する
ウッソ・エヴィン Vガンダム、V2ガンダム 若くして高い感応能力と戦闘適応力を示す
バナージ・リンクス ユニコーンガンダム サイコフレームを通じて強い感応能力を発揮する
フォウ・ムラサメ サイコ・ガンダム 人工的な処置を受けた強化人間

アムロ・レイ:戦闘を通じて覚醒したニュータイプ

『機動戦士ガンダム』の主人公であるアムロ・レイは、ニュータイプの代表格だ。

当初は機械いじりが好きな民間人の少年だったが、ジオン軍の襲撃をきっかけにRX-78-2ガンダムへ搭乗する。

戦いを重ねるなかでニュータイプ能力を開花させ、敵の攻撃を先読みするような反応や卓越した操縦技術を見せるようになった。

そして『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』では、U.C.0093を舞台にνガンダムへ搭乗する。

アムロが設計に関与したνガンダムは、サイコフレームとフィン・ファンネルを搭載したニュータイプ専用機だ。

特筆すべきなのは、アムロの能力が単なる戦闘技術にとどまらないこと。彼は他者との理解を求めながらも、戦争という現実のなかでその能力を使わざるを得なかった人物でもある。

シャア・アズナブル:アムロと対照的なニュータイプ

シャア・アズナブルは、アムロの宿命のライバルとして知られる。

優れた操縦技術、戦略的な判断力、そしてニュータイプとしての素質を持つ人物だ。

一年戦争終盤ではジオングに搭乗し、第二次ネオ・ジオン戦争ではサザビーを駆る。

アムロとの違いは、ニュータイプという存在に対する考え方にも表れている。

シャアは人類の現状に強い失望を抱き、地球寒冷化作戦によって人類を変革しようとした。

一方のアムロは、人間同士が理解し合える可能性を信じて戦う。

二人の対立は単なるエースパイロット同士の戦闘ではなく、ニュータイプの理想をどう実現するかという思想的な対立でもあった。

ララァ・スン:ニュータイプ能力の本質を象徴する人物

ララァ・スンは、初代『機動戦士ガンダム』に登場する重要人物だ。

非常に高い感応能力を持ち、エルメスに搭乗してビットを自在に操る。

彼女の存在が特別なのは、ニュータイプ能力を戦闘の強さだけではなく、他者との精神的なつながりとして描いている点にある。

アムロとの出会いは、ニュータイプ同士が理解し合う可能性を示す一方、その能力が戦争のなかで悲劇を生むことも明らかにした。

ララァの存在は、その後のアムロとシャアの関係にも長く影響を与えていく。

カミーユ・ビダン:極めて高い感受性を持つニュータイプ

『機動戦士Ζガンダム』の主人公カミーユ・ビダンは、ニュータイプ能力の高さで知られる人物だ。

Ζガンダムの公式キャラクター紹介でも、ニュータイプとして能力を覚醒させ、人々の思念を集めてΖガンダムの性能以上の力を引き出したことが紹介されている。

カミーユの特徴は、他者の感情や苦しみを強く受け取ってしまう感受性にある。

その能力は戦闘で大きな力を発揮する一方、戦争で失われる命や人々の悲しみを受け止める精神的な負担にもつながった。

ニュータイプ能力が必ずしも本人を幸福にするわけではないという、シリーズの重要なテーマを体現した人物といえる。

ジュドー・アーシタ:次世代のニュータイプ

『機動戦士ガンダムΖΖ』の主人公ジュドー・アーシタも、非常に高いニュータイプの素養を持つ。

アムロやカミーユとは異なり、強い生命力と前向きな行動力が特徴だ。

戦いのなかでニュータイプとしての能力を開花させ、ΖΖガンダムを操縦する。

ニュータイプという存在が悲劇だけでなく、未来への希望にもなり得ることを示した人物でもある。

バナージ・リンクス:サイコフレームの可能性を示した存在

『機動戦士ガンダムUC』の主人公バナージ・リンクスは、ユニコーンガンダムのパイロットだ。

ユニコーンガンダムは、全身にサイコフレームを採用した特殊な機体であり、NT-Dシステムによって機体の形態が変化する。

『機動戦士ガンダムNT』では、U.C.0097を舞台に、ユニコーンガンダムが示した人知を超える力やニュータイプの存在をめぐる問題が引き継がれている。

この時代の作品では、ニュータイプの能力をどこまで機械が増幅できるのか、人間の意識と技術の境界はどこにあるのかという問題が、より深く描かれている。

【強化人間との違い】ニュータイプと人工ニュータイプは何が違う?

ニュータイプと混同されやすい存在が「強化人間」だ。

どちらもサイコミュを扱える場合があるため、同じ存在だと思われることもあるが、誕生の経緯は異なる。

自然に能力を発現するニュータイプと人工的な強化人間

ニュータイプは、宇宙世紀の設定において人類の革新として能力を発現する存在だ。

一方、強化人間は、研究機関による薬物投与や心理的・身体的な処置などによって、ニュータイプに近い能力を人工的に獲得・増幅させた人間を指す。

代表的な人物がフォウ・ムラサメだ。

彼女は地球連邦軍のムラサメ研究所で強化人間として扱われ、サイコ・ガンダムに搭乗した。

また、『機動戦士ガンダムNT』のヨナ・バシュタも、ニュータイプの素質を見込まれて強化人間の処置を受けた過去を持つ。

ここで注目したいのは、強化人間が必ずしもニュータイプの素質をまったく持たない人間というわけではないことだ。もともとの適性と人工的な処置が組み合わされるケースも描かれている。

ニュータイプと強化人間の比較

比較項目 ニュータイプ 強化人間
能力の獲得 自然な能力の発現 人工的な処置による獲得・増幅
研究機関による処置 必須ではない 基本的に受ける
サイコミュの使用 適性があれば可能 適性や処置によって可能
精神面 個人差がある 処置や環境による負担が描かれる
代表的人物 アムロ、ララァ、カミーユ フォウ、ロザミアなど
物語上の意味 人類の革新と相互理解 人間を兵器として利用する問題

なぜ強化人間は悲劇的に描かれるのか

強化人間の物語には、軍事組織による人間の道具化という問題がある。

ニュータイプの能力を軍事利用するために、人間の身体や精神へ人工的な処置を施す。

その過程で本人の意思や人格が軽視されることも少なくない。

フォウ・ムラサメやロザミア・バダムのエピソードは、その問題を象徴している。

ニュータイプが本来持つ可能性を、軍事的な目的のために人工的に再現しようとした結果、人間としての尊厳が損なわれてしまう。

この対比は、宇宙世紀シリーズにおける科学技術と倫理の問題を考えるうえでも重要だ。

【2026年最新の視点】ニュータイプという概念は宇宙世紀でどう受け継がれている?

ニュータイプという設定は、初代『機動戦士ガンダム』だけの概念ではない。

宇宙世紀の物語が進むにつれ、能力の意味や技術との関係は変化してきた。

宇宙世紀の作品とニュータイプの変遷

- U.C.0079『機動戦士ガンダム』:ニュータイプという概念が戦争のなかで明確になり、アムロやララァが登場。
- U.C.0087『機動戦士Ζガンダム』:カミーユやハマーンを通じて、ニュータイプ能力と精神的な負担が描かれる。
- U.C.0088『機動戦士ガンダムΖΖ』:ジュドーを中心に、次世代のニュータイプの可能性が描かれる。
- U.C.0093『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』:アムロとシャアの対立を通じて、ニュータイプの理想が問われる。
- U.C.0096『機動戦士ガンダムUC』:ユニコーンガンダムとサイコフレームによって、ニュータイプの可能性が拡張される。
- U.C.0097『機動戦士ガンダムNT』:ニュータイプをめぐる神話と人間の意識、生命の問題が描かれる。
- U.C.0105『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』:アムロやシャアの時代の後に続く宇宙世紀社会の政治的・人間的な問題が描かれる。

2026年は『閃光のハサウェイ キルケーの魔女』も公開

2026年の宇宙世紀作品に関する大きな動きとして、『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ キルケーの魔女』が挙げられる。

同作は2026年1月30日に全国公開された映画で、ハサウェイ・ノア、ギギ・アンダルシア、ケネス・スレッグの運命が交錯する物語だ。

公式発表によると、公開22日間で興行収入20億円、観客動員120万人を突破。その後、公開29日間では興行収入22億円、観客動員134万人を記録し、前作の最終興行成績を更新した。

さらに2026年10月には、Blu-ray・4K ULTRA HD Blu-ray・DVDの2027年1月27日発売と、12月からの期間限定再上映が発表されている。

本作はニュータイプ専用機の解説を主題とする作品ではない。しかし、宇宙世紀という長い歴史のなかで、戦争や人間の意識、個人の選択がどのように受け継がれていくかを考えるうえで重要な位置を占める。

2026年時点でもニュータイプという概念は、単なる過去作品の設定にとどまらず、宇宙世紀の世界観を理解するための重要な背景となっている。

【プロの結論】ニュータイプガンダムを理解するために押さえたい5つのポイント

ニュータイプガンダムについて調べるときは、機体名やパイロットの強さだけで判断すると、設定の本質を見落としやすい。

特に重要なのは次の5点だ。

1. ニュータイプガンダムは正式な単独機体名ではない

νガンダムとニュータイプ専用機は区別する必要がある。νガンダムはニュータイプ専用試作MSだが、ニュータイプ関連機体はほかにも存在する。

2. ニュータイプの本質は戦闘能力だけではない

空間認識や感応能力は戦闘で発揮されるが、根本には人間同士が理解し合う可能性というテーマがある。

3. サイコミュはニュータイプ能力を機械につなぐ技術

ファンネルやビットは、その能力を戦闘に利用した代表的な兵器だ。

4. 強化人間はニュータイプと同じではない

人工的な処置によって能力を獲得・増幅する点が異なる。ただし、両者の能力や機体の適性には重なる部分もある。

5. ニュータイプだから最強というわけではない

アムロやカミーユのように高い能力を持つ人物がいる一方、能力の高さが精神的な負担や悲劇につながるケースもある。

ニュータイプを理解するうえでは、単純な強さランキングよりも、能力の性質、搭乗機の技術、本人の思想や経験を合わせて見ることが大切だ。

【よくある質問】ニュータイプガンダムに関するFAQ

Q1:ニュータイプガンダムとはどの機体のことですか?

A1:特定の一機を指す正式名称ではありません。一般的にはνガンダムやキュベレイ、サザビー、ユニコーンガンダムなど、ニュータイプの能力を活用する機体や専用機を指す表現です。

Q2:νガンダムはニュータイプ専用機ですか?

A2:はい。νガンダムはアムロ・レイが設計に関与したニュータイプ専用試作MSです。サイコフレームとフィン・ファンネルを搭載しています。

Q3:歴代最強のニュータイプは誰ですか?

A3:公式に統一された能力ランキングはありません。アムロ、カミーユ、ジュドー、ララァなど、それぞれ異なる能力や特徴を持っています。戦闘能力だけでなく、感応能力や精神的な影響まで含めると単純な順位付けは困難です。

Q4:シャア・アズナブルはニュータイプですか?

A4:はい。シャアもニュータイプとして扱われています。ジオングやサザビーなど、サイコミュ技術を活用した機体に搭乗しています。

Q5:ララァ・スンの能力は何が特別なのですか?

A5:非常に高い感応能力を持ち、エルメスに搭載されたビットを操ることができました。アムロとの精神的なつながりも、ニュータイプ能力を象徴する重要な描写です。

Q6:ニュータイプと強化人間はどちらが強いですか?

A6:一概には比較できません。強化人間もサイコミュを使用できる場合があり、機体性能や本人の適性、精神状態、操縦技量によって戦闘結果は変わります。

Q7:ファンネルはニュータイプ以外でも使用できますか?

A7:基本的にはニュータイプや強化人間など、サイコミュへの適性を持つパイロットが使用する兵器です。一般的なオールドタイプが通常の操縦方法だけで自由自在に扱える兵器ではありません。

まとめ:ニュータイプガンダムの本当の魅力は人類の可能性にある

ニュータイプガンダムとは、ニュータイプという人類の革新を象徴する能力と、それを活用するモビルスーツの関係を表す言葉として理解するとよい。

アムロ・レイ、シャア・アズナブル、ララァ・スン、カミーユ・ビダン、ジュドー・アーシタなど、宇宙世紀の歴代パイロットは、それぞれ異なる形でニュータイプの可能性を示してきた。

また、サイコミュやファンネル、サイコフレームといった技術は、ニュータイプの能力を兵器として活用するために発展してきたものだ。

一方、強化人間という存在は、人類の革新を人工的に再現しようとする軍事技術の問題を浮き彫りにしている。

2026年現在も宇宙世紀作品が新たな展開を見せるなか、ニュータイプという概念はガンダムシリーズの根幹を支えている。

ニュータイプは、単に最強のパイロットを意味する存在ではない。人間は互いを理解できるのか。そして、その可能性を戦争や技術がどう変えてしまうのか。 その問いこそが、ニュータイプガンダムというテーマが長く支持されている理由なのである。

主な事実確認資料: ガンダム公式サイト『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』宇宙世紀講座、バンダイナムコエンターテインメント公式機体・キャラクター資料、GUNDAM CARD GAME公式カード情報、『機動戦士ガンダムNT』公式サイト、『閃光のハサウェイ キルケーの魔女』公式発表。