東海大学駅伝2026最新結果を検証!箱根12位・全日本11位の戦力と次季課題を徹底解剖

目次

2026年の東海大学駅伝は、箱根駅伝で総合12位、11月1日に開催された全日本大学駅伝で総合11位という結果になった。いずれも翌年度のシード権獲得には届かなかった一方、10月17日の箱根駅伝予選会では3位に入り、2027年1月の第103回箱根駅伝への出場を決めている。大会ごとの順位を並べると、チームの現在地と成長の両方が見えてくる。

注目選手は、全日本大学駅伝2区で区間4位の快走を見せた駅伝主将・永本脩、箱根駅伝と全日本大学駅伝の両方で上位の区間成績を残した南坂柚汰、そして全日本大学駅伝4区を担った松山優太だ。また、2026年4月には両角速氏が総監督に就任し、西出仁明氏が駅伝監督に昇格する指導体制の変更もあった。現在の戦力、区間配置、過去の三大駅伝実績を照合し、東海大がシード権奪還に向けて何を改善すべきかを整理する。

📌 【この記事の重要ポイントまとめ】

  • 2026年の大会結果:箱根駅伝は総合12位、全日本大学駅伝は総合11位。ともにシード権を逃した。
  • 注目選手:永本脩が全日本2区で区間4位、南坂柚汰が8区で区間6位。松山優太も中核メンバーとして出場した。
  • 次季への展望:2026年10月の箱根予選会は3位通過。2027年の箱根駅伝でシード権を取り戻せるかが最大の焦点となる。

【2026年最新結果】東海大学は箱根12位・全日本11位!大会別の成績を検証

東海大学駅伝

2026年の東海大学駅伝を評価するうえで、まず押さえたいのが箱根駅伝と全日本大学駅伝の結果だ。両大会とも総合順位は10位以内に届かず、シード権を逃した。ただし、全日本大学駅伝では前年から順位を一つ上げ、予選会でも好成績を残している。

第102回箱根駅伝は総合12位、タイムは10時間55分01秒

2026年1月2日・3日に開催された第102回東京箱根間往復大学駅伝競走で、東海大学は総合12位、10時間55分01秒を記録した。

往路は5時間26分10秒、復路は5時間28分51秒。復路は往路より2分41秒長く、総合順位はシード権獲得ラインの10位に届かなかった。

区間別では4区の南坂柚汰が区間5位と好走した一方、2区の花岡寿哉は16位、6区の水野夢大は19位だった。長距離区間で安定して上位を維持する難しさが、総合順位に影響した。

特に注目したいのは、10人全員で走る箱根駅伝では、1人の好走だけで順位を押し上げることが難しい点だ。南坂の区間5位という成果をチーム全体の結果につなげるには、ほかの区間でも大きな順位の落ち込みを防ぐ必要がある。

東京箱根間往復大学駅伝競走の公式記録でも、東海大学の第102回大会の総合12位と各区間の成績が確認できる。

第58回全日本大学駅伝は総合11位、永本の活躍が光る

2026年11月1日に行われた第58回全日本大学駅伝対校選手権大会では、東海大学は総合11位、5時間15分34秒でフィニッシュした。

大会は愛知県の熱田神宮西門前から三重県の伊勢神宮内宮宇治橋前まで、8区間106.8kmで実施された。全国の大学に加え、オープン参加の日本学連選抜と東海学連選抜も出場した。

東海大学は1区の矢口陽太が先頭から9秒差の12位で中継。続く2区では駅伝主将の永本脩が区間4位の走りを見せ、チーム順位を12位から4位まで押し上げた。

一時はシード権圏内に浮上したものの、3区で9位、4区で10位、5区で11位と順位を下げる。その後も接戦を続け、最終8区の南坂柚汰が区間6位で走り、11位で大会を終えた。

翌年度のシード権は総合8位以内に与えられるため、11位は惜しくも対象外となる。8位の帝京大学とのタイム差は3分32秒だった。あと一歩という印象を受ける数字だが、8人全員が少しずつ順位を上げなければ埋められない差でもある。

なお、前年の第57回大会では東海大学は12位、5時間17分16秒だった。2026年は1つ順位を上げ、タイムも1分42秒短縮している。改善の兆しは数字にも表れている。

【区間エントリー・メンバー】永本脩、南坂柚汰、松山優太の役割と結果

2026年の東海大学駅伝を詳しく見るには、箱根駅伝と全日本大学駅伝の区間配置を比較する必要がある。同じ選手が異なる距離や区間を担当することで、持ち味と課題が見えてくるからだ。

以下は第102回箱根駅伝と第58回全日本大学駅伝の実際の出走メンバーをまとめたものだ。次回箱根駅伝の区間エントリーとは区別して確認したい。

選手 2026年箱根駅伝 2026年全日本大学駅伝 注目ポイント
兵藤ジュダ 1区・13位 出走なし 箱根の1区を担当
花岡寿哉 2区・16位 出走なし 箱根のエース区間を担当
草刈恭弓 3区・13位 出走なし 箱根3区を担当
南坂柚汰 4区・5位 8区・6位 両大会で上位の区間成績
永本脩 5区・13位 2区・4位 駅伝主将、全日本で順位を押し上げる
水野夢大 6区・19位 出走なし 箱根6区を担当
鈴木天智 7区・11位 出走なし 箱根7区を担当
ロホマン・シュモン 8区・10位 出走なし 箱根8区を担当
中野純平 9区・12位 7区・16位 両大会で出走した中核選手
竹割真 10区・12位 出走なし 箱根10区を担当
矢口陽太 出走なし 1区・12位 全日本のスタートを担当
平井璃空 出走なし 3区・14位 全日本3区を担当
松山優太 出走なし 4区・12位 2年次生として出場
松山唯人 出走なし 5区・12位 優太と兄弟でタスキをつなぐ
佐野鈴太 出走なし 6区・10位 全日本6区を担当

この表から分かるのは、東海大学には上位を狙える区間走者がいる一方、全区間で同じ水準の走りをそろえることが課題として残っていることだ。

永本脩は全日本2区で区間4位、チームを12位から4位へ

2026年全日本大学駅伝で最も印象的だった選手の一人が、駅伝主将の永本脩だ。

1区終了時点で12位だった東海大学を、永本は2区の区間4位という好走で4位まで押し上げた。先頭集団を追いながらロングスパートを仕掛ける展開で、チームがシード権を狙える位置に浮上するきっかけをつくった。

また、2026年10月17日の第103回箱根駅伝予選会では、チームの上位10人合計タイムを支え、個人総合10位を記録している。

東海大学の公式選手プロフィールによると、永本の5000m自己ベストは13分34秒17、10000mは28分44秒15。ハーフマラソンでも1時間02分19秒を記録しており、ロードでの安定感が持ち味だ。

南坂柚汰は箱根4区5位、全日本8区6位の安定感

南坂柚汰は、2026年の東海大学を語るうえで欠かせない存在だ。

第102回箱根駅伝では4区を担当し、区間5位を記録。全日本大学駅伝では最長区間の8区を任され、区間6位でフィニッシュした。

全日本では、チームが7区終了時点で12位まで順位を落としていた。南坂は最後まで前を追い、最終順位を11位まで戻した。長い距離でも大きく崩れない走力は、箱根駅伝の長距離区間を考えるうえでも大きな強みとなる。

公式プロフィールに掲載された自己ベストは、5000mが13分39秒08、10000mが28分21秒62。2026年5月には10000mで自己ベストを記録している。

松山優太は松山唯人と兄弟で全日本に出場

2026年全日本大学駅伝では、松山優太と松山唯人の兄弟が4区、5区を連続して担当した。

松山優太は2年次生ながら4区を走り、区間12位。続く5区では松山唯人も区間12位でタスキをつないだ。両選手ともに上位争いを支えるには、今後さらに区間順位を上げることが期待される。

松山優太の公式プロフィールでは、5000mの自己ベストが13分56秒47、10000mが29分12秒87となっている。学年リーダーも務めており、今後の東海大学を支える世代の一人だ。

こうした若い選手が長距離区間の経験を積めば、永本や南坂ら上級生の走りを次の世代につなぐことにもなる。

【三大駅伝の歴代成績】東海大学はかつて箱根・全日本・出雲を制した強豪

現在の東海大学はシード権獲得を目指す立場にあるが、歴史を振り返ると学生三大駅伝で輝かしい実績を持つチームだ。

特に2000年代後半から2010年代にかけては、出雲駅伝での連覇や箱根駅伝での総合優勝など、全国の大学駅伝を代表する存在として活躍してきた。

2003年から2019年までの主な優勝実績

東海大学陸上競技部中・長距離ブロックの公式歴史紹介によると、主な転換点は次のとおりだ。

  • 1973年:箱根駅伝に初出場。
  • 2003年:全日本大学駅伝で初優勝。
  • 2007~2009年:出雲駅伝で3連覇。
  • 2017年:出雲駅伝で8年ぶり4度目の優勝。
  • 2019年:全日本大学駅伝で16年ぶり2度目の優勝。
  • 2019年:箱根駅伝で悲願の初総合優勝。
  • 2020年:箱根駅伝で復路初優勝。

2019年の箱根駅伝総合優勝は、東海大学の歴史を語るうえで特に重要な出来事だ。両角速氏の指導のもと、選手層とスピードを生かしたチームづくりが実を結んだ。

同年の全日本大学駅伝でも優勝しており、長距離の総合力を全国に示したシーズンだった。

三大駅伝で求められる能力はそれぞれ異なる

箱根駅伝、全日本大学駅伝、出雲駅伝は、いずれも大学駅伝の主要大会だが、コース距離や区間数が異なる。

  • 箱根駅伝:10区間217.1km。長距離への対応力に加え、山上り・山下りの適性や選手層の厚さが求められる。
  • 全日本大学駅伝:8区間106.8km。各区間でのスピードと持久力、順位変動への対応が重要になる。
  • 出雲駅伝:6区間45.1km。比較的短い距離でのスピードと、序盤から流れをつくる力が問われる。

過去の優勝実績があるからといって、現在の戦力も同じとは限らない。2019年の優勝チームと2026年のチームを単純に比較するのではなく、現在の選手構成と各大会での走りを評価する必要がある。

【シード権の現在】箱根は予選会3位通過、全日本は11位で次年度シードを逃す

東海大学のシード権を考える際には、箱根駅伝と全日本大学駅伝を分けて確認することが大切だ。両大会ではシード権の獲得条件が異なる。

箱根駅伝は2026年10月の予選会で3位通過

第102回箱根駅伝で総合12位だった東海大学は、2027年1月の第103回大会に向けて予選会に回った。

2026年10月17日に東京都立川市で開催された第103回箱根駅伝予選会では、45大学が参加。各校12人以内の登録選手から上位10人の合計タイムで争われ、東海大学は10時間33分41秒で総合3位に入った。

上位10校が本戦出場権を獲得する方式で、東海大学は2年連続53回目の箱根駅伝出場を決めている。

特に永本脩が総合10位、中野純平が12位、南坂柚汰が14位に入ったことは、チームの上位選手だけでなく複数の選手が安定して走れることを示している。

なお、2027年1月の本戦でシード権を得るには、総合10位以内に入る必要がある。予選会3位という結果は好材料だが、本戦のシード獲得を保証するものではない。

全日本大学駅伝は総合8位以内がシード権の条件

2026年11月1日の全日本大学駅伝では、東海大学は11位だった。

翌年度のシード権は8位以内に与えられるため、今回の結果では次回大会のシードを獲得できていない。

2026年の結果を整理すると、次のようになる。

  • 箱根駅伝:総合12位でシード権を逃し、予選会3位から次回本戦へ。
  • 全日本大学駅伝:総合11位でシード権を逃す。
  • 次回箱根駅伝:2027年1月2日・3日の本戦で10位以内を目指す。

つまり、2026年11月1日時点では、箱根駅伝の次回出場権は確保しているものの、両大会ともシード権を保持している状態ではない。

【戦力比較と新指導体制】東海大学がシード権を奪還するための3つの課題

2026年の大会結果から判断すると、東海大学には上位を狙える個人能力がある一方、チーム全体の安定性には改善の余地がある。

単純に11位、12位という順位だけを見るのではなく、予選会での集団走、全日本大学駅伝の区間順位、箱根駅伝での区間別成績を組み合わせると、今後の強化ポイントが明確になる。

課題1:中盤区間の順位低下を抑える

2026年全日本大学駅伝では、永本脩が2区で区間4位となり、チームを4位まで押し上げた。しかし、3区の平井璃空は14位、4区の松山優太は12位、5区の松山唯人も12位だった。

さらに7区の中野純平は区間16位となり、チーム順位も12位に後退した。

8区の南坂が区間6位で巻き返したことは評価できるが、エース級の走りを見せる選手に負担が集中する展開では、総合順位を安定して上げることは難しい。

したがって、次の大会で必要なのは、特定の選手が大幅に順位を上げることだけではない。中盤の選手が区間一桁順位を安定して狙えるチームにすることだ。

課題2:箱根の長距離区間と山の適性を強化する

箱根駅伝では、短い区間のスピードだけでなく、長距離区間を最後まで走り切る持久力が必要になる。

2026年大会では4区の南坂が区間5位だった一方、5区の永本は13位、6区の水野夢大は19位。区間ごとの結果に差が生じた。

山上り・山下りを含む特殊なコースへの適性も、一般的なトラック競技の記録だけでは判断できない。ロードでの実戦経験を増やし、区間特性に合った選手を育てることが重要になる。

課題3:若手の底上げと上級生の経験継承

2026年の全日本大学駅伝では、松山優太、松山唯人ら2年次生も出走した。こうした若手選手が全国大会で経験を積んでいることは、今後のチームにとって明るい材料だ。

一方、永本脩と南坂柚汰は2026年度の4年次生であり、学生競技生活の終盤に差しかかっている。2027年1月の箱根駅伝は、彼らにとって大学最後の箱根路となる可能性が高い。

次世代の選手が上級生の経験を受け継ぎ、複数の区間で安定した成績を残せるかが、2027年度以降のチーム力を左右する。

両角速氏は総監督に就任、西出仁明監督が新体制を率いる

2026年の東海大学駅伝を考えるうえで、指導体制の変更も見逃せない。

2011年から中長距離ブロックを率いてきた両角速氏は、2026年4月1日付で駅伝総監督に就任した。後任の駅伝監督には、それまでヘッドコーチを務めていた西出仁明氏が昇格している。

そのため、2026年現在の正確な役職は、両角速氏が駅伝総監督、西出仁明氏が駅伝監督となる。検索時に「両角速監督」と表記されることもあるが、現行の指導体制では区別が必要だ。

東海大学の公式説明では、西出監督は「スピードの東海」の復活を掲げ、科学的データや医学部との連携を活用した指導を進める方針を示している。

また、全日本大学駅伝終了後、西出監督は選手たちの成長について次のように振り返った。

「今大会ではどの選手もしっかりと最後まで前を追えたのは成長した部分だと感じています」

これは単なる精神論ではなく、劣勢の展開でも大きく崩れないチームへの変化を評価した発言だ。今後はその粘り強さを、実際の区間順位と総合順位の改善につなげられるかが問われる。

また、永本主将も全日本大学駅伝後に次のように語っている。

「何が何でもシード権を取りたいと臨みましたが、11位に終わってしまいました。ただ、昨年度よりもチーム全体に地力がついてきた実感もあります。」

2026年の東海大学は、歴史的な優勝実績を持つチームとして再び上位を狙うための転換期にある。新監督のもとで個人のスピードを総合力へと変えられるかが、次季の最大のテーマとなる。

東海大学駅伝に関するよくある質問(FAQ)

Q1:東海大学の2026年箱根駅伝の順位は何位ですか?

A1:第102回箱根駅伝で総合12位でした。総合タイムは10時間55分01秒で、翌年度のシード権は獲得できませんでした。

Q2:東海大学の2026年全日本大学駅伝の順位は何位ですか?

A2:第58回全日本大学駅伝で総合11位、5時間15分34秒でした。永本脩が2区で区間4位、南坂柚汰が8区で区間6位を記録しています。

Q3:2027年箱根駅伝に東海大学は出場しますか?

A3:出場します。2026年10月17日の第103回箱根駅伝予選会で総合3位、10時間33分41秒を記録し、2年連続53回目の本戦出場を決めました。

Q4:東海大学駅伝の監督は両角速氏ですか?

A4:2026年4月から両角速氏は駅伝総監督に就任しています。中長距離ブロックの駅伝監督は西出仁明氏です。

Q5:東海大学の駅伝で注目すべき選手は誰ですか?

A5:2026年の実績では、全日本2区で区間4位の永本脩、箱根4区で区間5位、全日本8区で区間6位の南坂柚汰、全日本4区を走った松山優太らが注目選手です。

Q6:東海大学は過去に箱根駅伝で優勝したことがありますか?

A6:あります。2019年の第95回箱根駅伝で初の総合優勝を達成しました。2020年には箱根駅伝の復路でも初優勝しています。また、全日本大学駅伝では2003年と2019年、出雲駅伝では2007~2009年と2017年に優勝しています。

まとめ:東海大学駅伝は2027年箱根のシード権奪還が最大の目標

2026年の東海大学駅伝は、箱根駅伝総合12位、全日本大学駅伝総合11位という結果だった。両大会でシード権を逃したことは課題だが、全日本では前年の12位から11位へ順位を上げ、箱根予選会では3位通過を果たしている。

個人では永本脩の全日本2区区間4位、南坂柚汰の箱根4区区間5位・全日本8区区間6位が大きな収穫だ。松山優太ら若手選手の成長も、今後のチームづくりを考えるうえで重要な材料となる。

今後の評価ポイントは、次の3つに集約できる。

  • 中盤区間で区間一桁順位を安定して確保できるか。
  • 箱根駅伝の長距離区間と山の区間で選手層を強化できるか。
  • 両角総監督と西出監督の新体制で、個人の走力をチーム全体の結果につなげられるか。

東海大学には、箱根駅伝総合優勝や全日本大学駅伝優勝を経験した伝統がある。しかし、過去の実績だけで現在の強さを判断することはできない。2026年の大会結果と予選会の成績を照らし合わせれば、チームは確実に次の段階を目指しているものの、シード権を取り戻すには区間ごとの安定感が欠かせない。

2027年1月の第103回箱根駅伝で総合10位以内に入り、シード権を奪還できるか。新体制となった東海大学駅伝の今後を占う、最も重要な試金石となる。