【経歴まとめ】VOCAL BATTLE AUDITION 3からFlower・E-girls時代へ

目次

鷲尾伶菜のキャリアの出発点は、2011年に開催された「EXILE Presents VOCAL BATTLE AUDITION 3 ~For Girls~」だ。

オーディションで選出された鷲尾は、ボーカル&パフォーマーとしてFlowerに加入。同年、シングル「Still」でデビューした。その後、FlowerとE-girlsの両方で活動し、グループを代表する歌声の持ち主として存在感を高めていく。

ソニーミュージックの公式プロフィールでは、鷲尾の特徴として、切なさを感じさせる歌声や、m-flo、DJ DECKSTREAMなどとのコラボレーション実績が紹介されている。2017年10月から2019年3月までは、J-WAVEのラジオ番組「AVALON」で週替わりナビゲーターも担当した。

鷲尾伶菜の活動年表

egirls鷲尾伶菜
時期 出来事・活動 注目ポイント 2011年 VOCAL BATTLE AUDITION 3に合格 Flowerに加入。「Still」でデビュー 2011年以降 Flower・E-girlsで活動 グループのボーカルとして知名度を高める 2017年10月~2019年3月 J-WAVE「AVALON」 ラジオの週替わりナビゲーターを担当 2019年 Flowerのグループ活動終了 本人はE-girlsとソロ活動に向けた意向を表明 2020年10月 ソロプロジェクト「伶」始動 「Call Me Sick」などを配信 2020年12月28日 E-girlsラストライブ 無観客で開催された最後のライブ 2020年12月31日 E-girls活動終了 グループとしての活動に幕 2021年11月 「宝石 feat. 幾田りら」 ソロ名義でのコラボレーション 2023年12月31日 LDH JAPANを退社 所属レーベルはLDH Recordsへ移籍 2025年11月 ミニアルバム『freivor』 香水をテーマにした全5曲の作品 2026年 ソロ活動15周年 新曲、コラボ、Billboard Live公演を展開

この年表で注目したいのは、鷲尾がグループ活動の終了を待ってからソロ活動を始めたわけではないことだ。2020年10月にはすでに「伶」としてソロ作品を発表しており、グループと個人の表現を並行して発展させていた。

【誤解を解説】鷲尾伶菜はE-girlsを脱退した?Flowerと活動終了の違い

鷲尾伶菜について調べると、「E-girlsを脱退した」という表現を目にすることがある。しかし、実際の経緯を確認すると、個人がグループを離れたという説明よりも、グループ全体の活動終了という説明が正確だ。

Flowerは2019年にグループ活動を終了

まず、E-girlsとFlowerは別々のグループである。

Flowerは2019年9月20日、メンバー全員で話し合いを重ねた結果、グループとしての活動を終了し、それぞれの道へ進むことを発表した。

当時の鷲尾のコメントでは、今後はE-girlsのボーカルとしての活動を中心に頑張りながら、Flowerで培った表現力を生かしてソロ活動という新たな目標にも取り組む意向が示されていた。

つまり、Flowerの活動終了後も鷲尾はE-girlsのメンバーとして活動を続けていたのである。

E-girlsは2020年末に活動終了

E-girlsについては、2020年11月28日に公式サイトで重要な発表が行われた。

メンバー全員で今後の活動について協議を重ねた結果、当初の発表どおり、2020年いっぱいをもって活動を終了することが改めて告知された。

最後のライブは、デビュー日にあたる12月28日に無観客で開催。11人でのパフォーマンスや、メンバー全員で作詞に挑戦した楽曲「eleven」などが披露された。グループとしての活動終了日は12月31日だった。

「脱退」と「活動終了」は何が違う?

表現 実際の経緯
Flowerを脱退 個人の脱退ではなく、2019年にグループ活動終了
E-girlsを脱退 個人の脱退ではなく、2020年末にグループ全体が活動終了
ソロ活動への転向 2020年10月から「伶」としてソロプロジェクトを始動
音楽活動を引退 引退ではない。2026年も新曲やライブを展開

この違いを理解しておくと、鷲尾伶菜のキャリアを正確に捉えられる。E-girlsでの活動が終わったことと、本人が歌手活動を辞めたことは同じではない。

【ソロ作品を徹底解説】「宝石」から「Happy Ever After」まで

鷲尾伶菜のソロ活動では、グループ時代のダンス&ボーカルスタイルとは異なる、歌声や楽曲の世界観を中心とした表現が見られる。

特に注目したいのが、異なるアーティストとのコラボレーションだ。FlowerやE-girls時代から培ってきたボーカル表現を土台に、作品ごとに新しい音楽的な組み合わせを試みている。

「宝石 feat. 幾田りら」はソロ初のコラボ曲


2021年11月17日配信
幾田りらが作詞・作曲を手掛け、フィーチャリングにも参加した作品。テーマは「旅立ち」と「新たな一歩」。

「宝石 feat. 幾田りら」は、ソロプロジェクト「伶」にとって初のコラボレーション楽曲だった。

幾田りらはYOASOBIのボーカルikuraとしても活動するアーティスト。異なる個性を持つ2人の歌声を組み合わせた作品であり、鷲尾のソロ活動初期を代表するコラボ曲の一つだ。

2025年のミニアルバム『freivor』


2025年11月19日発売
香水をテーマに、香りの変化を音楽で表現した全5曲入りのミニアルバム。

『freivor』は、独立後初のアルバムとして制作された作品だ。

タイトルは「flavor(香り)」と「reina」を組み合わせた造語。香水の香りが時間とともに変化する仕組みを取り入れ、「TOP NOTE」「MIDDLE NOTE」「LAST NOTE」という3つの楽曲を軸に構成されている。

収録曲は次の5曲だ。

1. TOP NOTE feat. SOOJIN
2. DiZZY
3. MIDDLE NOTE feat. KAZ
4. 正解
5. LAST NOTE

TOP NOTEでは元(G)I-DLEのSOOJIN、MIDDLE NOTEではGENERATIONSのKAZ(数原龍友)と共演。異なるアーティストの個性を取り入れた構成になっている。

この作品の面白さは、単にコラボ相手を増やしたことではない。香水という一つのテーマを作品全体に通し、曲順やタイトルにもコンセプトを反映している点にある。

2026年「Happy Ever After feat. 由薫」


2026年1月16日配信
TVアニメ『エリスの聖杯』のオープニング主題歌。

2026年1月にリリースされた「Happy Ever After feat. 由薫」は、由薫とのコラボレーション楽曲だ。

作品のために書き下ろされた楽曲で、アニメの物語に通じる「真実」と「絆」がテーマ。過去を背負いながら未来へ進もうとする登場人物たちの心情に寄り添う内容となっている。

鷲尾の芯のある歌声と、由薫の透明感のあるボーカルが組み合わさっている点も聴きどころだ。アニメ作品とのタイアップによって、従来のファンだけでなくアニメ音楽のリスナーにも届く機会を広げた。

2026年7月「Underwater」

2026年7月24日にはデジタルシングル「Underwater」もリリースされた。

LDH Records移籍後7作目となる作品で、自分自身を見失いそうになる迷いや葛藤、それでも前を向こうとする気持ちを描いている。強さだけでなく、弱さや孤独にも目を向けた楽曲だ。

「Happy Ever After」とは異なる方向性の作品を発表していることからも、鷲尾がソロアーティストとして表現の幅を広げていることがうかがえる。

【LDH JAPANから独立】現在の所属と『freivor』に込められた意味

鷲尾伶菜のキャリアにおける大きな転換点が、2023年12月31日のLDH JAPAN退社だ。

この日、LDH JAPANは鷲尾の退社を公式発表。同時に、所属レーベルがSony Music LabelsからLDH Recordsへ移籍することも発表した。

鷲尾本人も、グループ活動とソロ活動を合わせて約12年半にわたりLDHに所属していたことを振り返り、関係者やメンバー、ファンへの感謝を伝えている。新しい形で音楽活動を続ける意思も表明した。

独立後もLDH Recordsから作品を発表

ここで注意したいのは、LDH JAPANからの退社と、音楽レーベルとの関係は別の話だということだ。

鷲尾は所属事務所を退社した一方、レーベルはLDH Recordsへ移籍している。実際に、2025年の『freivor』や2026年の「Happy Ever After」「Underwater」もLDH Recordsから発表されている。

したがって、「LDHを辞めたからLDHとの音楽的な関係もすべて終了した」と理解するのは正確ではない。事務所を離れたことと、作品をリリースするレーベルの関係を分けて見る必要がある。

ファンクラブ名にもなった「freivor」

『freivor』という名前は、アルバムタイトルだけではない。独立後に設立したファンクラブの名称にも使われている。

香りを意味する「flavor」と、自身の名前「reina」を組み合わせた言葉には、本人の個性と音楽活動、ファンとのつながりが重ねられている。

2025年のミニアルバムがこのテーマを中心に制作されたことを踏まえると、『freivor』は独立後の活動を象徴するキーワードといえる。

【15周年とBillboard Live 2026】鷲尾伶菜の最新活動と今後の展望

2026年10月12日、鷲尾伶菜はデビュー15周年を迎えた。

2011年のFlowerデビューから数えて15年。Flower、E-girls、ソロプロジェクト「伶」、そして独立後のソロ活動へと、音楽活動の形を変えながら歩んできた節目だ。

Billboard Live 2026は全国3都市で開催

2026年には、2年ぶりとなるBillboard Liveツアー「Reina Washio Billboard Live 2026」が開催された。

会場 公演日
Billboard Live TOKYO 6月27日・28日
Billboard Live OSAKA 7月12日
Billboard Live YOKOHAMA 7月24日

東京、大阪、横浜の3会場で実施されたツアーでは、鷲尾のボーカルとバンドの生演奏によるライブが企画された。

Billboard Liveの公式公演情報でも、FlowerとE-girlsを経てソロシンガーとして活動する鷲尾の歩みや、2025年の『freivor』、2026年のアニメ主題歌が紹介されている。

なお、これらの公演は2026年11月1日時点ですでに終了している。今後の追加公演や次回ツアーの日程については、別途発表を確認する必要がある。

デビュー15周年記念プレイリストは全15曲

15周年を記念して公開されたのが、鷲尾自身が選曲したスペシャルプレイリストだ。

全15曲には、これまでの音楽活動を象徴する作品が並んでいる。

- Flower:「Still (version2016)」「白雪姫 (version2016)」「やさしさで溢れるように」
- E-girls:「Follow Me」「Love ☆ Queen」「北風と太陽」
- ソロ:「Call Me Sick」「TOP NOTE feat. SOOJIN」「宝石 feat. 幾田りら」
- 関連アーティストの楽曲:EMI MARIA「Show Me Your Love」、絢香「手をつなごう」など

選曲について本人は、自身の音楽人生の転機になった曲や、現在の感性を育んだ曲、レッスンで何度も歌った曲などを選んだと説明している。

このプレイリストは、単なるヒット曲集ではない。15年間の経験を本人の視点から振り返る、音楽的な自己紹介としても受け取れる。

新曲「見はらし」は11月13日配信


「見はらし」

配信予定

2026年11月13日


TikTok先行配信:10月30日
デビュー15周年の節目に発表される新曲。

2026年10月13日の公式発表によると、「見はらし」は11月13日に配信リリースされる。TikTokでの先行配信は10月30日から始まっている。

15周年を記念したプレイリストと新曲を同時期に展開することで、これまでのキャリアを振り返るだけでなく、次の活動へとつなげる構成になっている。

11月1日時点では、配信開始前の新曲だ。今後は楽曲の詳細やライブでの披露、次のリリース情報にも注目したい。

【プロの結論】鷲尾伶菜のキャリアは「グループからソロへの進化」

鷲尾伶菜の15年間を振り返ると、単純にE-girlsを離れてソロになったというだけでは説明できない変化が見えてくる。

最初の転換点はFlowerとE-girlsでの活動だ。複数のグループでボーカリストとして経験を積み、ダンスパフォーマンスと歌唱の両面を磨いた。

次の転換点は2020年のソロプロジェクト「伶」。グループ活動の終了前から個人としての音楽表現を始め、映画主題歌やコラボレーションを通じて新たなリスナーにアプローチした。

そして2023年末の独立後は、『freivor』のように作品全体のテーマを設計する活動や、Billboard Liveでのライブなど、個人名義の表現をさらに広げている。

今後の鷲尾伶菜を追う際には、次の3点を判断基準にすると活動の変化が理解しやすい。

1. 所属とレーベルを分けて確認する。 LDH JAPAN退社とLDH Recordsからのリリースは矛盾しない。
2. グループ活動と個人活動を区別する。 E-girlsの終了は、鷲尾本人の歌手活動の終了を意味しない。
3. 作品のコンセプトにも注目する。 コラボ相手だけでなく、『freivor』のようなアルバム全体のテーマを見ると、ソロアーティストとしての方向性が見えてくる。

特に注目したいのは、2026年の15周年が過去の実績を振り返るだけの企画ではないことだ。新曲「見はらし」の発表やライブ活動と組み合わせることで、これまでの経験を次の音楽表現につなげようとしている。

【鷲尾伶菜の現在】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:鷲尾伶菜は2026年現在、何をしている?

A1:ソロアーティストとして音楽活動を続けている。2026年には「Happy Ever After feat. 由薫」「Underwater」をリリースし、Billboard Liveツアーも開催。11月13日には新曲「見はらし」の配信を予定している。

Q2:鷲尾伶菜はE-girlsを脱退したの?

A2:個人で脱退したというより、E-girls全体が2020年12月31日をもって活動を終了したというのが正確な経緯。最後のライブは同年12月28日に開催された。

Q3:FlowerとE-girlsはいつ活動終了した?

A3:Flowerは2019年にグループ活動を終了。E-girlsは2020年末に活動を終了した。両者は別のグループであり、活動終了の時期も異なる。

Q4:鷲尾伶菜はLDHを辞めた?

A4:2023年12月31日をもってLDH JAPANを退社した。同時に所属レーベルはSony Music LabelsからLDH Recordsへ移籍している。

Q5:鷲尾伶菜の「freivor」とは何?

A5:2025年11月19日に発売された全5曲入りのミニアルバム。香水をテーマにした作品で、タイトルは「flavor」と「reina」を組み合わせた造語。独立後のファンクラブ名にも使われている。

Q6:「宝石 feat. 幾田りら」はいつ発売された?

A6:2021年11月17日に配信リリースされた。幾田りらが作詞・作曲を担当し、フィーチャリングにも参加したソロプロジェクト「伶」のコラボ楽曲だ。

Q7:新曲「見はらし」の発売日はいつ?

A7:2026年11月13日(金)に配信リリース予定。TikTokでは10月30日から先行配信が始まっている。

まとめ:鷲尾伶菜はE-girls時代を経て15周年の新たなステージへ

鷲尾伶菜は、2011年にVOCAL BATTLE AUDITION 3で選ばれ、FlowerとE-girlsのメンバーとしてキャリアを築いた。その後、Flowerは2019年、E-girlsは2020年末にそれぞれグループ活動を終了したが、本人は2020年からソロプロジェクト「伶」として音楽活動を続けてきた。

2023年末にはLDH JAPANを退社し、2025年には『freivor』を発表。2026年には「Happy Ever After feat. 由薫」「Underwater」、Billboard Liveツアー、デビュー15周年記念企画と、新たな活動を展開している。

そして、11月13日には新曲「見はらし」の配信が予定されている。E-girls時代の代表的な歌声を懐かしむファンにとっても、現在のソロ活動から鷲尾伶菜を知ったリスナーにとっても、15周年はこれまでの歩みを振り返る良い機会だ。

グループ活動の終了は、アーティストとしての終わりではなかった。FlowerとE-girlsで培った経験を生かしながら、自分自身の音楽を追求する鷲尾伶菜の次の展開に注目したい。

主な情報源:LDH Records公式サイト、LDH JAPAN公式発表、ソニーミュージック公式プロフィール、E-girls公式サイト、Billboard Live公式公演情報、Billboard JAPAN。