弓木英梨乃の経歴と現在は?KIRINJI時代から新レーベル、Fender初モデルまで徹底解説

目次

ギタリスト、シンガーソングライター、作曲家、編曲家として幅広く活動する弓木英梨乃(ゆみき・えりの)。2009年のメジャーデビューから、2013年のKIRINJI加入、2019年のソロプロジェクト「弓木トイ」、そしてマレーシアへの音楽留学まで、そのキャリアは一つの肩書きに収まらない。2026年には自主レーベル「KAIHO RECORDS」を設立し、新曲「Kaiho」「sayonara」を発表。さらに、Fenderから本人初のシグネイチャーモデル「Erino Yumiki Stratocaster®」が発売され、大きな転換点を迎えている。

1990年8月8日生まれ、大阪府出身の弓木は、幼少期からバイオリンに親しみ、中学生の頃にザ・ビートルズをきっかけにギターの世界へ進んだ人物だ。KIRINJI時代の活動や脱退に関する経緯、ソロ名義での表現、2026年の最新リリース、愛用ギターに込めたこだわりまで、これまでの歩みを時系列で整理する。

📌 【この記事の重要ポイントまとめ】

  • プロフィール:1990年8月8日生まれ。2009年にシンガーソングライターとしてメジャーデビューし、2013年から2020年までKIRINJIのメンバーとして活動。
  • 2026年の最新動向:6月に自主レーベルKAIHO RECORDSを設立し、6月10日に「Kaiho」、9月2日に「sayonara」を配信リリース。
  • ギターの実績:2026年9月24日、Fenderから初のシグネイチャーモデルErino Yumiki Stratocaster®が発売。
  • 音楽的な背景:2019年には弓木トイとしてセルフプロデュースアルバムを発表。2021年から2023年にはマレーシアの音楽大学で学んだ。
  • 現在の活動:ソロアーティスト、ギタリスト、アレンジャーとして活動。2026年11月24日にはKAIHO RECORDS初のショーケースライブを予定している。

【プロフィール】弓木英梨乃とは何者?大阪出身のギタリストが音楽家になるまで

弓木英梨乃

弓木英梨乃は、歌とギターの両方を自らの表現手段として持つミュージシャンだ。シンガーソングライターとしてデビューした一方、KIRINJIへの加入やアーティストのライブサポートを通じて、ギタリストとしての評価を高めてきた。

ユニバーサルミュージックの公式プロフィールや音楽メディアの紹介によると、1990年8月8日に大阪府で生まれ、2歳半からバイオリンを始めた。音楽との関係は幼少期から続いており、ギターだけに限定されない演奏経験が、現在の幅広い表現力につながっている。

基本プロフィール

  • 名前:弓木英梨乃(ゆみき・えりの)
  • 英語表記:Erino Yumiki
  • 生年月日:1990年8月8日
  • 出身地:大阪府
  • 年齢:36歳(2026年11月時点)
  • 職業:ギタリスト、シンガーソングライター、作曲家、編曲家
  • 主な担当楽器:ギター、バイオリン
  • 主な活動名義:弓木英梨乃、弓木トイ
  • 自主レーベル:KAIHO RECORDS(2026年設立)

ビートルズとの出会いがギター人生を変えた

弓木の音楽人生を語るうえで欠かせないのが、ザ・ビートルズとの出会いだ。

ユニバーサルミュージックの公式プロフィールによれば、中学2年生の大みそか、家族旅行中の車内で「Ob-La-Di, Ob-La-Da」を聴いたことが大きな転機になった。その後、梅田のライブハウスでビートルズのコピーバンドを観賞。ジョージ・ハリスン役のギタリストに憧れ、ギターを習い始めたという。

父親が所有していたギターを借り、ビートルズの楽曲を徹底的にコピー。中学3年生頃にはMTRを使ってオリジナル曲の制作も始めた。演奏技術を身につけるだけでなく、自分で曲を作るという創作活動にも早くから取り組んでいた点が特徴的だ。

高校時代のコンテスト優勝からメジャーデビューへ

2008年2月、高校2年生だった弓木は「第2回SCHOOL OF SCHOOL FINAL」でグランプリを受賞。これがメジャーデビューにつながる重要な出来事となった。

2009年3月には大学進学を機に上京。同年10月21日、シングル「LφST[ロスト]」でメジャーデビューを果たす。同曲は映画『携帯彼氏』の主題歌に起用された。

その後も「BLUE」「終わらない遊び」などを発表。若くしてシンガーソングライターとしてのキャリアをスタートさせたが、次第に活動の中心はギタリストとしての仕事にも広がっていく。

【経歴・年表】2009年のデビューから2026年の独立までを総整理

弓木英梨乃のキャリアは、単純なソロ歌手からバンドメンバー、そして再び自主制作を軸にしたソロ活動へと変化してきた。

特に重要なのは、2013年のKIRINJI加入、2019年の弓木トイ始動、2021年の海外留学、2026年の自主レーベル設立という4つの転換点だ。

弓木英梨乃の主要な活動履歴

時期 出来事・活動 キャリア上の意味
1990年8月8日 大阪府で誕生 2歳半からバイオリンを始める
2008年2月 SCHOOL OF SCHOOL FINALでグランプリ受賞 メジャーデビューへのきっかけ
2009年10月21日 「LφST[ロスト]」でメジャーデビュー 映画『携帯彼氏』主題歌に起用
2012年以降 ライブサポートやレコーディングを本格化 ギタリストとして活動の幅を拡大
2013年 KIRINJIに加入 ギター、ボーカル、バイオリンを担当
2019年 弓木トイ始動 ソロプロジェクトとしてアルバムを制作
2020年 KIRINJIの現編成での活動終了 グループの活動形態が転換
2021年 マレーシアの音楽大学に留学 海外の音楽・文化・言語を学ぶ
2023年3月 マレーシアから本帰国 国内での活動を再展開
2026年6月 KAIHO RECORDS設立 自主レーベルでの音楽制作を開始
2026年6月10日 1stシングル「Kaiho」配信 自主レーベルの第1弾作品
2026年9月2日 2ndシングル「sayonara」配信 新たなサウンド表現を展開
2026年9月24日 Erino Yumiki Stratocaster®発売 Fender初の本人シグネイチャーモデル
2026年11月24日(予定) KAIHO RECORDS Opening Showcase 下北沢SHELTERでワンマンライブ

この年表から読み取れるのは、弓木が一つの活動形態にとどまらず、その時々の目的に合わせて音楽との関わり方を変えてきたことだ。

シンガーソングライターとして作品を発表し、バンドで他のメンバーと音楽を作り、サポートギタリストとして他者の作品を支える。そして2026年には、自らレーベルを立ち上げて作品を発信する立場へと進んでいる。

【KIRINJI脱退の真相】2013年加入から2020年の活動終了まで

弓木英梨乃について検索すると、「KIRINJIを脱退した理由は何だったのか」という疑問が見られる。

ここで押さえておきたいのは、2020年の出来事は弓木個人の脱退発表ではなく、KIRINJIの現編成そのものが活動を終了するという発表だったことだ。

2013年、新生KIRINJIのメンバーとして加入

弓木は2013年夏、新体制となったKIRINJIに正式加入した。

KIRINJIではギターとボーカルを担当し、バイオリンも演奏。堀込高樹を中心とするバンドの中で、従来のシンガーソングライター活動とは異なる役割を担った。

彼女にとってKIRINJIでの活動は、個人名義の作品だけでは得られない経験を積む機会だった。複数の演奏家とアンサンブルを作り上げることや、楽曲の世界観に合わせてギターの音色を選択することは、後のサポート活動やアレンジにも生かされている。

2020年1月31日、現編成の終了を発表

2020年1月31日、KIRINJIは同年末をもってバンドとしての現編成での活動を終了すると公式発表した。

発表では、2019年11月にリリースしたアルバム『cherish』について、メンバー自身が充実した作品と評価する一方、制作を終えた段階で「現編成のKIRINJIとして出来うることは全てやってしまった」という思いが生まれたことを説明している。

つまり、発表された理由は、バンドとしてさらなる発展を目指すための活動形態の変更だった。弓木個人の人間関係や演奏能力を理由とする脱退だったという公式説明はない。

KIRINJIそのものが解散したわけではない

この出来事で誤解されやすいのが、KIRINJI自体が解散したという認識だ。

2021年以降は堀込高樹を中心とする、より柔軟な音楽プロジェクトとして活動を継続している。2020年末に終了したのは、あくまで弓木らが参加していた現編成である。

2020年12月にはNHKホールで現編成のライブも開催された。これをもって弓木が参加するKIRINJIのステージは一区切りとなった。

したがって、「弓木英梨乃はKIRINJIを辞めた」という表現だけでは、当時の事情を正確に伝えられない。グループ全体の体制変更に伴い、メンバーとしての活動が終了したという理解が適切だ。2020年1月の公式発表を報じた音楽ナタリーやタワーレコードの記事でも、この経緯が確認できる。

【ソロ活動と海外留学】弓木トイ、マレーシア、チキップダンサーズで広がった表現

KIRINJIでの活動だけが弓木英梨乃のキャリアではない。個人名義での作品制作や、海外での音楽教育、アニメーション作品への参加など、複数の方向に活動を広げてきた。

2019年の弓木トイはセルフプロデュースへの挑戦

2019年、デビュー10周年を迎えた弓木は「弓木トイ」というソロプロジェクトを始動させた。

同年4月24日に発売されたアルバム『みんなおもちゃになりたいのさ』は、全6曲を収録したセルフプロデュース作品。作詞、作曲、編曲、歌唱を本人が手がけている。

ファンク、ロック、フュージョン、ジャズなど、複数のジャンルを取り入れた作品で、バンド活動とは異なる自由な音楽性が表現されている。

また、ゲストボーカルとして吉澤嘉代子やのんが参加。千ヶ崎学、鈴木正人、石若駿、小田朋美らも制作に関わっており、弓木の音楽的なネットワークの広さがうかがえる。

弓木トイは、単なる別名義というよりも、弓木が作詞・作曲からアレンジ、歌唱までを自らコントロールする創作プロジェクトだった。2026年のKAIHO RECORDSにつながる、自主制作の重要な前段階と捉えられる。

2021年、マレーシアの音楽大学へ留学

2021年6月、弓木はマレーシアのクアラルンプールにある音楽大学への留学を発表した。

本人が当時のnoteで公表した内容によると、留学を決めたのは約1年前。30歳という節目を迎え、今後も生涯にわたって音楽家として活動するために、改めて音楽を勉強する時間が必要だと考えたことが背景にあった。

また、多民族・多文化国家であるマレーシアへの関心や、アジアのポップミュージックを学びたいという思いも留学先を選んだ理由だった。

留学中は日本でのライブ活動をいったん休止。2023年3月には本帰国し、現地での経験を携えて再び国内の音楽活動に取り組んでいる。

2023年のマレーシア現地メディアのインタビューでは、同国がミュージシャンとしてだけでなく、一人の人間としても成長できた場所だったと紹介されている。単なる海外滞在ではなく、音楽への向き合い方を見直すための時間だったことが分かる。

チキップダンサーズではオープニング曲とナレーションを担当

音楽ファン以外にも弓木の名前が知られるきっかけとなっているのが、NHK Eテレのアニメ『チキップダンサーズ』だ。

弓木は同作のオープニング曲やナレーションを担当している。ギタリストとしての活動とは異なる、子どもから大人まで楽しめる作品への参加だ。

2026年10月5日、サンエックスは『チキップダンサーズ』のテレビアニメ放送5周年を発表。その記念企画でも弓木はオープニング曲・ナレーションの担当者として紹介され、お祝いのメッセージを寄せている。

本人は5周年に際し、作品のキャラクターとして登場するなら、黄色いエレキギターを持ったレモンケーキのキャラクターになりたいというアイデアも披露した。

ギターへの愛着と作品への親しみが伝わるエピソードだ。2026年現在も、同作との関係は弓木の活動を知るうえで見逃せない要素となっている。

【2026年最新】KAIHO RECORDS設立と新曲「Kaiho」「sayonara」の意味

2026年の弓木英梨乃にとって、最も大きなニュースの一つが自主レーベル「KAIHO RECORDS」の設立だ。

これまでの弓木は、メジャーデビュー、バンド活動、ソロプロジェクト、サポート演奏など、さまざまな形で音楽を届けてきた。2026年の独立は、その経験を踏まえ、自らの意思で作品を制作・発表するための新しい基盤を持ったことを意味する。

KAIHO RECORDSに込められた「解放」というテーマ

FenderNewsの2026年10月2日公開インタビューで、弓木はKAIHO RECORDSという名前について、自分の好きなものを好きなように作れる場所が欲しかったという趣旨を説明している。

レーベル名の「KAIHO」は、日本語の「解放」を連想させる言葉だ。もっと素の自分で、ありのままに音楽を作りたいという思いが、名前の決定につながったという。

この背景を考えると、KAIHO RECORDSは単にリリースのためのレーベルではない。自分の音楽的な判断を中心に置き、ジャンルや既存の活動形態に縛られずに作品を発表するための拠点といえる。

1stシングル「Kaiho」は2026年6月10日リリース

KAIHO RECORDSの第1弾作品として、2026年6月10日に配信リリースされたのが「Kaiho」だ。

レーベル名と同じタイトルを掲げたこの曲は、新しい活動の方向性を示す作品でもある。Fenderのインタビューによれば、弓木は本作でファズのような音色を使ったギターリフやソロにも挑戦。これまでとは異なる演奏表現を取り入れている。

また、初のシグネイチャーモデルで演奏したことも特徴だ。自身の音楽制作と、長年追求してきたギターの理想形が結びついた作品として位置づけられる。

2ndシングル「sayonara」は9月2日に配信

続いて2026年9月2日には、2ndシングル「sayonara」をリリースした。

CDJournalやJOYSOUNDの音楽ニュースによると、本作は短い歌詞とその行間から浮かび上がる風景を、オルタナティブなサウンド、コーラスワーク、ギタープレイで描いた楽曲だ。

別れをテーマにしながら、その先にある新しい始まりも感じさせる作品となっている。アレンジとプロデュースは、前作に続いて高野勲が担当した。

特筆すべきは、2026年に発売されたErino Yumiki Stratocaster®を使用して演奏されていること。レーベルの立ち上げ、新曲の制作、シグネイチャーモデルの完成が、同じ時期に連動している。

11月24日には初のレーベルショーケースを開催予定

2026年11月1日現在、次の大きな予定として発表されているのが「KAIHO RECORDS Opening Showcase」だ。

  • 開催日:2026年11月24日(火)
  • 会場:東京・下北沢SHELTER
  • 公演形式:ワンマンライブ
  • 開場:19時
  • 開演:19時30分

自主レーベルとして初めて開催するショーケースという意味でも注目度は高い。音源だけでなく、ライブを通じてKAIHO RECORDSの方向性を体感できる機会となりそうだ。

【ギターの実力と演奏スタイル】ライブサポートで評価される理由とは?

弓木英梨乃のキャリアを理解するうえで、ギタリストとしての実力は外せない。

彼女はシンガーソングライターとしてデビューしたものの、2012年以降はライブサポートやレコーディングに積極的に参加。秦基博、土岐麻子、柴咲コウ、吉澤嘉代子、Base Ball Bearなど、幅広いアーティストの現場で演奏してきた。

速弾きだけではない、楽曲に合わせた表現力

弓木の演奏スタイルの原点には、ビートルズのジョージ・ハリスンへの憧れがある。一方、スティーヴ・ヴァイやスティーヴィー・レイ・ヴォーンなどのギタリストにも影響を受けてきた。

2016年のCINRAのインタビュー記事では、ギターソロの技術だけでなく、歌ものとギターインストを織り交ぜる表現や、複数のアーティストのサポートで求められる対応力が紹介されている。

弓木の演奏の特徴は、単に速く弾けることではない。楽曲の雰囲気に合わせて音色を選び、メロディーの隙間に印象的なフレーズを配置できることにある。

センターピックアップへのこだわりと幅広い音作り

2024年のギター・マガジンWEBの対談では、弓木がレコーディングで使用するギターや音作りについて語っている。

愛用するAmerican Ultra Stratocaster HSSでは、クリーンだけでなく歪ませた音でもセンターピックアップを好んで使うという。以前はソロならハムバッカー、バッキングならシングルコイルという使い分けを意識していたものの、現在は同じギターでも幅広い表現ができると考えるようになった。

この考え方は、2026年のシグネイチャーモデルにも反映されている。クリーントーンの美しさを大切にしながら、力強い歪みやリードプレイにも対応できる設計が採用された。

ライブサポートの評判を裏付ける具体的な仕事

弓木のサポートギタリストとしての評価は、実際の参加作品や共演者の証言から読み取れる。

例えば、2024年のももすももすとの対談では、アルバム『白猫浪漫』の収録曲「エソア」「6を撫でる」などのギターアレンジに参加した経緯が語られている。

ももすももす本人は、これらの曲のギターアレンジを弓木に大きく任せたと説明。弓木のギターフレーズによって楽曲の世界観が広がったことも紹介されている。

この事例から見えてくるのは、演奏者として譜面どおりに弾くだけではなく、曲の構造を理解してギターアレンジそのものに関われる能力だ。

ライブサポートの現場で求められるのは、技巧だけではない。アーティストごとの音楽性を理解し、主役の歌やバンド全体のサウンドを引き立てる判断力も必要になる。弓木の活動歴は、その両方を備えたギタリストとしてのキャリアを示している。

【Fender初のシグネイチャーモデル】Erino Yumiki Stratocasterの価格・仕様・特徴

2026年9月24日、Fenderから発売された「Erino Yumiki Stratocaster®」は、弓木英梨乃にとって初のシグネイチャーモデルだ。

Fenderは2026年8月26日に製品を発表し、同日からFender Flagship Tokyoと公式オンラインショップで予約受付を開始した。本人の演奏スタイルやサウンドへのこだわりを反映した、Made in Japanのストラトキャスターである。

Erino Yumiki Stratocasterの基本仕様

  • 製品名:Erino Yumiki Stratocaster®
  • 発売日:2026年9月24日
  • 販売価格:220,000円(税込)
  • カラー:Yellow Pearl
  • ボディ材:アルダー
  • 指板材:ローズウッド
  • ネック形状:Modern D
  • ピックアップ:新設計ノイズレスピックアップ+オリジナルハムバッキングピックアップ

特徴1:黄色とパールを組み合わせた独自のカラー

まず目を引くのは、イエローとパールを組み合わせたYellow Pearlフィニッシュだ。

Fenderのインタビューで弓木は、黄色をボディカラーに採用することと、ゴールドパーツを組み合わせることに強いこだわりを持っていたと説明している。

黄色にパールを加えると、色が白っぽくなったり金色に寄ったりする難しさがあったという。最終的にはFender側との試行錯誤を重ね、本人が求めていた落ち着きと華やかさを両立した色に仕上げた。

特徴2:約5mm薄いボディで長時間の演奏にも配慮

通常のストラトキャスターより約5mm薄く設計されたボディも大きな特徴だ。

ライブやリハーサルで長時間ギターを構える演奏者にとって、重量や取り回しは重要な要素になる。薄型設計は身体への負担を軽減し、演奏時の快適性を高める狙いがある。

特徴3:ノイズレスピックアップとハムバッカーの組み合わせ

音響面では、このモデルのために新設計されたノイズレスピックアップと、オリジナルのハムバッキングピックアップを搭載。

高音域のクリアさを保ちながら、中低音域に厚みを持たせる設計となっている。繊細なクリーントーンから深いディストーションまで対応できる点が魅力だ。

特徴4:Modern Dネックとコンパウンドラジアス指板

ネックには、本人が愛用してきたAmerican Ultra Stratocaster HSSをベースにしたModern Dシェイプを採用。

コンパウンドラジアス指板により、ローポジションでのコード演奏からハイポジションでのソロまで、幅広いプレイをサポートする。

さらにネック裏のオイルフィニッシュやヒールカットなど、実際の演奏性を考慮した仕様が盛り込まれている。

2023年にFenderアーティストとしてパートナーシップ契約を結び、約3年をかけて開発されたモデルであることも注目したい。単なるアーティスト名を冠した製品ではなく、本人が長年使ってきたギターの経験が細部に反映されている。

なお、同時発売の「Erino Yumiki Signature Picks」は12種類のデザインを採用した数量限定のピックセットで、価格は3,850円(税込)。ギター本体と合わせて、弓木の世界観を表現した関連製品となっている。

これらの仕様や発売日はFenderの公式製品情報および2026年8月の発表資料で確認できる。

【プロの結論】弓木英梨乃の音楽キャリアから見える本当の強み

弓木英梨乃のキャリアを振り返ると、注目すべきなのは演奏技術の高さだけではない。自分の音楽的な立ち位置を柔軟に変えながら、長期的に活動を続けている点だ。

歌い手と演奏家の両方を経験している強み

弓木は2009年にシンガーソングライターとしてデビューした。その後、KIRINJIでのバンド活動や他アーティストのサポートを経験し、ギタリストとしての評価を築いてきた。

歌を作り、歌う側の視点を持っているからこそ、ギターを演奏する際にもボーカルの存在を意識できる。これは、単純なテクニックとは異なる強みだ。

海外留学が音楽との向き合い方を広げた

2021年から2023年のマレーシア留学は、キャリアの空白ではなく、音楽を長く続けるための学び直しの時間だった。

多文化環境で音楽を学び、帰国後も演奏活動を続けた経験は、2026年の自由度の高い作品制作にもつながっていると考えられる。

自主レーベルとシグネイチャーモデルが示す次の段階

2026年のKAIHO RECORDS設立とFenderとのシグネイチャーモデル開発は、一見すると別々のニュースに見える。しかし、両者には共通点がある。

それは、自分の理想とする音楽や音色を、他者任せにせず具体的な形にしていることだ。

KAIHO RECORDSでは作品の方向性を自分で決め、Erino Yumiki Stratocasterでは演奏に必要な音色や操作性を細部まで追求した。音楽を作る側と演奏する側の両方で、自分の表現を主体的に設計している。

これが弓木英梨乃の2026年を理解するための重要なポイントだ。

弓木英梨乃に関するよくある質問(FAQ)

Q1:弓木英梨乃は現在何歳ですか?
A1:1990年8月8日生まれで、2026年11月時点では36歳です。大阪府出身のギタリスト、シンガーソングライター、作曲家、編曲家として活動しています。

Q2:弓木英梨乃がKIRINJIを脱退した理由は何ですか?
A2:2020年末にKIRINJIの現編成が活動を終了したためです。公式発表では、現編成でできることをやり切ったというメンバーの思いが説明されています。弓木個人の脱退トラブルが公式に発表されたわけではありません。

Q3:KAIHO RECORDSとは何ですか?
A3:2026年6月に弓木英梨乃が設立した自主レーベルです。自分の好きなものを自由に制作し、ありのままの音楽を発信できる場所を目指しています。第1弾シングルは6月10日配信の「Kaiho」です。

Q4:弓木英梨乃の2026年の新曲は何ですか?
A4:2026年6月10日に「Kaiho」、9月2日に「sayonara」を配信リリースしています。いずれもKAIHO RECORDSから発表された作品で、高野勲がアレンジ・プロデュースを担当しています。

Q5:Erino Yumiki Stratocasterの価格はいくらですか?
A5:Fenderから2026年9月24日に発売された本人初のシグネイチャーモデルで、税込価格は22万円です。約5mm薄いボディ、新設計ノイズレスピックアップ、オリジナルハムバッキングピックアップなどが特徴です。

Q6:弓木英梨乃はマレーシアに留学していたのですか?
A6:はい。2021年にクアラルンプールの音楽大学へ留学し、2023年3月に本帰国しました。世界の音楽や文化を学び、生涯音楽家として活動するための勉強期間として留学を決めています。

Q7:弓木トイと弓木英梨乃は別人ですか?
A7:別人ではありません。弓木トイは弓木英梨乃が2019年に始動させたソロプロジェクトの名義です。アルバム『みんなおもちゃになりたいのさ』では、作詞、作曲、編曲、歌唱を自ら手がけています。

まとめ:弓木英梨乃は2026年、自由な音楽制作の新章へ

弓木英梨乃は、2009年のメジャーデビューから17年にわたり、シンガーソングライター、KIRINJIのメンバー、サポートギタリスト、ソロアーティストとして多彩なキャリアを築いてきた。

2019年の弓木トイ、2021年からのマレーシア留学、2023年の帰国を経て、2026年には自主レーベルKAIHO RECORDSを設立。「Kaiho」「sayonara」という2作品を通じて、新しい音楽的な方向性を提示している。

さらに、Fender初の本人シグネイチャーモデルErino Yumiki Stratocaster®の発売は、ギタリストとして積み重ねてきた経験が一つの製品として結実した出来事だ。

今後の注目ポイントは、11月24日に予定されているKAIHO RECORDS初のショーケースライブと、その先の新作・ライブ活動だろう。

弓木英梨乃の魅力は、卓越したギターテクニックだけではない。歌を作ること、他のアーティストを支えること、異文化から学ぶこと、そして自分の音楽を自分の手で届けること。そのすべてを経験してきた音楽家だからこそ、2026年の独立には大きな意味がある。

かつてビートルズに憧れてギターを始めた少女は、現在、自分の理想とする音を自らの名前を冠したギターで奏でている。KAIHO RECORDSを拠点に、これからどのような音楽を生み出していくのか。弓木英梨乃の新しい挑戦から目が離せない。

編集上の重要な補足: KIRINJIについては「弓木個人の脱退」と「2020年の現編成終了」を区別しています。また、2026年11月24日のショーケースは、11月1日時点での開催予定として記載しています。