【歴代対戦成績】ポルトガルとクロアチアはどちらが強い?
ポルトガル代表とクロアチア代表は、2026年のワールドカップ以前から欧州の主要大会や国際親善試合で対戦してきた。通算成績ではポルトガルが優勢だが、クロアチアにも歴史的な勝利がある。
2026年大会以前はポルトガルが7勝2分1敗

UEFAの対戦記録によると、2026年のワールドカップで対戦する前の両国の通算成績は、ポルトガルの7勝2分1敗。クロアチアが勝利したのは10試合中1試合だった。
その後、2026年7月のワールドカップでポルトガルが勝利したため、同試合を含めた対戦成績はポルトガル8勝、引き分け2試合、クロアチア1勝となった。
特に注目したい過去の対戦
両国の歴史を振り返るうえで、特に重要なのがEURO2016と2024年の対戦だ。
1996年6月19日:EURO1996
ポルトガルがクロアチアに3-0で勝利。欧州選手権のグループステージで実力差を示した一戦だった。
2016年6月25日:EURO2016決勝トーナメント
両チームは決勝トーナメント1回戦で対戦。延長戦までもつれた試合は、ポルトガルが1-0で勝利した。ポルトガルはそのまま大会を勝ち進み、最終的にEURO2016の優勝を果たしている。
2024年6月8日:国際親善試合
クロアチアがポルトガルに2-1で勝利した。ルカ・モドリッチがPKで先制し、ディオゴ・ジョタが同点に追いついた後、アンテ・ブディミルが決勝点を記録。クロアチアにとってポルトガル代表から挙げた歴史的な初勝利だった。
2024年9月5日:UEFAネーションズリーグ
ポルトガルが2-1で勝利。クリスティアーノ・ロナウドも得点を記録した。クロアチアは1点を返したものの、勝ち点を獲得できなかった。
2024年11月18日:UEFAネーションズリーグ
クロアチアのホームで行われた試合は1-1の引き分け。ポルトガルが先制した後、クロアチアが追いつく展開となった。
このように、ポルトガルは長期的に優勢を維持しているものの、クロアチアも重要な試合で互角の戦いを演じてきた。2024年の親善試合でクロアチアが勝利していたことを考えると、2026年のワールドカップでの対戦も決して一方的な試合ではなかった。
【勝敗を分けたポイント】ロナウド、モドリッチ、ラモスの明暗
今回の試合は、単純な個人能力の比較だけでは説明できない。経験豊富な主将同士の存在感、途中出場選手の働き、そして終盤の集中力が勝敗を左右した。
ロナウドのPKがポルトガルを立て直した
クリスティアーノ・ロナウドは、ポルトガル代表の象徴的な存在だ。2026年大会でも主将としてチームを率い、クロアチア戦では68分のPKを成功させた。
注目すべきなのは、同点ゴールのタイミングだ。クロアチアが先制してから15分後、ポルトガルはPKによって試合を振り出しに戻した。追いかける時間が長引けば、クロアチアは守備を固めて逃げ切る展開に持ち込みやすくなる。ロナウドの得点は、そうした流れを断ち切る役割を果たした。
モドリッチの経験だけでは埋められなかった差
クロアチアのルカ・モドリッチは、中盤の組み立てや試合のテンポをコントロールする重要な選手だった。40歳で迎えた2026年ワールドカップでも先発出場し、チームの中心としてプレーした。
しかし、サッカーは一人の選手だけで勝敗が決まる競技ではない。モドリッチが中盤で経験を生かしても、試合終盤にポルトガルの攻撃を完全に封じることはできなかった。
クロアチアは後半に先制し、同点後もコヴァチッチらがゴールを狙った。それでも最後の局面でポルトガルの攻撃を止めきれず、勝利を逃した。
ラモスとレオンが示した交代策の効果
ポルトガルの勝利を決定づけたのは、途中出場したゴンサロ・ラモスだった。
ラモスは2026年大会のこの試合で、投入後に決勝ゴールを記録。レオンのクロスに合わせたヘディングは、試合を決める重要なプレーとなった。
ここには、ロベルト・マルティネス監督の選手起用の意図が表れている。先発メンバーで試合を支配するだけではなく、相手の守備が疲れてくる終盤に異なる特徴を持つ選手を投入する。ラモスの決勝点は、その戦術的な選択が成功した例といえる。
試合終了間際のオフサイド判定も重要だった
もう一つの大きな分岐点は、クロアチアのグヴァルディオルが決めたかに見えたゴールが認められなかったことだ。
ポルトガルが2-1とした後、クロアチアは最後の反撃を試みた。グヴァルディオルがネットを揺らしたものの、攻撃の組み立てに関与したパシャリッチのオフサイドが判定され、同点ゴールは取り消された。
この判定によってクロアチアの追い上げは実らず、ポルトガルが勝利を確定させた。終了間際まで勝敗が決まらない一発勝負では、こうした細かな判定も結果を大きく左右する。
【2026年W杯の試合日程とその後】ポルトガルの次戦はどうなった?
ポルトガル対クロアチア戦は、2026年7月2日にトロントで開催されたFIFAワールドカップのラウンド32だった。試合番号は83。現地時間19時にキックオフし、日本時間では2026年7月3日午前8時の試合に当たる。
なお、ラウンド32は決勝トーナメント1回戦に相当する。ラウンド16とは別のステージであり、今回の2-1の勝利によってポルトガルはベスト16へ進出した。
ポルトガルはラウンド16でスペインと対戦
クロアチアを破ったポルトガルは、次のラウンド16でスペイン代表と対戦した。
試合は7月6日にダラスで行われ、ポルトガルはスペインに0-1で敗れた。終盤まで得点を奪えず、スペインのミケル・メリーノに決勝点を許した。
そのため、クロアチア戦の勝利はポルトガルにとって大会での重要な一歩ではあったものの、準々決勝進出には届かなかった。
一方、クロアチアにとってはラウンド32での敗退となり、モドリッチを中心とするチームの2026年大会はここで幕を閉じた。
【サッカーポルトガル代表対クロアチア代表試合】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:ポルトガル代表対クロアチア代表の2026年W杯の試合結果は?
A1:ポルトガルが2-1で勝利した。クロアチアのペリシッチが53分に先制し、ポルトガルは68分にロナウドのPKで同点。90分+4分にゴンサロ・ラモスが決勝ゴールを決めた。
Q2:クリスティアーノ・ロナウドとゴンサロ・ラモスは何分に得点した?
A2:ロナウドは68分にPKで得点し、ラモスは90分+4分にヘディングで決勝点を挙げた。ラモスは途中出場から試合を決める活躍を見せた。
Q3:ポルトガル代表とクロアチア代表の歴代対戦成績は?
A3:2026年7月のワールドカップ終了時点では、ポルトガルが8勝、引き分けが2試合、クロアチアが1勝。ポルトガルが通算成績でリードしている。
まとめ:ポルトガル対クロアチアの2-1は決定力と交代策が生んだ勝利
2026年7月のポルトガル代表対クロアチア代表は、ペリシッチの先制点、ロナウドのPK、ラモスの決勝ゴールという劇的な展開で幕を閉じた。
試合を振り返ると、ポルトガルはボール保持で優位に立ちながらも、クロアチアの鋭い攻撃に苦しんでいた。最終的に勝利を引き寄せたのは、ロナウドの勝負強さ、レオンの突破力、そしてラモスの途中出場からの決定的な仕事だった。
歴代対戦成績でもポルトガルが優勢を維持しているが、2024年にはクロアチアが初勝利を挙げており、両国の実力差を単純な数字だけで判断することはできない。
【プロの結論】この試合から読み取れる3つの教訓
1. ボール保持率と勝敗は必ずしも一致しない。
ポルトガルが保持率で上回っても、クロアチアは枠内シュートで上回った。ボールを持つ時間より、決定機をどう生かすかが重要だった。
2. 選手交代は試合の流れを変える。
途中出場のラモスが決勝点を挙げたように、先発メンバーだけでなく、交代選手の役割も勝敗を左右する。
3. トーナメント戦では最後の数分が結果を決める。
90分+4分の決勝点と、その後のクロアチアのゴール取り消しが象徴するように、最後まで集中力を維持できるかが重要になる。
ポルトガル対クロアチアの一戦は、スター選手の個人技だけでなく、チーム全体の戦術、選手層、交代策が勝利を生み出すことを示した試合だった。2026年ワールドカップの決勝トーナメントを振り返るうえでも、記憶に残る逆転劇の一つとなった。