相撲の勝敗は何で決まる?2026年最新の星取表・判定・決まり手を徹底解説
相撲の勝敗は、相手を先に土俵の外へ出すか、足の裏以外の体の一部を先に土俵につけることで決まる。しかし、土俵際で両力士がほぼ同時に倒れた場合や、行司の軍配に異議が出た場合など、単純な見た目だけでは判断できない場面も少なくない。物言い、取り直し、不戦勝といった独自のルールを理解すると、取組結果の見方は大きく変わる。
2026年11月1日現在、直近の本場所である九月場所(秋場所)では、横綱・大の里が12勝3敗で幕内優勝を果たした。十両では北の若が11勝4敗で優勝している。次の九州場所は11月8日から22日まで福岡国際センターで開催予定だ。この記事では、日本相撲協会の公式星取表と2026年の確定成績をもとに、白星・黒星の意味、幕内・十両の15日間の成績、勝ち越し・負け越しの基準、決まり手82手まで詳しく整理する。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 勝敗の基本:相手を先に土俵外へ出すか、足の裏以外の体の一部を先に土俵につけた力士が負ける。
- 2026年最新結果:九月場所の幕内優勝は大の里(12勝3敗)、十両優勝は北の若(11勝4敗)。
- 星取表の基本:○は勝ち、●は負け、□は不戦勝、■は不戦敗。幕内・十両は15日間で8勝すれば勝ち越し、8敗すれば負け越しとなる。
【2026年最新】大相撲の取組結果と勝敗は?今日の状況と九州場所の予定

2026年の大相撲は、年間6場所の本場所を中心に展開している。11月1日時点で最後に終了したのは、9月13日から27日まで両国国技館で開催された秋場所だ。
日本相撲協会が公表した九月場所の優勝者・三賞力士の記録によると、幕内では東横綱の大の里が12勝3敗で優勝。十両では東十両六枚目の北の若が11勝4敗で優勝した。
2026年九月場所の主な取組結果
幕内の優勝争いでは、大の里と大関・安青錦の競り合いが注目された。千秋楽の結びの一番では、大の里が安青錦を突き出しで破り、12勝3敗で優勝を決めた。安青錦は11勝4敗で場所を終えている。
また、新関脇の藤ノ川も11勝4敗の好成績を残し、敢闘賞を受賞。前頭三枚目の美ノ海も10勝5敗で敢闘賞に選ばれた。幕内優勝争いだけでなく、三役昇進や翌場所の番付を左右する力士の成績にも注目が集まった場所だった。
主な確定結果は次のとおり。
- 幕内優勝:大の里(横綱)12勝3敗
- 十両優勝:北の若(十両六枚目)11勝4敗
- 敢闘賞:藤ノ川(関脇)11勝4敗
- 敢闘賞:美ノ海(前頭三枚目)10勝5敗
- 殊勲賞:該当者なし
- 技能賞:該当者なし
2026年11月場所の日程と今日の勝敗
次の本場所は九州場所(十一月場所)で、日程は2026年11月8日(日)から11月22日(日)までの15日間。会場は福岡国際センターとなる。
そのため、11月1日現在は本場所の取組が行われておらず、今日の幕内・十両の勝敗速報はない。日本相撲協会の十一月場所公式星取表も、取組開始前の状態だ。
今場所の結果を調べる際は、過去の九月場所の成績と、これから始まる十一月場所の情報を混同しないことが大切だ。特に検索結果に表示される「最新の取組結果」は、更新日時と対象となる場所を確認したい。
【基本ルール】相撲の勝敗は何で決まる?土俵際の判定を徹底解説
相撲の勝敗を決める基本原則は、大きく分けて2つある。
1つ目は、相手の体を土俵の外へ出すこと。2つ目は、相手の足の裏以外の体の一部を土俵につけることだ。
つまり、単に相手を押し倒せば勝ちというわけではない。相手より先に自分の体が土俵外の砂についたり、足の裏以外の部分が土俵についたりすれば、攻めていた側が負けることもある。
勝負を決める3つの基本ポイント
- 土俵の外:相手の体が先に土俵外の砂につけば、基本的にその力士が負ける。
- 体の接地:土俵内で相手の足の裏以外の体の一部が先につけば、その力士が負ける。
- 接地の順番:両力士が倒れ込む場合は、どちらが先に負けとなる状態になったかが判定のポイントになる。
土俵際で勝敗が逆転する「送り足」と「かばい手」
相撲には、基本ルールだけでは説明しきれない例外的な判定もある。
代表的なのが「送り足」だ。相手を吊り上げて両足が土俵から離れた状態で土俵外へ運ぶ場合、相手を下ろす前に自分の足が土俵外へ出ても、一定の条件では負けにならない。見た目には攻めていた力士が先に土俵を割ったように見えても、勝負の結果は異なることがある。
もう1つは「かばい手」。相手を倒し込んだ際、自分の手が先に土俵についたように見えても、相手がすでに体勢を崩して勝負が決している状態なら、その手は敗北を意味しない場合がある。
土俵際の攻防では、どちらの体が先に地面についたかだけでなく、相手の重心がすでに失われていたか、どのような動作で接地したかも重要になる。際どい一番で物言いがつく理由も、こうした判定の難しさにある。
【日本相撲協会の星取表】白星・黒星の意味と記号の見方
大相撲の勝敗を一覧で確認できるのが「星取表」だ。力士ごとに初日から千秋楽までの勝敗が並び、場所全体の成績をひと目で把握できる。
白星は勝利、黒星は敗北を意味する。勝った力士に白星がつき、負けた力士には黒星がつくという仕組みだ。
ただし、日本相撲協会の公式星取表には、通常の勝敗以外にも不戦勝や不戦敗、休み、引き分けなどを表す記号が使われている。
星取表の記号一覧
| 記号・項目 | 意味 | 勝敗への反映・関係 |
|---|---|---|
| ○(白星) | 通常の勝ち | 勝ち星として記録される |
| ●(黒星) | 通常の負け | 負け星として記録される |
| □ | 不戦勝 | 対戦相手の不出場などによる勝ち |
| ■ | 不戦敗 | 取組に出場できず敗戦となった場合 |
| や | 休み・取組なし | 通常の勝ち負けとは区別される |
| × | 引き分け | 勝敗が決まらなかった結果 |
| △ | 痛み分け | 負傷などで双方が取組を続けられない場合など |
| 行司の軍配 | 土俵上の勝負判定 | 物言いがなければ基本的にその判定で決着する |
| 審判委員・物言い | 勝負判定に対する協議 | 軍配通り、差し違い、取り直しなどを決める |
この表で特に覚えておきたいのは、○と□、●と■の違いだ。
○と●は実際に取組を行った結果を示す。一方、□と■は取組が通常どおり成立しなかった場合の勝敗を示す。不戦勝であっても勝ち星には含まれるため、最終成績を確認するときは記号だけでなく合計勝敗も見る必要がある。
星取表を正しく読む3つのポイント
① 初日から千秋楽までの列を見る。幕内・十両の星取表は15日分の欄で構成されている。どの日に勝ち、どの日に負けたかが分かる。
② 勝敗記号と合計成績を照合する。例えば、○が8つ、●が7つなら8勝7敗。途中休場や不戦勝があれば、記号の内訳も確認したい。
③ 休場と不戦敗を区別する。「や」は休み・取組なしを表す一方、■は不戦敗を表す。同じように見えても、記録上の意味は異なる。
なお、東と西は番付上の位置を示す区分であり、東方の力士が常に勝つ、あるいは東が西より強いという意味ではない。
【勝ち越しは何勝?】幕内・十両の15日間の成績と負け越しの基準
大相撲の成績を理解するうえで欠かせない言葉が「勝ち越し」と「負け越し」だ。
幕内と十両の力士は、本場所の15日間、原則として1日1番の取組を行う。全日程を戦えば、1場所で合計15番となる。
勝ち越しは8勝、負け越しは8敗が基準
15日間の取組で8勝以上すれば勝ち越し、8敗以上すれば負け越しとなる。
- 15勝0敗:15日間全勝
- 14勝1敗:非常に優秀な成績
- 12勝3敗:大きく勝ち越した成績
- 10勝5敗:5つの勝ち越し
- 8勝7敗:勝ち越し
- 7勝8敗:負け越し
- 5勝10敗:大きく負け越した成績
- 0勝15敗:15日間すべて敗戦
例えば、8勝7敗なら勝ち星が負け星を1つ上回っているため勝ち越し。一方、7勝8敗では負け星が1つ多く、負け越しとなる。
勝ち越しが番付に与える影響
勝ち越しは単なる成績上の区切りではない。翌場所の番付を考えるうえでも重要な要素になる。
一般的には、勝ち越した力士は番付が上がる方向に働き、負け越した力士は下がる方向に働く。ただし、昇降幅は勝敗数だけで決まるものではない。現在の番付、他の力士の成績、休場の有無なども関係する。
特に大関には独自の制度があり、負け越すと翌場所が角番となる。大関の地位を維持するためにも、勝ち越しは大きな意味を持つ。
日本相撲協会の大相撲クイズでも、十両以上では8勝目がかかった取組を「給金相撲」と紹介している。勝ち越しが力士褒賞金の加算にも関係するため、8勝目は力士にとって重要な一番となる。
幕下以下は15番ではなく原則7番
注意したいのが、幕内・十両と幕下以下では取組数が違う点だ。
幕内・十両は15日間で15番を戦うのに対し、幕下、三段目、序二段、序ノ口などの幕下以下は、通常1場所7番の取組となる。
したがって、幕下以下の力士について「8勝すれば勝ち越し」という基準をそのまま当てはめることはできない。番付と所属する段によって、成績の見方を変える必要がある。
【決まり手一覧82手】押し出し・寄り切りから珍しい大技まで解説
取組結果を見るとき、勝敗とともに注目したいのが「決まり手」だ。
決まり手とは、どのような技で勝負が決まったのかを示す名称である。日本相撲協会では現在、正式な決まり手を82手定めている。これとは別に、技をかけた結果ではない「非技」という5種類の勝負結果も設けられている。
決まり手82手の主な分類
82手は、技の特徴によって大きく6つのグループに分類される。
- 基本技:押し出し、押し倒し、寄り切り、寄り倒し、突き出しなど。
- 投げ手:上手投げ、下手投げ、首投げ、掬い投げなど。
- 掛け手:内掛け、外掛け、切り返し、足取りなど。
- 反り手:居反り、たすき反り、伝え反りなど。
- 捻り手:突き落とし、とったり、肩すかし、上手捻りなど。
- 特殊技:叩き込み、引き落とし、送り出し、うっちゃりなど。
実際によく使われる決まり手は?
82手すべてが同じ頻度で使われるわけではない。日本相撲協会が公表する決まり手ランキングでは、2013年1月場所から2026年9月場所千秋楽までの192,672番を集計している。
その期間の上位3つは次のとおりだ。
- 1位・押し出し:48,502回、25.17%
- 2位・寄り切り:48,007回、24.92%
- 3位・叩き込み:15,881回、8.24%
押し出しと寄り切りの2つだけで、集計対象の約半数を占めている。つまり、大相撲では派手な投げ技だけでなく、相手の体勢を崩し、押す・寄るという基本的な攻防が勝負の中心になっている。
決まり手ではない「非技」5種類とは?
ここで知っておきたいのが、非技という分類だ。非技は、相手が仕掛けた技によって負けるのではなく、自分の動作や体勢の崩れなどによって勝負が決まるケースを指す。
- 勇み足:相手を土俵際に追い詰めたものの、勢い余って自分の足が先に土俵外へ出る。
- 腰砕け:相手の技を受けていないのに、自分の腰から崩れてしまう。
- つき手:相手の力が加わっていない状態で、自分の手を土俵につく。
- つきひざ:相手の力が加わっていない状態で、自分の膝を土俵につく。
- 踏み出し:相手の力が加わっていない状態で、自分の足が土俵外へ出る。
例えば、勇み足は相手を追い詰めた力士が自分の勢いを制御できずに負けるケースだ。攻めている側が勝つとは限らないという、相撲の奥深さを示す勝負結果でもある。
決まり手と非技を区別して覚えておくと、取組結果に表示された技名の意味をより正確に理解できる。
【物言い・取り直し・不戦勝】行司の軍配と判定が覆る仕組み
相撲の勝敗で特に注目されるのが、土俵際の際どい判定だ。行司が軍配を上げたにもかかわらず、審判委員が異議を申し立てることがある。この手続きが「物言い」である。
物言いとは?行司の判定に異議が出る仕組み
行司は取組の進行を担当し、勝負が決まったと判断すると勝者側へ軍配を上げる。
しかし、土俵下で勝負を見守る審判委員が判定に疑問を感じた場合、物言いがつく。審判委員は土俵上で協議し、必要に応じてビデオ映像も参考にしながら勝負の結果を検討する。
ここで重要なのは、物言いがついた時点では勝敗が確定していないということだ。
物言い後に決まる3つの判定
協議後の結果は、主に次の3つに分かれる。
- 軍配通り:行司が最初に示した判定をそのまま認める。
- 軍配差し違い:行司の判定を覆し、勝者を変更する。
- 取り直し:両力士が同体と判断されるなど、勝負を改めて行う必要がある場合に再戦する。
協議が終了すると、審判長が場内に判定結果を説明する。行司の軍配は重要な判定だが、物言いがついた場合の最終的な勝負結果は審判委員の協議によって決定される。
取り直しは引き分けとは違う
取り直しは、両力士の勝負がほぼ同時に決まったと判断された場合などに、もう一度取組を行う制度だ。
ここで混同しやすいのが「引き分け」との違いである。引き分けは勝負が決着しなかった結果を表す。一方、取り直しは改めて勝敗を決めるための再戦だ。
したがって、物言いがついたから必ず取り直しになるわけではない。軍配通りになる場合もあれば、勝者が入れ替わる差し違いになる場合もある。
不戦勝・不戦敗はどんなときにつく?
不戦勝と不戦敗は、対戦相手が休場などの理由で取組に出られない場合に発生する勝敗の記録だ。
通常の取組を行わずに勝った力士には不戦勝、出場できずに負けとなった力士には不戦敗が記録される。
公式星取表では、不戦勝が「□」、不戦敗が「■」で表示される。通常の勝利を示す○や通常の敗北を示す●とは別の記号だが、最終的な勝敗数には反映される。
なお、休場と不戦敗も同じ意味ではない。休み・取組なしは「や」、不戦敗は「■」と区別されるため、休場力士の成績を調べる際は記号を確認することが大切だ。
また、星取表には引き分けの「×」や痛み分けの「△」も存在する。痛み分けは、負傷や病気の悪化などで双方が取組を継続できなくなった場合に宣告されるもので、現在の大相撲では極めて珍しい結果となっている。
【大相撲の優勝争い】勝敗から千秋楽までの展開を読むポイント
大相撲の優勝争いは、単純に勝ち越しを決めたかどうかだけでは判断できない。幕内では15日間の勝ち星が最も多い力士が優勝を争い、同じ勝ち星の力士が複数いる場合には優勝決定戦が行われることもある。
優勝争いで注目したい3つの数字
1. 勝ち星の合計
優勝争いでは、まず勝ち星の数を確認する。例えば、12勝3敗の力士と11勝4敗の力士なら、前者が1つ多く勝っている。
2. 千秋楽の直接対決
優勝争いをする力士同士が千秋楽に対戦する場合、その一番が優勝を左右する。2026年九月場所の大の里と安青錦の対戦は、その典型例だ。大の里が突き出しで勝ち、12勝3敗で優勝を決めた。
3. 優勝決定戦の有無
千秋楽を終えた時点で最高成績が並んだ場合は、優勝決定戦で優勝者を決める。3人が同点の場合には「巴戦」という方式が採用されることもある。
勝敗だけでなく決まり手にも注目する
同じ12勝3敗でも、押し出しを中心に勝ち星を積み重ねた力士と、投げ技や切り返しなど多彩な技で勝った力士では、取組内容の特徴が違う。
決まり手を合わせて確認すれば、力士の得意な攻め方や相手との相性、土俵際での対応力も見えてくる。
また、勝ち越しを決めた力士と、優勝争いに残っている力士では、残りの取組に対する意味も異なる。成績表を見るときは、勝ち星だけでなく番付や対戦相手、決まり手も合わせて確認したい。
【相撲の勝敗】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:相撲は相手の足が土俵から出たら負けですか?
A1:基本的には相手の体が土俵外の砂につけば負けとなる。ただし、吊り出しなどで相手の両足が浮いている間に自分の足が先に出る「送り足」など、例外もある。
Q2:相撲の勝ち越しは何勝からですか?
A2:幕内・十両の15日制では8勝以上で勝ち越しとなる。反対に8敗以上になると負け越しだ。8勝7敗は勝ち越し、7勝8敗は負け越しを意味する。
Q3:星取表の□と■は何を意味しますか?
A3:□は不戦勝、■は不戦敗を意味する。通常の勝ちを示す○、通常の負けを示す●とは区別されるが、どちらも最終成績の勝敗数に反映される。
まとめ:相撲の勝敗を正しく理解するための判断基準
相撲の勝敗は、相手を土俵外へ出すか、足の裏以外の体の一部を先に土俵につけることで決まる。ただし、送り足やかばい手などの例外があり、土俵際では行司の軍配だけでなく審判委員による物言いの協議も重要になる。
星取表を読む際は、○が勝ち、●が負け、□が不戦勝、■が不戦敗という基本を押さえておきたい。幕内・十両は15日間で15番を戦い、8勝以上が勝ち越し、8敗以上が負け越しの目安となる。
また、決まり手は82手あり、押し出しや寄り切りのような基本技から、珍しい反り手や捻り手まで幅広い。技の名前と実際の勝負結果を結びつけることで、取組の見どころも増えていく。
2026年の直近の確定結果は、大の里が12勝3敗で幕内優勝を果たした九月場所だ。次の九州場所は11月8日に初日を迎える。今後の大相撲では、幕内・十両の星取表を日々確認しながら、勝ち越し争い、優勝争い、際どい判定、決まり手の違いに注目すると、取組をより深く楽しめる。
主な根拠資料: 日本相撲協会公式サイト「令和八年九月場所 優勝力士・三賞力士」「星取表」「決まり手八十二手」「大相撲クイズ」、スポーツナビ「2026年本場所日程」、ABEMA TIMES「2026年九月場所取組結果」。