【2026年最新結果】旭化成は9位、連覇を逃した第70回大会の全記録

目次

2026年1月1日に群馬県で開催された第70回全日本実業団対抗駅伝競走大会は、40チームが参加する記念大会となった。旭化成は前回王者として連覇を目指したが、最終順位は9位だった。

優勝したのはGMOインターネットグループ。総合タイムは4時間44分00秒で、大会新記録を樹立した。

2026年大会の上位結果

旭化成ニューイヤー駅伝
順位 チーム 総合タイム
1位 GMOインターネットグループ 4時間44分00秒
2位 ロジスティード 4時間46分27秒
3位 トヨタ自動車 4時間47分12秒
8位 Honda 4時間48分38秒
9位 旭化成 4時間48分44秒

大会結果はTBSテレビの公式速報および駅伝リザルトの記録で確認できる。

旭化成の7区間別成績

2026年大会で実際にタスキをつないだ7選手と、それぞれの区間タイムは次のとおり。

区間 出場選手 区間タイム 区間順位
1区 長嶋幸宝 34分29秒 10位
2区 相澤晃 1時間02分16秒 12位
3区 山本歩夢 44分27秒 26位
4区 亀田仁一路 21分07秒 13位
5区 大六野秀畝 47分07秒 11位
6区 市田孝 33分48秒 17位
7区 井川龍人 45分30秒 2位

注目したいのは、アンカーの井川龍人が区間2位の好走を見せた点だ。

45分30秒で走り切り、チームの順位を押し上げる走りを披露した。一方、3区の山本歩夢は区間26位となり、上位争いに向けて苦しい区間となった。

駅伝は一人の選手の好走だけで順位が決まる競技ではない。各区間の順位を積み重ねる必要があるため、エースの配置だけでなく、チーム全体の安定感が問われる。

2025年と2026年の違い

2025年の第69回大会では、旭化成が4時間47分32秒で優勝。Hondaとのアンカー勝負を制し、5年ぶりの王座を獲得した。

ところが2026年は9位に後退した。

この結果だけを見てチームの競技力が大きく低下したと判断するのは早い。2026年は出場40チームによる記念大会で、GMOインターネットグループが大会記録を更新するなど、優勝争いの水準そのものも高かった。

旭化成にとっては、伝統的な強さを維持しながら、新しい戦力をどう組み合わせるかが次の課題となる。

【歴代優勝回数】旭化成は通算26回!強さを支えたチームの歴史

旭化成駅伝の最大の特徴は、長期間にわたって優勝争いを続けてきた実績にある。

2025年の優勝によって、旭化成のニューイヤー駅伝通算優勝回数は26回となった。これは2026年大会終了時点でも歴代最多の記録である。

旭化成の歴代優勝年度

月刊陸上競技の歴代優勝チーム一覧を基に整理すると、優勝年度は次のとおり。

- 1960年代:1964年、1965年、1966年、1968年
- 1970年代:1973年、1975年、1978年、1979年
- 1980年代:1980年、1981年、1982年、1983年
- 1990年代:1990年、1991年、1992年、1993年、1994年、1995年、1997年、1998年、1999年
- 2010年代:2017年、2018年、2019年
- 2020年代:2020年、2025年

合計26回となる。

旭化成駅伝の歴史を理解するための関係年表

旭化成陸上部とニューイヤー駅伝の関係を整理すると、次のようになる。

年代・項目 主な出来事 意味・関係
1946年 旭化成陸上部創部 宮崎県延岡市を拠点とする競技チームの出発点
1964年 初優勝 全日本実業団駅伝で初の頂点
1965~1983年 優勝を積み重ねる 実業団駅伝の名門として定着
1990~1999年 1996年を除き優勝 1990年代の強さを象徴する時代
2017~2020年 4連覇 現代の旭化成を代表する黄金期
2025年 26回目の優勝 歴代最多記録を更新
2026年 第70回大会で9位 連覇ならず。創部80周年の節目

1990年代から2020年代まで続く強さ

旭化成の実績で特に目立つのは、1990年代の継続的な優勝と、2017年から2020年までの4連覇だ。

駅伝では、単年で優秀な選手を集めるだけでは長期的な優勝を実現できない。

選手の育成、世代交代、故障への対応、区間配置、チーム内の競争など、複数の要素がかみ合う必要がある。

旭化成が長期間にわたり優勝を重ねた背景には、陸上部としての育成基盤と競技に集中できる環境がある。

旭化成陸上部を代表する歴史的な実績

駅伝だけでなく、旭化成陸上部はマラソンや国際大会でも実績を残してきた。

代表的な選手として知られるのが森下広一だ。1992年のバルセロナオリンピックで男子マラソン銀メダルを獲得した。

旭化成公式の陸上部紹介でも、この実績はチームの歴史を象徴する出来事として紹介されている。

ニューイヤー駅伝の優勝回数だけでなく、世界大会に選手を送り出してきたことも、旭化成陸上部の存在感を支える重要な要素だ。

【2026年の出場選手・メンバー】注目選手と監督を紹介

2026年大会で旭化成が登録した選手は12人。TBSテレビの出場チーム情報には、選手の名前と生年月日、チームの紹介が掲載されている。

2026年大会の登録メンバー

選手名 選手としての注目ポイント
キプルト・エマニエル・キプロプ ケニア出身の長距離選手
長嶋幸宝 1区を担当
山本歩夢 3区を担当
亀田仁一路 4区を担当
葛西潤 東京世界陸上1万m代表
井川龍人 7区を担当
齋藤椋 登録メンバー
相澤晃 2区を担当
土方英和 登録メンバー
茂木圭次郎 登録メンバー
大六野秀畝 5区を担当
市田孝 6区を担当

ここで注意したいのは、登録メンバー全員が実際に出走するわけではないことだ。

12人の登録選手と、当日にタスキをつないだ7人は区別して確認する必要がある。

また、2026年大会の選手情報を2027年大会の出場選手情報として扱うこともできない。年度ごとに登録内容は変わる。

2026年大会で注目された選手

葛西潤

東京世界陸上の男子1万m日本代表として紹介された選手。旭化成の中長距離を担う存在で、2026年大会でも注目メンバーの一人だった。

長嶋幸宝

2025年大会では1区区間賞を獲得。2026年大会でも1区を任され、34分29秒で区間10位となった。

井川龍人

2025年大会の優勝メンバーでもあり、2026年大会では7区を担当。区間2位という結果を残した。

この3選手は、旭化成の若い世代を代表する注目選手として押さえておきたい。

旭化成駅伝の監督は三木弘

2026年大会の旭化成監督は三木弘(みき・ひろし)。

旭化成は2025年2月27日、監督交代を正式発表した。三木氏は同年4月1日付で西村功氏に代わって新監督に就任している。

三木監督は1994年に旭化成へ入社し、陸上競技部に入部。2023年6月にはヘッドコーチに就任していた。

現役時代にはマラソンでも実績を残している。

- 1998年:びわ湖毎日マラソン4位、2時間10分01秒
- 1999年:東京国際マラソン2位、2時間08分05秒

監督交代と同時に、長年チームを支えてきた宗猛氏は総監督を退任し、陸上競技部顧問に就任。西村功氏もスペシャルアドバイザーとしてチームを支える体制となった。

長い歴史を持つチームにとって、指導体制の継承は競技力を維持するうえで重要なテーマだ。

【区間記録を徹底解説】群馬県の100kmコースと大会記録

ニューイヤー駅伝は、正式名称を「全日本実業団対抗駅伝競走大会」という。

2026年の第70回大会は、群馬県庁を発着点とする7区間100kmのコースで開催された。

大会は1957年に三重県伊勢市で始まり、1988年から群馬県へ開催地を移している。元日開催の駅伝として定着したのも、この時期からだ。

2026年大会の7区間と距離

区間 コース 距離
1区 群馬県庁~高崎市役所 12.3km
2区 高崎市役所~伊勢崎市役所 21.9km
3区 伊勢崎市役所~三菱電機群馬工場 15.3km
4区 三菱電機群馬工場~太田市役所 7.6km
5区 太田市役所~桐生市役所 15.9km
6区 桐生市役所~伊勢崎市西久保町 11.4km
7区 伊勢崎市西久保町~群馬県庁 15.6km

2026年大会で更新された各区間の大会記録

旭化成の区間成績と、大会全体の区間記録は混同しやすい。

大会記録は、各区間で全チームの選手が出した最速タイムを基準にする。旭化成の選手が記録したタイムだけを指すものではない。

2026年大会終了時点の大会区間記録は次のとおり。

区間 記録 選手・所属
1区 34分16秒 マーティン・マサシ(スズキ)
2区 1時間01分01秒 吉田響(サンベルクス)
3区 42分53秒 篠原倖太朗(富士通)
4区 20分32秒 ダパッシュ・ラファエル(JR東日本)
5区 46分00秒 太田蒼生(GMOインターネットグループ)
6区 32分27秒 嶋津雄大(GMOインターネットグループ)
7区 45分23秒 並木寧音(SUBARU)

1区の記録は第51回大会のものだが、2~7区は第70回大会で新たに記録されたタイムとなっている。

旭化成の選手が狙うべき区間とは?

駅伝の勝敗を考えるとき、注目されるのが各チームのエース区間だ。

特に2区は21.9kmと最長距離で、選手の持久力と安定したペース配分が求められる。

一方、4区は7.6kmと短く、スピードを生かした走りが重要になる。

旭化成のような総合力の高いチームは、長距離区間で大きな遅れを出さず、短距離区間でも着実に順位を維持することが優勝争いにつながる。

2026年の結果を振り返る場合も、単純な区間タイムだけではなく、区間順位とチーム全体の順位変動を組み合わせて見ることが大切だ。

【混同に注意】旭化成陸上部と旭化成ホームズは別の事業

「旭化成ニューイヤー駅伝」を検索すると、旭化成ホームズの住宅情報が一緒に表示される場合がある。

しかし、駅伝の情報を調べる際には、この2つを明確に区別する必要がある。

旭化成陸上部とは?

旭化成陸上部は、旭化成株式会社の企業スポーツ組織だ。

- 創部:1946年
- 活動拠点:宮崎県延岡市
- 主な競技:長距離走、マラソン、競歩など
- 代表的な大会:ニューイヤー駅伝、各種陸上競技大会

2026年は創部80周年に当たる節目の年でもある。

旭化成ホームズとは?

旭化成ホームズ株式会社は、旭化成グループの住宅事業を担う会社である。

主力商品として知られるのが、戸建住宅のヘーベルハウスだ。

また、1989年に発売されたDEWKS向け商品など、住宅市場に関する事業展開でも知られている。

DEWKSは、子育てをしながら共働きを続ける夫婦・世帯を表す言葉で、駅伝競技とは関係がない。

両者の違いを整理すると、次のようになる。

項目 旭化成陸上部 旭化成ホームズ
主な役割 陸上競技・選手育成 住宅事業
主な活動 駅伝、マラソンなど 戸建住宅、住宅関連事業
関連する名称 ニューイヤー駅伝 ヘーベルハウス
活動の中心 宮崎県延岡市 住宅事業の展開
所属関係 旭化成株式会社の陸上競技部 旭化成グループの住宅事業会社

つまり、両者には旭化成グループという企業上のつながりがあるものの、事業内容は異なる。

ニューイヤー駅伝の結果や選手名を調べるなら、旭化成陸上部の公式情報を参照する必要がある。

【2027年に向けた最新情報】旭化成の巻き返しを占うポイント

2026年11月1日時点で、直近の確定したニューイヤー駅伝の結果は第70回大会のものだ。

次の第71回大会に向けては、地区予選、登録選手、区間エントリーなどの情報を順番に確認する必要がある。

特に注目したいのは、次の3点だ。

1. 若手選手の成長

長嶋幸宝、山本歩夢、井川龍人らは、2026年大会でも実際に出走した選手だ。

若手の成長は、長期的なチーム力を左右する。

ただし、2026年大会の登録メンバーがそのまま翌年の出場メンバーになるわけではない。所属選手の状況や大会直前の選手登録を確認したい。

2. エース区間の配置

駅伝では、選手の実力だけでなく、どの区間に配置するかも大きな意味を持つ。

長距離区間を任せられる選手が複数いる場合、チーム全体の戦略にも幅が生まれる。

旭化成が再び優勝を狙うなら、長距離区間での安定感と後半の追い上げが注目点になる。

3. 指導体制とチームの成熟

三木弘監督のもとで新体制が始まった旭化成陸上部。

歴代26回の優勝実績は大きな財産だが、過去の実績だけで次の大会の勝利が保証されるわけではない。

2025年の優勝と2026年の9位という結果を踏まえ、選手の育成とチーム編成がどのように進むかが見どころとなる。

最新情報を調べる際には、旭化成株式会社の陸上部公式発表、TBSテレビの大会情報、地区予選の公式記録を優先すると、選手の所属変更や登録情報の取り違えを防ぎやすい。

【旭化成ニューイヤー駅伝】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:旭化成のニューイヤー駅伝の優勝回数は何回?

A1:2025年大会の優勝によって通算26回となった。2026年大会終了時点でも歴代最多記録を保持している。

Q2:旭化成は2026年のニューイヤー駅伝で何位だった?

A2:2026年1月1日の第70回大会で9位。総合タイムは4時間48分44秒だった。

Q3:2026年の旭化成の駅伝監督は誰?

A3:三木弘監督。2025年4月1日付で就任した。前任の西村功氏はスペシャルアドバイザーを務めている。

Q4:旭化成陸上部はいつ創部された?

A4:1946年。2026年に創部80周年を迎えた。活動拠点は宮崎県延岡市。

Q5:旭化成の2026年大会のアンカーは誰?

A5:井川龍人。7区を45分30秒で走り、区間2位を記録した。

Q6:ニューイヤー駅伝の正式名称は?

A6:「全日本実業団対抗駅伝競走大会」。群馬県庁を発着点とする7区間100kmの大会として知られている。

Q7:旭化成ホームズと旭化成陸上部は同じ組織?

A7:同じ組織ではない。旭化成ホームズは住宅事業を担うグループ会社であり、旭化成陸上部は旭化成株式会社の企業スポーツ組織である。

まとめ:旭化成の26回の優勝実績と次の駅伝に注目

旭化成ニューイヤー駅伝の歴史を振り返ると、1946年創部の陸上部が長年にわたって日本の実業団駅伝をけん引してきたことが分かる。

2025年には通算26回目の優勝を達成し、歴代最多記録を更新。一方、2026年の第70回大会は9位という結果になり、連覇は実現しなかった。

2026年大会では、井川龍人の7区区間2位をはじめ、選手それぞれの走りに見どころがあった。今後は三木弘監督の指導体制のもと、若手の成長やエース区間の配置、チーム全体の総合力が注目される。

情報を調べる際は、旭化成陸上部の公式情報と大会公式リザルトを基準にし、登録メンバーと実際の出走選手、旭化成の区間成績と大会全体の区間記録を区別することが大切だ。

旭化成ホームズの住宅事業情報と駅伝の競技情報を混同せず、歴代26回の優勝を誇る名門チームが次の大会でどのような走りを見せるか、引き続き注目したい。