【幕内優勝の実績】阿炎は2022年11月場所でどのように頂点に立ったのか?

目次


2022年11月場所

12勝3敗

阿炎相撲

幕内初優勝
西前頭九枚目・敢闘賞

阿炎のキャリアを語るうえで欠かせないのが、2022年11月場所の幕内優勝だ。当時の阿炎は西前頭九枚目。横綱や大関が並ぶ上位陣ではなく、平幕の位置から優勝争いに加わった。

千秋楽を迎えた時点で阿炎は11勝3敗。単独トップの高安を追う立場だったが、本割で高安との直接対決を制し、12勝3敗で優勝決定戦に進んだ。

優勝決定戦は、阿炎、高安、大関・貴景勝による巴戦となった。阿炎はこの3人による決定戦を勝ち抜き、念願の幕内初優勝を達成した。

スポーツニッポンの2022年11月27日付報道によれば、3人による優勝決定巴戦は1994年春場所以来、28年ぶりだった。単に15日間の成績で優勝しただけでなく、最後の直接対決と決定戦を勝ち抜いたことが、この優勝の価値を高めている。

この場所では敢闘賞も受賞。日本相撲協会の公式記録にも、12勝3敗、幕内優勝、敢闘賞が記載されている。

出典:日本相撲協会公式記録、スポーツニッポン2022年11月27日付報道。

最高位は関脇!大関・横綱への昇進とは別の評価が必要

阿炎の最高位は関脇。2022年3月場所に新関脇となり、その後も三役で実績を残した。

特に2024年5月場所は西関脇で10勝5敗を記録。同年7月場所も東関脇で8勝7敗と勝ち越している。さらに2024年11月場所には東前頭三枚目で11勝4敗を挙げ、殊勲賞を受賞した。

ただし、関脇と大関は昇進条件が異なる。幕内優勝経験があることと、大関に昇進することは同じ意味ではない。阿炎は優勝力士であり、関脇経験者でもあるが、最高位は関脇のままだ。

この点は、阿炎の実績を正しく理解するうえで押さえておきたい。優勝経験を持つ実力者であることと、番付上の最高位は、それぞれ別の指標として見る必要がある。

出典:日本相撲協会公式「過去の星取表・戦歴」。

【プロの結論】阿炎の今後を左右する3つの評価ポイント

2026年の阿炎を評価するとき、過去の幕内優勝だけを基準にするのは十分ではない。現在の番付、直近の勝敗、得意技の機能という3つの観点から見る必要がある。

1.立ち合いから自分の距離を作れるか

阿炎の最大の持ち味は突き・押しだ。相手に組み止められる前に自分の攻めを展開できれば、押し出しや突き出しにつながりやすい。

反対に、相手に懐へ入られたり、前進を止められたりすると、得意の攻めを十分に発揮できない展開も考えられる。11月場所では、立ち合いからどれだけ先手を取れるかを観察したい。

2.15日間を通して勝ち越しを安定させられるか

2026年の成績は、10勝5敗、4勝6敗5休、5勝10敗、7勝8敗、8勝7敗と推移している。9月場所で勝ち越しに戻したことは前向きな材料だが、年間を通した安定性という点では課題も残る。

特に注目したいのは、連勝後に連敗を重ねないことだ。9月場所でも4連勝を記録した一方、終盤には2連敗を経験した。好調な流れを千秋楽まで維持できるかが、今後の番付上昇を考えるうえで重要になる。

3.上位力士との対戦で結果を残せるか

関脇まで昇進し、幕内優勝も経験した阿炎には、上位力士と戦ってきた実績がある。今後、さらに上の番付を目指すなら、前頭下位での勝ち越しに加え、上位との対戦でどのような内容を見せるかも評価材料になる。

前頭十二枚目という現在の位置から、すぐに三役復帰を断定することはできない。まずは安定した勝ち越しを続け、番付を上げる足場を作れるかが現実的な見どころだ。

阿炎の相撲を見るのに向いている人・判断基準

阿炎の取組は、次のような観点で見ると楽しみ方が広がる。

- 突き押しの攻防を楽しみたい人:立ち合いの鋭さや、相手を土俵際まで運ぶ足運びに注目。
- 決まり手を覚えたい人:押し出し、突き出し、叩き込みの違いを見ながら取組を観戦。
- 番付の変動を追いたい人:勝ち越し・負け越しと翌場所の番付の関係を確認。
- 優勝争いを中心に見たい人:過去の優勝実績だけでなく、直近の成績や対戦相手を踏まえて判断。

一方、過去の優勝経験だけで現在も優勝候補だと判断するのは早計だ。2026年の成績には負け越しも含まれており、現状はまず幕内で安定した成績を残すことが求められる段階にある。

【よくある質問】阿炎相撲に関するFAQ

Q1:阿炎の2026年11月場所の番付は何枚目ですか?
A1:西前頭十二枚目です。2026年9月場所の西前頭十三枚目から一枚上がりました。

Q2:阿炎の2026年11月場所の成績は何勝何敗ですか?
A2:2026年10月31日時点では場所が始まっていないため、成績は未確定です。日本相撲協会の公式プロフィールでは0勝0敗と表示されています。初日は11月8日、千秋楽は11月22日の予定です。

Q3:阿炎の2026年9月場所の成績は?
A3:西前頭十三枚目で8勝7敗でした。千秋楽に錦富士を叩き込みで破り、勝ち越しを決めています。

Q4:阿炎の得意技は何ですか?
A4:日本相撲協会の公式プロフィールでは突き・押しとされています。決まり手の傾向では押し出し36%、叩き込み21%、突き出し10%です(過去6場所の集計)。

Q5:阿炎は幕内優勝を何回していますか?
A5:幕内優勝は1回です。2022年11月場所に12勝3敗を記録し、貴景勝、高安との優勝決定巴戦を制して初優勝しました。

Q6:阿炎の最高位は大関ですか?
A6:いいえ。最高位は関脇です。2022年3月場所に新関脇となり、2024年にも関脇を務めています。

Q7:阿炎の本名と所属部屋は?
A7:本名は堀切洸助(ほりきり・こうすけ)。所属部屋は錣山部屋で、出身地は埼玉県越谷市です。

まとめ:阿炎の現在は勝ち越しから再浮上を目指す段階

阿炎政虎は、2022年11月場所の幕内優勝と関脇への昇進を経験した実力者だ。得意技の突き・押しを軸に、押し出しや叩き込みで勝利を重ねる相撲が持ち味となっている。

2026年9月場所は8勝7敗で勝ち越し、11月場所は西前頭十二枚目に番付を上げた。年間成績には波があるものの、直近の場所で白星を先行させたことは、次のステップにつながる結果だ。

2026年11月場所は11月8日に始まる。初日の立ち合い、得意の突き押しがどれだけ機能するか、そして15日間を通じて安定した成績を残せるか。これらが今後の阿炎を見極める重要なポイントになる。

過去の幕内優勝という実績と、現在の番付で求められる結果。その両方を踏まえて取組を見ることで、阿炎相撲の魅力と今後の可能性をより深く理解できるはずだ。

主な情報源:日本相撲協会公式サイト「阿炎政虎・力士プロフィール」「過去の星取表」「決まり手八十二手」「令和8年本場所日程表」、スポーツニッポンの2022年11月27日付優勝報道。